大人になった今でこそ、勉強って楽しい!と思えますが、子どもの頃って苦痛でしかなかったですよね(笑)
どうせやるなら、できるだけ楽しいと思ってやってもらいたい。
私も普段の授業で思います。
 
今回は「勉強が苦手な子に、勉強が楽しいと思ってもらうには?」についてお伝えさせていただきます。
 

 

「できた!」を体験

 
大人もそうですが「できた!」という達成感があると、楽しくなりますよね!
趣味でも仕事でも、「できた!」という達成感を味わえてこそ、またがんばろう!と思えるものです。
 
子どもに「勉強、楽しい!」と思ってもらうためには、いかに達成感を味わわせてあげられるか、がポイントになってきます。
 
ただ、しょっちゅう100点を取るお子さんはいいけど、勉強が苦手なお子さんって、なかなか達成感を味わえないですよね? そういう場合は、ぜひ次の方法を参考にしてみてください。
 

プロセスを可視化する

 
テストで100点を取れた!成績表が上がった!などのように、多くの子どもたちは「結果」でしか達成感を味わっていません
 
そのため、達成感を味わうことが必要な勉強が苦手な子ほど、達成感を味わえなくなってしまいます。
 
それを解消するために、プロセスで達成感を味わえる工夫をお家の人がしてあげてください。
 
勉強のプロセスって、「テストで100点」というような目で見えるものではないですよね?なので、プロセスを可視化してあげるんです。
 
オススメなのが、勉強をしたページやカレンダーなどにシールを貼る、というものです。シールを貼るのは子どもっぽくて気恥ずかしい、という年齢のお子さまなら、カレンダーに印をつけたり、ワークの目次を塗りつぶしたりしてもOKです。
 
私の教室では、解き終わったワークのページの目次の欄を、色で塗ってもらっています。たったこれだけのことで、、と思うかもしれませんが、彼らは楽しみながら、自分からページを進めていくようになりました。
 
また、プロセスを可視化するのとあわせて、プロセスを褒める、ということもしてあげてください。
たいていの子どもたちは「結果」で褒められることばかりだと思うので。
 
 

以前は出来なかったことを書き出す

 
この方法は、セルフイメージを高める方法としても取り入れているのですが、「以前は出来なかったのに、今は簡単にできる」ということをひたすら書き出してもらうのです。
 
勉強以外のことでもOKです。
 
「前は小数のわり算ができなかったけど、今は簡単にできる」
「前は、自転車に乗れなかったけど、今は簡単にできる」
 
こんな感じで書き出した後、「楽勝!」「簡単!」などと前向きな言葉を添えてみましょう。
また、「今からやろうとしていることも、同じだ」と声に出してもらいます。
 
これをすることで、今できないことも、取り組めば「同じように」できるようになる!という強い気持ちになれます。
言ってみれば、過去の記憶を利用して、達成感を先に味わってしまうのです。
 
こういう気持ちで勉強に取り組むのと、「やだなー、宿題多いなー」という気持ちで取り組むのとでは、結果は雲泥の差になります。
 
 
 

自分で調べる

 
勉強が楽しいと思えないのは「できないから」ではなくて、自分からやりたいことではないのに「無理やりやらされているから」です。主体的ではないことって、楽しくないですよね。
 
自分がやりたいことなら、多少できなかったとしても、楽しんで取り組むことができるはずです。自分の中から湧き出る興味や好奇心って、それを追求していくこと自体、楽しくてしょうがないものなんです。
 
ですので、勉強に取り組む時には「自分で調べる」という姿勢が基本だと、伝えてあげましょう。
大人は、勉強を教えるのではなく、調べ方を補助してあげる、一緒に調べてあげる。そんな存在でいるのがベストです。
 
自分で調べたことがどんなに小さなことだったとしても、それが少しでも分かったときや解決したときというのは、「一方的に教えてもらった」のと比べ物にならないくらいの嬉しさ、楽しさがあります。
 
