ここ数年で、小・中学生のスマホ所持率は急増しましたね。私が住んでいる田舎でさえも(笑)、教室に来る生徒さんの多くが、スマホを持つようになりました。

さらに、中学生のスマホ使用時間は平均、平日で80分、休日で100分というデータもあるほど、スマホを所持している中学生の1日の利用時間も、かなりのものですよね。

「うちの子は、スマホでLINEやゲームばかりして、テスト前なのにちっとも勉強しない」とプリプリ怒っている保護者の方も多くなりました。(お母さんが買ったんですよね?というセリフを、私は毎回、全力で飲み込んでいますがww)

今回は「”中学生にスマホは持たせるべき?”スマホを持つ前に話し合うべきこととは?」についてお伝えさせていただきます。

 

スマホを持つデメリット

学力低下

冒頭に書いたようにスマホを持つ中学生の利用時間は、1日平均1時間を超えています。部活から帰宅してからの家庭で過ごす時間の中で、約1時間以上をスマホに使っているのです。

もちろん、「勉強時間以外でスマホを使う」と、きちんと決めて利用しているお子さんもいると思いますが、勉強中についスマホに手が伸びる、友だちからLINEが来てそれに返信している、というお子さんはとても多いと思います。

つまり、勉強時間をなくしてまでスマホを使っているという極端な使い方はしないまでも、勉強しながらスマホを使っているというケースがほとんどだと思います。

中断しながらなので、集中力は低く、勉強の内容も定着しないまま、ただ時間だけを過ごす「カラ勉強」になるので、学力が低下する、というデメリットがあります。

 

脳の機能の低下

スマホを使用しすぎると、脳の機能にも影響があります。

長時間のスマホ使用で、2時間の勉強が無駄になる、というデータもありますが、これは、長時間スマホを触った後30~1時間ほどは、脳の前頭前野が麻痺した状態になるためです。

その状態で、暗記作業をしたり教科書を読んだりしても、全く頭には入りません。

 

また、スマホでゲームをしている子どもも多いと思うのですが、

ゲームをしている時は、「目から入った情報が、脳の運動系をつかさどる部分に直接働き、条件反射的にボタンを押しているだけという状態なので、本来活発に活動すべき「思考」「感情」「想像力」をつかさどる前頭前野が休眠状態になり、脳が働かなくなります。

つまり、毎日毎日、長時間をスマホやスマホのゲームに費やしていると、

脳の前頭前野が麻痺している時間や、働いていない時間が増えることになるので、脳の機能が徐々に低下していくことになります。

 

体の機能の低下

眠る直前にスマホのブルーライトを浴びることで、体内時計が乱れる・視力の低下・成長ホルモンの分泌リズムを乱すなどのデメリットがあります。

また、スマホ利用の時間が増え、生活の時間を圧迫しているので、慢性的な睡眠不足を引き起こすことになります。

睡眠には、疲労回復・成長を促す・記憶を定着させる、という役割の他にも、精神的な安定をもたらす、という大切な役割があります。

脳が疲労し、慢性的な睡眠不足状態を続けると、体の機能も低下しますが、精神的にも不安定な状態を引き起こす危険性があるのです。

 

 

スマホの利点を引き出すには、高い自己管理能力が必要

 

一方、スマホにも幾つかの利点があります。

勉強していてわからないことがあれば、すぐにスマホで検索することができます。

すぐに人に聞くのではなくて、まずは自分で検索して調べてみることで、「自ら学ぶ力」をつけるきっかけになります。

また、私の教室の生徒さんが活用している方法ですが、LINEで塾専用のグループを作り、いい意味で切磋琢磨しながら刺激し合う環境を作っている、というケースもあります。

この他にももっとたくさんスマホの利点はあるのでしょうが、

大人が考えなければいけない大切なポイントは、スマホの利点を使いこなせるには、高い「自己管理能力」が必要だ、ということです。

大人ですら、スマホに時間や気持ちを奪われて、手元にないと不安になる、いわゆる「スマホ依存症」の人が多くいますよね?

常識や判断力、自己管理力をある程度備えた大人であってもそうなのですから、それを中学生が持つという危険性は大きいわけです。

 

スマホを持たせる前に話し合うべきこと

 

「周りがどんどんスマホを持たせているから」「テストのご褒美として、約束したから」などの理由で。子どもさんにスマホを与える保護者は多いですね。

でも、先ほどお伝えしたように、よっぽど高い「自己管理力」がない限り、スマホを利用するメリットは引き出せない、と思っておいた方がいいです。

スマホを与えるときは、大人側がきちんと子どもと話し合う時間を取ることが必要です。

スマホを持たせる時に、「勉強もやらずにスマホは触らない」「スマホを持っても成績を落とさない」という約束をさせて、「話し合ったこと」にしているお宅もありますが、本当はもっと本質的なことを話し合うべきかな、と思います。

 

断る勇気

 

スマホを持つとどうしても、友だちと「繋がる」時間が多くなります。もちろん、それ自体は悪いことではないのですが、先ほどもお伝えしたように、スマホのメリットを引き出すには、かなりの自己管理力が必要です。

つまり、「この時間帯はスマホに触らない」とか、「勉強中はLINEの音は消しておく」とか、「連絡が来ても、すぐには返さない」など。

自分が「道具」の主導権を持って使いこなす、という考え方でないと、ずっとスマホに振り回されることになります。

 

また、特にLINEなどは、「すぐに返事を返さないと、仲間はずれになるんじゃないか?」というような怯えで、スマホにかかりっきりにならざるをえない、というお子さんもいます。

「きちんと断ることも必要だよ」ということを伝えることは、大切です。

「スマホは、こちらが”使う”ものであって、”使われる”ものではないよ」「すぐに返事をすることだけが、仲の良さを示すものではないよ」「前もって、何曜日と何曜日は、塾だから夜はすぐに返せない、と相手に伝えることも大切だよ」というようなことも、大人が伝えるべきことじゃないかな、と思います。

 

体への悪影響

 

1章でお伝えしたような「スマホの体への影響」は、大人がきちんと調べて、子どもに伝えるべきです。

本来なら、「スマホを持っても成績を落とさないね?」と約束させることよりも、「体への影響がこんなにあるから、どうしてもあなたに、1時間以上スマホは使ってほしくない」と伝えることの方が、よっぽど大切なことです。

子どもは「自分が欲しいもの」に関してデメリットを考える、ということはできませんので、そこは大人が断固としてルール決めをしていい範囲のことだと思うのです。

 

自分で決めたことを守る力で判断

 

何度もお伝えしているように、スマホはメリットはもちろんありますが、中学生という年齢の子が持つには、デメリットの方が圧倒的に大きいものです。

大人の目から見て、ある程度、自分で自分を管理できるようになったな、と思えてから、持たせるべきものだと思うのです。

ですので、よくあるような「テストで◯点以上とったら、スマホを買ってあげる」という”ご褒美”にするのは、私は賛成できないんです。

どうせ判断基準を作るなら、「テストの点数」ではなくて、「自分で決めたことをきちんと守る力がついてきたな、と思ったら」という基準にするべきかなぁ、、と思うのです。

そして、スマホが欲しい!と子どもさんが言い出したら、まずはこういうような話し合いこそが大切なんだと思います。

 

 

 

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