中学生からの質問でよく聞かれるのが「国語ってどうやって勉強すればいいの?」というものです。
中には「えっ、国語って勉強するの?」というお子さんもいるほどです(笑)
 
普段の家庭学習やテスト勉強で、最も何をしていいか分からない教科、と言えるのではないでしょうか?
 
今回は「中学の国語の勉強法を変えるだけでできる、国語の点数の上げ方とは?」をお伝えさせていただきます。
 
 
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漢字は隙間時間にコツコツと

 
よく、国語のテスト勉強は漢字の練習くらいしかすることがない、という中学生がいますが、漢字の暗記こそ日々の勉強で取り組んでおくことが大切です。
 
これは、漢字だけではなく、数学の公式や英単語、歴史の年号などの暗記系全てに言えることですが、一度覚えたらそれで完了、ということはありません。
人間の記憶力は、そんなに持続しないので、「繰り返し練習すること」で自分の中に定着させるしかないのです。
 
毎日10〜15分くらいの隙間時間に、漢字はコツコツと練習しておきましょう。
 
 

予習で読解力をつける

 
 
国語の勉強で効果的なのは「予習」です。それも「次の日に習う1ページ分」の予習ではなく、新しい単元丸ごとを自分で読んでみる、という予習です。
少し時間がかかると思うので、週末など、いつもより少し時間に余裕があるときに取り組むのをお勧めします。
 
 

予習では「要約力」を鍛える

 
国語力の低い人のことをよく「読解力がない」という言い方をしますよね? まさしくこの「読解力」こそが、国語に強くなるためのポイントなのです。
 
読解力とは、簡単に言うと「つまり何を言っているのか?」を読み解く力のことです。言い換えると「要約力」ともいえるわけです。
 
きちんと要約ができていれば、流れや文脈を読み取って、筆者が一番言いたいことを理解する力が高い、ということになります。
 
読解力を鍛える方法については、こちらの記事で詳しくお伝えしているので、今回は簡略しますが、新しい単元を予習で読むときは、「つまりこの段落では何を言っているのか?」「この章で一番重要なことは何か?」ということに注意しながら読むことが大切です。
 
そして、間違ってもいいので、「ここが一番筆者の言いたいところだ」「これがこの単元で一番需要な箇所だ」というところに印をつけておきましょう。
 
また、国語の授業も、この視点を持って受けるようにしてください。
そんなの分からない、という人は、「この話を人に伝えるとしたら、どうやって伝えるだろう?」と考えてもOKです。
 
 

学校のワークを上手に使う

 
国語の予習の裏技をお伝えします。
それは、「学校のワークの問題を使う」ということです。と言っても、予習の段階で解きましょう、というのではありません、安心してください(笑)
 
学校のワークをどう使うのかというと、教科書本文の中の、ワークの問題で取り上げられている文章や言葉にあらかじめ印をつけておくのです。
 
例えば、「線(1)の言葉が具体的に説明されている部分はどこか?」という問題がワークにあったら、教科書の本文の同じ箇所に印をつけておきましょう。
 
ワークの問題というのは、その単元を「読み解く」上で重要な箇所が問題として取り上げられています。ということは、ワークの問題を教科書に移しておけば、授業のポイントをあらかじめ知っているのと同じことです。
 
問題を解くという姿勢で、授業を聞くことができるので、授業が分かりやすいのです。
 
 
 

国語の点数を上げるワークの解き方

 

根拠がない解答は「運まかせ」

 
国語のテストで点数が取れない、という人は、普段のワークの取り組み方を変えてみましょう。
国語はよく「数学みたいに答えが1つじゃないから分かりにくい」という人がいますが、国語の問題を解く上で大切なのが、「根拠を正しく見つけられるか?」ということなのです。
 
つまり、国語の問題の「正解」には、ちゃんと根拠があるのです。国語は、感覚的な教科のように思われますが、実は「なんとなく」という感性だけでは、国語の問題を解くことはできません。
 
「なんとなくこれかな?」で解いている人は、極端に言えば、運に任せて解いているようなものです(笑)
 

「根拠」のパターンを学ぶ

 
ワークやプリントの長文問題を解く時に、先ほどお伝えしたように「なんとなくこれかな?」という基準で解いた問題には、印をつけておきましょう。
 
それらは、自分で「根拠」が見つけられなかったということなので、たとえ正解だったとしても答えあわせの時に解説を読む必要があります。
 
答えあわせの時は、間違った問題と「なんとなく」で答えた問題の解説を何度も読んでみましょう。解説には、「なぜこの文が解答となるのか?」など、「なぜ」が説明されているはずです。
この「なぜ」というのが、根拠ということです。
 
そして、解説に書いてある「根拠」の箇所の本文に線を引いたり印をつけておきましょう。
 
解説をしっかり読んで「どんな根拠で正解を導くのか?」が理解できてくると、根拠を見つけるパターンのようなものが身についてきます。
 
「つまり」という言葉の後ろには、前の文章を簡潔にまとめたものが続いているはずだ、とか。
「このように」などの指示語が入っている時は、それより前の段落に詳しい説明や例があるはずだ、とか。
 
このような、根拠のパターンを身につけることで、教科書に載っていない問題でも、解けるようになっていきます。
ただし、根拠のパターンが身につくには、ある程度の量をこなさないとできません。逆に言うと、「国語の問題を解いて解説に書いてある「根拠」を本文の中から探し、印をつける」ということの数をこなしていけば、誰でも「根拠のパターン」は身につきます。
 
 

まとめ

 
国語は、どうやって勉強していいのか分からない。漢字の練習さえしておけば、なんとなく解けるだろう。
そういう人は多いと思います。
 
国語は「なんとなく」で解ける教科だと思われることも多いのですが、実は、きちんと本文中から「根拠」を見つけ出す力が必要な教科です。
 
そのためには、ワークを使いながら予習をする。実際にワークを解いたら必ず解説を読んで「根拠」をチェックする。ということが大切です。
 
 
実は国語は、勉強した分だけ確実に力がつく教科でもあります。
なぜなら、3章でお伝えしたように「パターン」が身につくからです。
 
 
ぜひ、この機会に、家庭学習に取り入れてみてください。
 
 
 
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