私の教室では、部活帰りの中学生の生徒さんから「せんせー、お腹空いて集中できませんー」という声をよく聞きますが(笑)、
実は空腹状態の方が、集中力が高まるって知っていましたか?
 
今回は「勉強の集中力を高める食事の取り方とは?」についてお伝えさせていただきます。
 

 

満腹状態では集中できない

 
給食の後の授業って、必ずと言っていいほど眠気が来ますよね? 大人も、昼ご飯の後って仕事中でも眠くなったりします。
 
これは、消化のためにパワーが使われるので、血液が胃を中心とした内臓に多く送られ、脳に回る血液が減ってしまうためです。
 
また、満腹になると、セロトニンという脳内物質が分泌されるのですが、この物質は、体を睡眠に導入させる時に分泌されるメラトニンという物質を出させてしまう働きがあるのです。
 
つまり、満腹状態で出る脳内物質が、睡眠導入の役割を持つ別の物質の分泌と連動されているんですね。
 
このため、お腹いっぱいに食事をすると、しばらくして、頭がぼーっとなり眠気が訪れる、という事態になるのです。
 
 

空腹時の勉強は記憶力が高まる!

 
満腹状態では行動の質が落ちるのは、なんとなく理解できたと思いますが、実は空腹状態の方が、記憶力が向上するという実験データもあるのです。
 

空腹時に勉強の強い味方が!

 
人が空腹状態の時には、グレリンというホルモンが分泌されます。
これは、「今、空腹ですよー!食欲をたくさん出しますよー!」と体中にお知らせする働きがあるのですが、このホルモン、食欲を増進させる働きだけではなく、記憶力を高めてくれるという嬉しい働きもあるのです。
 
ちなみに、少し前に流行った「空腹が人を若返らせる」という話も、このグレリンが関わっています。
 
つまりグレリンは、食欲をONにする働きだけではなく、成長ホルモンを分泌させたり、記憶力を高めたり、若返り遺伝子(サーチュイン遺伝子)の働きをONにしたり、、と様々な働きをするのです。
 
 

勉強の前ではなく後に食べる

 
お腹がいっぱいになると頭がぼーっとして眠くなる。お腹が空いているとグレリンが分泌される。
このことからも、食事の後に勉強するよりも、食事の前に勉強した方が、集中力や記憶力が高まる、ということです。
 
 
 

飢餓状態で集中力のスイッチがON

 
 
人間の遺伝子は、飢餓状態になるといろいろな機能がONになるよう設計されています。
「飢え」というのは、そのままいくと、生命の危機にさらされるので、何としてもそれを避けようと、あらゆる能力がONになるわけです。
 
つまり空腹時は、「何としても食べ物を見つけ、生命を維持する」という目的が最優先になるので、集中力や緊張感が高まりますし、獲物が突然現れた時に、素早く判断し動けるように、脳も体もキレッキレになるわけです。
 
普段の生活で「お腹が空いたなー」というくらいでは、そこまでの危機感はないですが、それでも、3食の美味しいご飯を、たっぷり食べている時よりも、空腹時の方がより高い集中力が得られることになります。
 
 

勉強の集中力を高める食事の仕方

 

適度な空腹状態で勉強

 
これまでお伝えしてきたように、満腹状態や食事の直後に勉強するよりも、ある程度の空腹状態の方が、記憶力や集中力を最大限に引き出せます。
 
お腹が空いていると、そのことに意識がいってしまって集中できないと思うかもしれませんが、極限まで空腹ではないのであれば、とりあえず勉強をスタートしてみてください。
 
たいていは、本当に体が食事を欲している、というよりは、「食べないと勉強に集中できない」という思い込みで、食欲が刺激されているだけ、ということが多いのです。
 
もちろん、激しい部活を終えた直後に勉強するような場合は、野菜・チーズ・果物・ナッツなどのようなあまり消化にエネルギーを使わないような食べ物で、エネルギーを補ってから勉強をスタートしても構いません。
 
が、部活後の空腹感に任せてガツガツ食事してしまうと、確実に勉強のパフォーマンスは低下する、と覚えておきましょう。
 

「勉強の後に食事」をモチベーションにする

 
適度な空腹状態で、集中力や記憶力が発揮される、とお伝えしましたが、この他にも「勉強の後の食事」をモチベーションとして利用することができます。
 
食事の前に30〜60分勉強することで、空腹状態での集中力に加えて、「よし!これが終わったら、ご飯だ!」というモチベーションも高まるので、いい相乗効果が出ます。
 
60分以上に時間を伸ばすと、このモチベーションが続かなかったり、空腹感の方に負けてしまったりするので、この辺は、実際に試しながら調整してみてください。
 
 

週末の勉強では?

 
平日、部活が終わってからの貴重な勉強時間を、睡魔との闘いで浪費しないためにも、「適度な空腹感」「勉強の後に食事」をぜひ取り入れてみてほしいのですが、では、時間に余裕のある休日は、どんな点に気をつければいいでしょうか?
 
普段忙しい人は特に、時間のある休日こそダラダラ過ごしがちなので、こちらの記事に書いてあるように「50分勉強ー8〜10分休憩、50分勉強ー8〜10分休憩、30分勉強」というサイクルで集中して勉強してみてください。
 
その際、10分の休憩中に少量の食事をとるのはオススメです。
 
えっ?空腹状態がいいんじゃなかったの?と思われるかもしれませんが、上記のように、普段より長い時間を集中すると、かなりのエネルギーを消費します。
 
次に勉強に戻る時に、エネルギー切れになってしまうこともあるので、先ほど書いたような、野菜・チーズ・果物・ナッツなど、軽く食べれる物でエネルギーを補給することで、長時間集中を維持することができます。
 
ただし、いくら「少量の食事」と言っても、スナック菓子やジャンクフードなどは避けるようにしましょう。
 
そして言うまでもありませんが、中学生というのは、まだまだ育ち盛りですので、極端な食事制限はよくありません。
「 適度な空腹状態」で勉強する、ということが大切です。
 
 
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