昨日、中2の生徒さんに、こんな相談をされました。
 
「春休みの宿題を早く終わらせよう、って思ってるのに、モチベーションが続かないんですよ、、。
どうしたらいいですかね?」
 
私としては、「モチベーション」なんて言葉を知っていることに驚いたのですが(笑)。
 
今回は、この「モチベーション」についてお答えさせていただきます。

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ところでモチベーションて何?

 
 
そもそも、勉強でも仕事でもダイエットでも、モチベーションって言葉が多用されますよね!
なんとなく「やる気」とか「テンション」みたいな意味で使っていると思うのですが、そもそもモチベーションって何なのでしょう?
 
 

モチベーションとは?

 
モチベーションとは「人が行動する際の、動機付けや目的意識」のことです。
多くの人が「やる気」という意味で使っていると思いますが、行動を起こすための引き金、みたいな意味なんですね。
 
このモチベーションは、実は2種類あるんです。
 

「動因」と「誘因」

 
「動因」とは簡単に言えば、自分の内側にあるものがきっかけで行動を引き起こさせるものです。
例えば、「好きな子に振り向いて欲しいから、ダイエット頑張る!」というものです。
 
これに対して「誘因」というのは、自分の外側から行動を起こさせるもので、ダイエットの例で言えば、「部活の先生から、もっと痩せないとレギュラー外すぞと言われたから、ダイエット頑張る」というものです。(こんな先生いないと思いますがw)
 
 

「きっかけ」が強烈であればあるほど、行動は変わる 

 
「動因」であれ「誘因」であれ、きっかけが強烈であればあるほど、行動は変わるし持続しやすい、ということになります。
 
わかりやすい例が、「次のテストで20位以内に入ったら、お父さんがスマホを買ってくれると言ってくれた」というような場合です(笑)
 
強烈ですよねw もう、生まれ変わったように、ガムシャラに勉強しまくりますよね!
 
だから、「モチベーションが下がる、、」という言葉が出るということは、そもそものモチベーションが強くないのでは?と考えてみるといいかもしれません。
 
 
 

内的モチベーション(動因)を強くするには?

 

目的を明確にする

 
動因を強くするには、「なぜそれをやりたいのか」という目的を明確にすることです。
なんとなくダイエットしたい、というのと、「どうしても好きな子に振り向いてもらいたい」というのとでは、強度が全然違いますよね!
 
〜なので、これをしたい!
〜のために、これをしたい!
 
ここが強烈でないと、そもそものモチベーションが弱いので、初日は「やるぞ!」と思えても、日を追うごとに決意は薄らいでいきます。。身に覚えありますよね(笑)。
 
さて、なぜあなたは「春休みの宿題を早く終わらせるぞ」と思っているのでしょうか? 
 
 

可視化する

 
もともとの動因がある程度強くても、人間って「いつもと同じ状態」が大好物な生き物なので、数日経つと元の状態に引き戻されていきます。
「いつもの生活」「いつもの行動パターン」が居心地がいいのです。
 
なので、モチベーションを可視化してみてください。
 
可視化というのは、もともとは目に見えない現象を、「見える」ようにすることです。
 
モチベーションに具体的な数字を入れるのです。
 
例えば、「好きな子を振り向かせたいからダイエットしたい」ではなく、
「好きな子を振り向かせたいから、3か月以内に5kg痩せて、夏祭りにデートに誘う」というように、「締め切り日」「目標の数値」などを入れて、より具体的になるようにします。
 
そして、それを書き出して、目に見える場所に貼っておきましょう。文字通り可視化ですねw
 
 

外的モチベーション(誘因)を強くするには?

 
 
一般的に、動因よりも誘因は持続しない、と言われています。それは自分の内側から湧き上がったのではなくて、自分の外側からきっかけを与えられるからです。
 
ただし、強烈に強い誘因があります。それは「環境を変える」ということです。
 
例えば、たまたま勝ったような初出場の高校野球のチームが、試合を重ねるごとに、目に見えて成長していき、見違えるようなプレーをするようになった。というようなケースがありますよね?
 
「甲子園」という全国レベルの強豪が集まる環境に入ったことで、行動が引き上げられたのです。
 
勉強の場合で言えば、「一番勉強のできる人と一緒に勉強してみる」「家じゃなくて図書館で勉強してみる」「一番厳しい塾の短期集中講座を受けてみる」などのように、思い切って環境を変えてみるのは一つの手です。
 
 
 

「しなきゃいけない」よりも「したい」

 

 
難しいことをいろいろ書きましたがw
モチベーションってつまり、行動を引き起こす「火薬」みたいなものです。
 
「〜しなきゃいけない」というものに対して、爆発はなかなか起きませんよね?その火薬、湿気っていますよね?w
 
勉強でも、スポーツでも、恋愛でもなんでもいいので、あなたが「〜したい」というものこそが、モチベーションが爆発的に強くなるものです。
「モチベーションが下がらない方法ないですか?」なんて言ってられないくらい、思いっきり突き抜けられるんです。
 
 
勉強でもなんでも、まずは自分が「〜したい!」と思う目標に火薬を爆発させて取り組んでみる。
そのことで得られる経験とか自信を燃料にして、他のことにも挑戦できるようになる。
 
 「絶対、あの高校に受かりたい!」「次のテストでは、1位を取りたい!」「低い点数を笑った友だちを見返したい!」「春の大会で絶対優勝したい!」
 
なんでもいいです。
 
思わず行動したくなるような「したい!」と思うこと、ありますか?
 
 
 
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