この春、中学生になったばかりの1年生の子どもさんたちは、「中学生は定期テストってものがあるらしいぞ」ということは知っていても、普段、それに向けてどういう勉強をすればいいのか、分かりませんよね?
 
今回は、「定期テストに向けて、普段の勉強からするべきこと」をまとめたので、お子さんと一緒に読んでみてください。

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定期テストに向けて、普段するべき2つのこと

 
 
結論から言うと、普段するべきことは次の2つです。
 
疑問点をなくすこと。定着させること。
 
これを普段からコツコツと取り組むように意識してみてください。
 
私はよく、家庭学習を「掃除」に例えるのですが、汚れてしまってからまとめて掃除しようとすると、やる気も出ないし、汚れも落ちにくくて大変ですよね。
その日の汚れは、その日のうちにサッと拭く。これが掃除の基本です。
 
勉強もまったく同じなんです。
ほったらかしにしておくと、テスト前に、大変なことになります(笑)
 
ではさっそく、授業中にすべきこと家庭学習ですべきことに分けて、書いていきますね。
 
 

授業中にすべきこと

 
当たり前ですが、授業に「1日の勉強エネルギー」のほとんどを使ってください。
 
せっかく毎日何時間も使っているのだから、ここでどれだけ吸収できるかに賭けてください。「チャイムが鳴るのを待っているだけ」の状態では、時間がもったいないです。
 

授業の冒頭で目的を掴む

 
その日の授業のテーマって、授業の最初の方で話されることが多いです。
大体の授業の流れは「昨日の復習→今日のテーマ→本編→まとめ」という流れなので、最初をちゃんと聞いて、「今日のメイン」を掴んでしまいましょう。
 
ここを掴むと、授業の流れを把握しやすくなります
 
特に、数学や理科は、「じゃあ、こういう場合はどうやって考えればいいと思う?」というように”問題提起”のカタチで「今日のテーマ」を示されることが多いので、それが来たら「あっ、これが今日のメインだな」と思ってくださいね。
 
 

「大事だぞ」を逃さない

 
もちろんですが、授業中に先生が言う「大事だぞ」の言葉は逃さないようにしましょう。
「ここ、テストに出るぞ」と言ってくれる親切な先生もいますが(笑)、そうじゃない場合でも、「大事だぞ」と言う・何回も強調する・赤いチョークを使う、などは逃さないことです。
 
ちなみに先ほどの「今日のテーマ」は「ここ大事だぞ」ということなので、先生が何も言わなくても今日のテーマの内容に差し掛かったら、一段と集中して聞いてください。
 
 

ノートは「後から思い出しやすくするため」

 
ノートをとるときに、黒板に書かれたことだけをきれいに書き写す人が多いと思うのですが、それではもったいないですね。
 
ノートをとる目的は、「後から読み返したときに、授業の内容を思い出せるようにするため」です。
 
なので黒板以外のことでも、先生がやたらと強調していたことは、書き足したり線を引いたり、☆印をつけたりしながらノートをとりましょう。
 
後からノートを見直すときのために、一言メモを書くのもコツです。授業の内容を思い出しやすいようにするのです。
私の生徒さんの中には、先生のたとえ話やギャグなどを一言でメモっておく、という子もいます(笑)
 
 
 

不明点に「?印」をつける

 
授業を聞いていて、不明なこと・スッキリしないことは「?印」をつけておきましょう。
授業ってどんどん進んでしまうので、そこで立ち止まって考え込んでしまうと、ハッと気づくと全てが分からなくなってしまいます。
 
それに、その時点で「?」と思っても、次の段階の説明を聞くと解決することもあるので、なるべく立ち止まらないことがポイントです。
 
ただし、「?」をつけた箇所は、個別で先生に聞きに行ったり、友だちに聞いたりして解決しておきましょう。
 
なんども言いますが、疑問点って、こまめに解決していけば理解も早いんです。
 
 

復習ですべきこと

 
 
 
1日に習う量って少ないので、その日に習った分はその日にサッと復習すれば、それほど負担にはなりません。
掃除と同じです(笑) まとめて一気にやるからなかなか進まないし、大変なのです。
 
そうは言っても普段の宿題もあるので、そんなに時間を取れない!という人がほとんどだと思いますので、サッとできるやり方をお伝えしますね。
 

その日のノートを読んで思い出す

 
基本的に普段の復習は、その日のノートを読み返して、授業を思い返すだけでOKです。
「あぁ、こんなこと言ってたな」と思い出すだけで、じゅうぶん効果はあります。簡単でしょう?
 
その時に授業中「?」をつけた箇所がまだ未解決なら、もう一度じっくり考えてみたり、ネットや参考書で調べてみてください。
 
それでも分からなかったら、次の日に先生に聞きに行ってくださいね。特に数学は、前の日の内容に積みあがっていくので、疑問点は早めに解決しましょう。
 
 

重要点を定着させる(宿題可)

 
その日の授業で習った重要点は、ぜひその日のうちに定着させておきたいところです。
定着とは、「使いこなせる」ということです。自宅学習で復習をするなら、このことに一番時間をかけるべきです。
 
え?そんな時間ないって?(笑)大丈夫ですよ。
 
「その日に習ったことの定着」ってその日の宿題とかぶってることがほとんどなんです、ラッキーなことに(笑)
 
なので、定着は宿題を使いましょう。
 
宿題が出ていない教科だけ、定着の時間を取ってください。例えば、その日に習った歴史の年号を覚える、などです。
教科書の太字とノートの赤字だけでいいので、10〜15分くらいで取り組んでみてください。
 
 

まとめ

 
 
長々と書きましたが、一番大切なのは、「授業にエネルギーを注ぎ込むこと」。これが一番効率がいいんです。得られるものが多い。
ここで、友だちとしゃべったり、ぼーっと過ごしたりすると、あとで余計な労力を使うことになります。
 
そして次に大切なのは、毎日の宿題に「少しだけ」プラスして、”疑問点をなくす””定着させる”こと。
 
毎日、少しずつでもこれをやっておくと、日々の授業の理解度も高くなるし、テスト勉強の負担も減らせます。
 
睡眠時間を削ってまで切り詰めてやらなくてもいいので、少しずつでも続けていきましょう!
 
 
 
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