誰の力も借りず、自分で説明書を見ながら組み立てていったプラモデル作りが、特別に楽しいのと同じです。
 
 

仲間を作る

 
勉強そのものを楽しいと思えなくても、一緒に取り組む仲間がいると「楽しんで」取り組めるようになるものです。プロセスを楽しめるのです。
 
私の教室で、中2のお子さんだけのクラスがあるのですが、彼らはものすごく仲が良くて、私が何も言わなくても、勝手に自分たちで集まって「勉強会」を開いて、勉強を楽しんでいます。
ま、たまに勉強会という名の、息抜き会になっているようですが(笑)
 
自分一人で取り組んでいると、少しのことでくじけそうになったりしますが、同じ目的で集まった仲間がいると、自然とがんばれますよね。
 
今はLINEや、TwitterなどのSNSを使って、同じ目的の仲間を募ることも容易にできる時代ですからね!
 

快楽より充実感

 
よく高校球児がインタビューで「野球が楽しい」という言葉を使いますが、彼らはゲラゲラ笑うような楽しい練習をしているわけではないのです。
 
暑い日に一日中グランドにいて、ひたすら練習に練習を重ねているんです。
それでも、皆で目標を共有して、真剣に取り組むからこそ、「楽しい」と思えるのです。
 
「楽しい」というのは、快楽的な楽しさと充実感を伴う楽しさがあります。
 
前者は、その時は楽しいけど、決して長続きする楽しさではないのです。
一方、自分が夢中で取り組んで上達していったり、チームに貢献できるようになったりする充実感から来る楽しさは、生涯忘れることはありません。
 
また、世の中には、何もしなくても最初から楽しいもの、って、そんなにはないんです。
どんなことでも、思うようにいかなかったり失敗したりする中で、工夫をして改善して、自分から楽しんで取り組むことで、結果的に楽しくなっていくのです。
 
どんなことでも楽しめるんだよ。自分次第なんだよ。ということを、大人が自信をもって伝えられるかが鍵なんじゃないかな、と思います。
 
 

「今日」という日が、全て勉強

 
勉強って、「何を学んだか」も大切だけど、「どう学んだか」「それをどう活かすか」もすごく大切です。
 
WHAT(何)だけに焦点を当てていると、勉強って苦しいし、つまらないことも多いし、なんで使わないようなことを勉強しなきゃいけないんだろう?って思ってしまうと思います。
 
でも、本当に大切なのは、それを「どう学んだか?」「それをどう活かすか?」ということです。HOW(どう)の方に焦点を当ててみましょう。
 
 
ところで。
 
子どもにとっての勉強って、学校の授業・宿題・テストが全てだと思うのですが、本当は「毎日の生活で経験すること、全てが勉強」です。
 
生きていること全部が、勉強です。
 
今日見たこと、聞いたこと、初めて知ったこと、嬉しかったこと、人を傷つけたこと。数え切れないくらいのたくさんの経験が詰まった「今日」という日が、全て勉強です。
 
その中の一部に、学校で勉強することも含まれているのです。
 
 
おうちの人にぜひ、毎日子どもに聞いてほしい質問があります。
 
「今日、楽しかったことは何?」
「今日は、どんな楽しいことをした?」
 
 
今日という日は、一度だけです。日々は、この「一瞬を逃したらできなかった経験や学び」で、溢れています。
 
もちろん学校の勉強は、大切です。
でもそれは、二度と来ない「今日」という日の、かけがえのない経験の中の一部です。
 
今日は、どんな楽しいことをした? どんなふうに、学んだ?
 
まず大人の方が、そんなふうに大きく捉えることができたら、子どもは学ぶことの楽しさをもっと伸びやかに味わえるのかもしれないなぁ、、と最近思います。
 
 
 「大人になっても使わないことを、勉強する意味って何?」も併せて読んでみていただけたら、と思います。
 
 
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