長年、たくさんの生徒さんたちやその保護者の方と接してきて感じたことは、勉強が苦手なお子さんやよく宿題を忘れるお子さんは、生活パターンが乱れていることが多い、ということです。
 
勉強が苦手だから勉強を頑張らないと!と思っているのに、なかなか頑張りきれないお子さんは、生活習慣を見直してみる必要があります。
 
一見、無関係のように思われますが、子どもの「勉強に向かう姿勢」や「勉強に取り組む熱量」というのは、日々の生活で基礎が養われていくものです。
 
今回は「勉強が苦手な人は生活を見直そう!成績を上げる中学生の生活習慣とは?」をお伝えさせていただきます。
 

 

睡眠をきちんと取る

 
「勉強が苦手」なお子さんに共通しているのが、「睡眠時間が足りていない」「深夜まで起きている」ということです。
 
もちろん、遅くまで部活をして、疲れて帰宅したから大量の宿題。という物理的な理由で寝る時間が遅くなってしまう、、というのも大いにあると思うのですが、
よくよく話を聞くと、「ゲームをしていた」「LINEグループで話が盛り上がってしまった」「テレビを観ていたら止め時を失った」などのように、ダラダラしていたから寝るのが遅くなるパターンも多いようです。
 
寝不足を続けていると、「授業中に眠くなる」「集中力がもたない」という状況になるのはもちろん、「体の疲れが回復しない」「イライラする」ということも多くなります。
 
睡眠には「体力の回復」「成長を促す」「疲れを取る」「精神状態の安定化」などの他に、「記憶の定着」という大事な役目もあるので、中学生ならば7時間は眠るようにしたいものです。
 
どうしても疲れが溜まりすぎている時や、眠気に襲われている時などは、15〜20分仮眠をとることもオススメです。
 
仮眠というと、眠らなきゃいけないような感じもしますが、ただ姿勢を楽にして、目を閉じ、ゆったり呼吸を取るだけでも、体の疲労は取り除かれるので、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
 
 

正しい食事をとる

 
 
部活を終えて、急いで塾に行き、帰宅して宿題をする。そんな生活を送っている中学生も多いかもしれません。
私の教室に通う生徒さんたちの中にも、ハードな部活を終えた後にコンビニで買った菓子パンとからあげで食事を終わらせて教室に来てくれる生徒さんが何人もいます。
 
また、核家族で共働きのお宅は、どうしても、夜ごはんに出来合いの揚げ物などが並ぶ日が多くなりがちですよね。
 
ジャンクフードやファストフード、質の悪い油で揚げられた揚げ物などを大量に摂取すると、健康面に良くないことはもちろんですが、「頭の回転が悪くなる」「IQが低くなる」など勉強面にも悪影響を与えます。
 
ちなみに、脳の栄養源は「ブドウ糖」です。
集中力を作り出すパワー源でもあるので、適切な食事は勉強には欠かせません。人間の体重に対する脳の割合は、たった2%なのに、脳が消費するエネルギーは全体の20%近くになるほど「大食漢」です(笑)
 
脳が燃料切れにならないように、きちんと食事をとることが必要なのですが、その際、血糖値の上昇や下降が穏やかな食品(低GI食品)を多く摂ることが、勉強にはオススメです。(低GI食品、を検索してみてください)
 
特に夏休みなどの長期休暇中は、自宅に子どもだけでいる時間が長くなるので、可能な限り栄養バランスの良い食事を摂るような工夫をすることが必要です。
 
 

整理整頓

 
実は、人間が「集中するとき」に使えるパワーは、1日の総量が決まっています。その定量を使い果たしてしまうと、人の集中力は著しく低下します。
 
そして、たいていの人は、普段の何気ない行動で、この貴重なパワーを浪費しているのです。どういうことで浪費するのかというと、「迷う」「選択する」「決定する」「後回しにする」などの行為です。
 
部屋の中が整理されていないと、勉強を始めるまでにたくさんの「迷い」「選択」を繰り返すことになります。例えば、「どの宿題からやろうかな」「あ、この漫画を読んでからにしようかな」「友だちからLINEきてるから、先に返そうかな」という感じですね(笑)
 
人の脳の中は、普段目にしているものと似てくる、と言われていますが、部屋の中が乱れていると、「迷い」「選択」「後回し」が脳の中が満ちてしまうのです。散らかっていて、パワーがだだ漏れな状態です。
 
「自分の部屋をきちんと整頓する」「勉強をスタートする時は、自分の集中を中断させるものを近くに置かない」
ということに気をつけましょう。
 
 

自分のことは自分でやる

 

長年、たくさんの生徒さんと接してきて感じるのは、勉強が得意なお子さんは「自分のことは自分でやる習慣」が身についている、ということです。
 
例えば、の一例ですが、塾用のカバンを忘れてしまった時、「自分のことは自分でやる習慣」ができているお子さんは、「忘れたのは自分の責任」なので、忘れたことを素直に言いますが、その習慣ができていないお子さんは、「お母さんが車に入れ忘れた」というように、自分以外のせいにします。
 
自分のことは自分でする生活習慣がついていないと、勉強に関してだけでなく、あらゆることで「周りのせいにする」のが癖になっていきます。
 
この「周りのせいにする癖」があると、どんなことでもなかなか成長できません。
 
先生は勉強を教えることはできるし、励ますことはできるけど、実際にやるのは「自分」だからです。問題の解き方を教えることはできても、実際に、その問題を解くのは「自分」です。暗記するのも「自分」。
 
普段の生活から、「自分の部屋は自分で掃除する」「自分の持ち物は自分で管理する」「朝は自分で起きる」という習慣を身につけましょう。
 
 

まとめ

 
学校の成績と生活習慣は、直接結びつかないように思われがちですが、実は生活の乱れは、勉強に大きな影響を与えます。
 
特に、食事や睡眠などは、モロに影響してきます。
眠る時間が遅いお子さんは、学校の授業中にも眠気に襲われるし、塾に来ても集中力が全く持ちません。
また、夜ごはんを「甘い菓子パンと唐揚げと、コーラ」などのコンビニ食ですませている中学生も、塾での勉強中に確実に眠気に襲われています。
血糖値が急激に上昇・下降するような食品を摂取しているので、睡魔が襲うのです。
 
中学生本人も、仕事をしている保護者の方も、お互いに忙しいと思うので、完璧は目指せないかもしれませんが、「できる範囲で」改善していく必要があります。
 
 
また、最後にお伝えした生活習慣の改善は、少し時間がかかるかもしれませんが、「整理整頓」と組み合わせて、まずは「自分の部屋を自分で掃除する習慣」を身につけるといいでしょう。
 
勉強の成績を伸ばすには、「自主的に取り組む力」「自分で自分をコントロールする力」が必要になってきます。
普段の生活から、そう言った力を養っていくことが大切です。
 
 
 
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