ちょっと難しい年頃の中学生。”ああ言えばこう言う”の年齢ですからね(笑)
 
やる気を出して勉強してほしいけど、どんな声かけをすればいいか分からない時もありますよね。
 
今回は、私が教室で実践していることも絡めて「勉強のやる気が出ない中学生への声かけについて、お伝えさせていただきます。

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認めて励ます

 

「知っているよ」で安心する

 
大人でも状況を認めてもらった上で褒められると嬉しいし、やる気が出ますよね。「知っててくれているんだ」そう感じるだけで、安心するし、がんばろうと思えるものです。
 
 
大人目線で見ているとどうしても、『早く取り掛かればいいのに、、』『ダラダラしてた時間に終われるじゃん!もう!』と思ってしまいますが、まずは子どもの状況を「知っているよ」ということを伝えるのは大切です。
 
認めるというのは難しいことじゃなくて、「知っている」ということでじゅうぶんです。
「ちゃんと分かってるよ」「見ているよ」、このスタンスで励まされるのと、「またダラダラして、、」と一方的に上から言われるのとでは、大きな違いです。
 
 

励ます・提案する

 
お子さんの状況をちゃんと知って、それを伝えた上で、
 
「部活終わってから、宿題に取りかかるのって、えらいね!よし!疲れてるからこそ、集中してやろう?」と励ましてあげる。
 
「今度のテスト範囲どこまで? 取り掛かりやすい教科から手をつけてみたら?」と提案してあげる。
 
基本的には”コミュニケーションをとる”というスタンスで声かけをすると、やる気を自然に引き出せます。
 
 

「関心」が基本

 
ちょっと面白いデータがあります。
 
・「勉強しなさい」と声をかける→小1:84.9%中1:82.5%
・学校の宿題を手伝う、内容を知っている→小1:55.0%中1:20.8%
 
子どもが中学生になると、言葉では「早くやりなさい」と言いながら、どんな勉強なのかの関心はない。という淋しい数字ですね(笑)
 
声かけの基本は、「関心をもつこと」です。
お年頃だし、どうやって声かけしたらやる気が出るのか分からない。そういうときは、ただ関心をもつだけでもいいと思いますよ!
 
 
 

効き目抜群の言葉

 

「さすがだね」という言葉

 
私が教室で褒めるときによく使っている言葉で、これは効果が高いなぁ、と思う言葉があります。
 
それは「さすがだね」という言葉です。
と言っても、小手先のテクニックみたいに、むやみに乱用するのは逆効果ですが(笑)
 
ここぞというときに「うわ、がんばったね!さすがだなぁ」「さすが〜くんだな、この解き方が思いつくなんて!」と褒めると、子どものパワーがガラッと変わります。
すごく誇らしげな表情になるんです!
 

注視していないと使えない

 
さすがだね。という言葉は、「今回のことだけではなくて、それ以前のことも高く評価しているよ」というニュアンスがあるんですよね。
1章でお伝えしたような「知っていてくれてる」という意味が入っているのです。
 
 
ちょっと想像してみてほしいのですが、、、
「うわぁ、仕事早いね!」と言われるのと、「うわぁ、仕事早いね!さすがだね」と言われるのと、どちらがパワーが出ますか? 断然、後者じゃないですか?^^ 
2倍褒められたような気持ちになりますよね?
 
ただし、先ほども言ったように、むやみに使うと逆効果です。当てずっぽうで「さすがだね!」と言っても、その子の特性に合っていなければ、しらけてしまいますのでw
 
この言葉を使うためには「注視」することが前提です。その子がどんな特性を持っているのかを、普段からよく「注視」して、知っていなければ使えません。
 
そういった意味では、お母さんやお父さんが使うには、もってこいの言葉だし、これを親から言ってもらえると、かなり嬉しいと思います。
 
 
 

期待する

 

期待が「過剰すぎる」「皆無すぎる」の影響

 
中学生くらいになると、子どもにあまりにも過剰に期待しすぎる保護者も多いのですが、あまりにも期待していない(もしくは期待を表現し切れていない)保護者も多いのです。
 
テストを見せたら、お母さんなんて言ってた?と聞くと「あー、何も言わんよ。うちはあきらめられてるから(笑)」と笑いながら言う生徒も少なくありません。
 
 
「うちの子はまあ、70点取れればいいほうだな」「ま、こんなもんかな」その思いから出る言葉が、子ども自身の「セルフイメージ」を低くしていきます。
 
「自分はどうせ、このくらいだ」という自己規定は、子どものやる気を無くさせると同時に、自信も奪っていきます。
 
また逆に、子どもに過剰に期待しすぎて「なんで70点なの?! ほんとダメだね!」と叱ってしまうのも、同じことです。
お母さんの言葉で「自分はダメなんだ」という思いが植えつけられて、そこが限界線になります。
 
 

正しい期待は、やる気を引き出す

 
「子どもに期待をする」という言葉を使うと、どうしても教育ママ的に取られてしまうのですが、それは「過剰な期待を押し付ける」人が多いからです。
 
純粋な期待、って本来は、単純にパワーが出るんです。
というか、親や先生が子どもに期待しなくて、誰がするんですか!ww
 
単なる「点数」「成績」だけを期待するからおかしな意味に取られますが、
「きみならできるよ!」「きみのこと期待しているよ」と、子どもの力や可能性を純粋に信じることって大切です。
 
人間って、誰かに期待してもらったり、信頼してもらった時に、思わぬパワーが出るんです。
大人もそうじゃないですか?
 
子どもの可能性って、周りの誰かが制限したらそこまでなんです。
 
見返りを求めずにどんな結果でもブレずに、無邪気にその子の力を信じきる、期待してあげる。
 
そのことから生まれる「パワー」「やる気」って、ただの声かけとは比べものにならないですよ。
 
 
 
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