今回は、LINE@にいただいたご質問について、お伝えさせていただきます。
 
「この前こどもに、”なんで勉強しなきゃいけないの?”と聞かれました。
 
不意打ちだったので、思わず言葉に詰まってしまい、”今はそういう時期なの”と答えましたが、もっとちゃんと答えるべきだったなぁ、、と思っています。
 
Izumiさんなら、何と答えますか?」
 
一度は来るかなー、と思っていたご質問でした(笑)
 
お子さんは小学生とのことでしたが、小学生であれば「素朴な疑問」、中学生であれば「勉強することの反発」でよく聞かれる内容です。

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まずはお母さんへ

 

答え直してあげてください

 
これって、あまりにも本質すぎて、パッと答えることのできない質問ですよね。
多分、多くの大人がこれに対して「自分の考え」を持つことから逃げていると思います(笑)
私も以前はそうでしたね、この仕事してるのに(笑)
 
まず最初に。
 
お子さんは「正解」を知りたいのではなく、お母さんに答えてほしいのです。お母さんの考えを知りたくて、聞いているのだと思います。(小学生であれば、特に)
 
「時間がなくて適当に答えてしまった」「ちゃんと答えるべき質問だったかも、、」そう感じられている通り、
もう一度、お母さんの”答え”を伝え直してあげてほしいと思います。
 
「この前の質問だけどね、すぐに答えが思いつかなかったから、お母さんもあの後よく考えてみたの」
と、素直に言えばいいと思うんです。
 
 

何度も伝え直していい

 
私は、こういう大切な質問には何度も答え直していいと思うんです。
 
「この前、ああいうふうに伝えたけど、ちょっと違う角度でも考えたの」って。
「よく考えたら、こういうことも勉強する理由なのかなぁ、って思うことがあったんだけど」って。
 
お母さん、まだ考えてくれてたんだ、、と、子どもにとっては嬉しいと思うし、それにこの質問への答えをちゃんと考えることで、
 
「いいから早く勉強終わらせなさい!」と言い続けている自分が、何か変わるような気がするし、毎日勉強している子どもの方も何かが変わると思うんです。
 
 
 

なぜ勉強するの?

 
さて、「Izumiさんならどう答えますか?」への答えですが、、
 
この質問、この仕事をしていて何回か、子どもさんから直接聞かれたことがあります。若い頃はそれこそ、うろたえてしまって、その場しのぎの答えをお伝えしたような気がします。
 
「なぜ勉強するのか?」についての考えも持たずに、「勉強しなさい」と言っていたなんて、今考えるといい加減もいいところです。
 
ということで、この質問のお子さんに直接お答えするつもりで、書かせていただきます。
 
 

クレヨンは赤だけでいい?

 
あなたが持っているクレヨンが、赤だけだったとして、どうしても絵を描きたくなったとき、描ける絵は、限られてきますよね?
りんご。いちご。太陽。金魚。んーーあと何だろう?(笑)
 
あれが描きたい、というあなたの意志で描くんじゃなくて、「赤だけで描けるもの」の中から選んで描くことになるでしょう? その条件に合うものを選ぶしかなくなるんです。 
 
このクレヨンが、勉強をして身につける知識とか技術とか、考え方だと思ってみてくださいね。
 
 

「知識」として持ってるだけなら価値はない

 
そして、たとえ今は、「赤は使わない色なのに」と思っていても、赤と青で紫を作れるみたいに、勉強したことって「教科」を超えて結びつけられていくものなんです。
 
今は、こんな色使わないし、と思っていても、いろんな色と混ぜて使うこともできるし、逆に「使わない」って選択もできるんです。
 
持っているから、「使わない」って選択ができるんです。
 
 
そして大切なのは、クレヨンを持ってるだけなら意味はない、っていうことです。7色持っていても、ただ持ってるだけなら「クレヨン」の意味がないですよね?(笑)
 
ましてや7色も持ってるぜ〜〜!って威張ってるのなんか、もっと意味ないよね?w
 
勉強も一緒です。知識として持っているだけなら、勉強する価値は低いと思うんです。
実際に使ってみて、組み合わせてみて、作り出していくことに価値があるの。
 
勉強って、頭に入れるだけじゃなくて、実際に使ってみることがすごく大切なんです。
 
 

「勉強」というプロセスが、経験値を高める

 
ここまでは、勉強で得た知識についてクレヨンに例えて話したけど、ここからは少し違う話をしますね。
 
勉強で何を学んだか、ということも大切だけど、勉強をどんなふうに学んだか、ということも大切なんです。
 
何かを身につける時って、最初は全然分からなかったですよね?
 
がんばって取り組んでみるけど、最初は「できる気がしない」ですよね?w
 
でも、失敗して練習してっていうのを、繰り返し繰り返し粘り強く続けて、何度も考えて分析して、人に聞いて、そうしているうちに、ある時急に」変化が現れるんです。必ず「出口」の光が見えるんだよね。
 
このプロセスこそが、あなたの体の中に残り続けるんです。そして、あなたがいつか一人で、何かを習得する時に、このプロセスはあなたの体に必ず残っていて、
 
同じように進んでいけば「出口」の光は見える、という”型”ができていくんです。
 
こう考えると、すごい経験をしてるんだよね。
 
 

「目の前の状況」「過去の経験」以外の視点で考えられる

 
少し難しい話になるけど、、
 
勉強をしていないと、「目の前に起きていること」と「過去の自分の経験」からしか学べなくなるんです。
 
あ、ここで言う「勉強」っていうのは、いわゆる「テスト勉強」のことじゃないですけどね^^
 
もちろん、自分が経験してきたことって大切だけど、世の中にはいろんな人の「経験」「考え方」があるんだよね。
 
その中には、ものすごいことを成し遂げた人もいるの。ものすごい技術もあるし、最先端の情報もある。
自分の体にどれくらい細胞があって、それがどんな仕組みで動いているのか?そして、宇宙はどうやってできて、どこまで広がっていくのか? 
 
もう、「目の前の状況」「過去の自分の経験」以外のことの方がずっとずっと、果てしなく広いの。
 
そういうのを勉強していくことで、「目の前の状況」「過去の経験」以外のところから、物事を見れるんです。
 
 
 

さて、あなたの答えは?^^

 
いつもは、プロセスの話までしかお伝えしないのですが、最後にちょっと難しいことも書かせていただきました。
 
私のすごく尊敬していた人(もう亡くなりましたが)が、たびたび、こんなことを言っていました。
 
「経験から学ぶな。歴史から学べ」「経験の窓から物事を見るな。勉強の窓から物事を見ろ」
 
これぞ、私たちが勉強していく理由なんじゃないかな、と最近になって痛感するので、書かせていただきました。
 
さてさて、「なぜ勉強ってするの?」ーあなたの答えは?w
 
 
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