だいたい7割くらいの中学生が、部活が終わる中3の夏から本格的な受験勉強をスタートさせているようです。
 
理想的なスタート時期は、受験する高校のレベルや今現在の学力にもよりますが、
今回は、「高校受験の勉強は、いつから始めるのがいいか?」について、お答えさせていただきます。

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理想的なスタート時期は?

 

本格的なスタート時期

 
受験勉強のスタートは、早ければ早いほどいいというものでもありません。なぜなら中2の前半くらいまでの知識で解ける受験問題というのは限られてくるからです。
 
じゃあ、いつくらいからスタートしたほうがいいか?ということですが、、
 
本格的に受験勉強(受験問題)に取り組むのは、中3のGW明けくらいからが理想的です。
 
ほとんどの生徒さんは、部活引退のタイミングでスタートされますが、そのタイミングって実は誘惑が多すぎるのです。
 
部活を引退すると、今までにないほどの自由な時間が、いきなり手に入ります。
時間があればたくさん勉強できるように思えるかもしれませんが、時間がたくさんあるときほど、高い自己管理能力が必要です。
 
しかも、部活引退の後には、自由な時間が豊富にある「夏休み」が待っています。
 
「部活引退」「夏休み」この2大誘惑が揃っている季節に、本格的にスタートさせるには、進学塾に行くなどの環境を変えない限りなかなか難しいのです。
 
また、夏休みが終わると、体育祭や文化祭があって、なかなか受験モードに切り替えができないまま、気がついたら9月も終わる!ということは、よくあるパターンです。
 
ですので、その時期が来る前に、受験勉強をスタートさせておくのが、理想的です。
 
 
 

 中1・2年生が受験勉強するなら、、

 
中1・2の時期であれば、その時に習っている勉強をしっかり理解して定着させていくことが、そのまま受験勉強につながります。
 
とにかく、普段の勉強をコツコツ取り組むことだけに集中してOKです。
当たり前ですが、受験には中1・2の範囲からも多く出題されますので、「今やっていることが、受験勉強につながっている」と自覚して、取り組みましょう。
 
また、中1・2の時点でも、受験問題レベルの問題に触れておくことは必要ですが、これは都道府県レベルで行なわれている実力テストで経験できるので、それを使い倒しましょう。
 
こちらの記事でも書きましたが、テストを受けたら、受けっぱなしにするのではなくて、必ず見直し・解き直し・分析をするようにします。
その時は間違えた問題でも、次に似たような問題が出たら解けるようにしておくことです。
 
 

本格的な受験勉強をスタートさせるために

 
本格的な受験勉強をスタートさせるために、やっておくといいことをまとめてみました。
 

テストのファイリング+ノートの準備

 
過去のテスト問題がバラバラになっている人は、きちんと教科ごとにファイルに綴じるようにしましょう。
その時に、模範解答も一緒にファイルします。
 
過去のテストを解き直すことが、もっとも効率がいい受験勉強なので、いざ勉強をスタートさせる時に、もたもたしなくて済むように、あらかじめ準備しておきましょう。
 
また、テストを解き直すためのノートもあるといいでしょう。これに関しては攻略ノートの記事が役に立つと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
 

宿題+αの習慣化

 
最初の頃は、受験勉強と言っても、何をすればいいか分からないと思いますが、中身はともかく「宿題に+αさせる」という意識をまずは持ちましょう。
 
平日は、宿題+20分、土日は宿題+1時間、というように、取り組む時間を決めておきましょう。
 

高校に足を運ぶ

 
志望校がまだ定まっていなくても、休みの日などに実際に高校に行ってみるのはモチベーションが上がる方法です。
 
行きたい高校がある人はぜひ、早いうちに高校に足を踏み入れてみましょう。
また、夏休みなどにあるオープンスクールは、積極的に利用しましょう。
 
 

中3の5月以降は、こう取り組もう

 
 
中3の5月以降に受験勉強をスタートさせるのが理想だと書きましたが、では、具体的にどんなことからスタートすればいいのでしょうか?
 

平日は重要事項の覚えなおし

 
中3の5月くらいって部活も最高に忙しいと思うので、なかなか平日は時間を取れないと思います。
なので、平日は宿題を終えたら、20分だけ「暗記系」の復習に時間をとるようにしましょう。
 
中1・2で習った英語の重要熟語や、数学の公式などなど、思考力をフル稼働させる問題ではなく、「手を動かす」暗記系にコツコツ取り組んでみてください。
 
部活で疲れている時や宿題が多い時は、10分を2セットに分けて取り組んでもOKです。
お風呂の前後10分や夜ご飯の前後10分みたいな感じで、毎日やることの前後に、あらかじめ取り組む時間帯を、固定してしまうと、続けやすいですね!
 
また、宿題で「自主学習ノート」が出ている人は、そのノートを使って覚えることで、宿題も済ませられて効率的です。
 

週末は過去テストの解き直し

 
土日に遠征や大会がある、という人もいると思いますが、少なくともどちらか1日に過去テストを解き直してみる時間を設けましょう。
 
極端に苦手な教科は中1のテストから解き直すのがいいですが、普通は中2のテストだけでじゅうぶんです。
 
1回の週末で2〜3教科ぶんの過去テストに取り組めたら、いいペースだと思います。
 
テストを解き直したら必ず答え合せをして、見直し・分析・再理解をするようにします。
 
また、どうしても分からない箇所は、教科書やノートで調べなおしたり、先生に質問に行ったりして、早めに解決しておきましょう。
 
この「疑問点・弱点を洗い出し、攻略する」という作業を、面倒くさがらずにやっておくことで、受験勉強の追い込みの時期に、実践練習だけに没頭できます。
 
 

まとめ

 
本格的な受験勉強のスタートは、中3の5月くらいからがオススメです。
部活を引退して、急に自由な時間ができる前にスタートさせておくことで、受験勉強の習慣が身につくからです。
 
「受験勉強」というと特別なことに思えますが、本当は毎日毎日の積み重ねがあってこそです。
 
スポーツでも毎日の地道な基礎練習を積み重ねた先に、地区大会、全国大会があるのです。
絶体絶命のピンチの時に、プレッシャーに負けずに最高のプレーができるのは、そこにたどり着くまでの1日1日をコツコツと積み上げてきたからなのです。
 
「受験生」という言葉が、今はピンとこなくても、その言葉がいつか、ものすごい重荷に変わる時が来るかもしれません。
ほんとに大丈夫なのかな?と不安に襲われる時もあると思います。
 
でも、私たちは、「今、目の前にあること」しかできません。
 
こんなにたくさんの単語を覚えられるかな、、と思っても、とりあえず目の前の1つ1つを攻略していくことしかできません。
 
だから、「受験生」という言葉を必要以上にトクベツ扱いせずに、今、できることに力を尽くしましょう。
 
それをコツコツと続けることが、いつか不安が襲ってきて足がすくんでしまった時に、あなたを前に進ませる力になってくれます。
 
 
 
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