「子どもが、全然勉強に集中しないんですが、、」
先日、
小4の生徒さんの保護者の方から、
相談を受けました。
夜になってもダラダラと宿題が終わらない。。
もう!
ゲームをするときくらいの集中力があればいいのに!
と、思いますよね?(笑)
今回は、
勉強の集中力が高まる、簡単で楽しい方法を
お伝えします。
目次
「1分」当てゲームをする
タイトルの通り、
1分を当ててもらうゲームですw
ゲームのやり方
まず、子どもさんに目を閉じてもらって、
「よーい、スタート!」で、
ストップウォッチのスタートボタンを押します。
子どもさんが
自分の感覚で「いーち、にーぃ、さーん、、」と
カウントし、
よし!1分経った!!
と思った時点で「はい!」と言ってもらいます。
タイマーをストップして、
1分ピッタリだったら勝ち(笑)
最初は、
大ハズレだった子も、
何回かやると感覚をつかんできます。
このゲームで何が得られる?
このゲームをやると
100%得られることがあります。
それは
「1分間の集中」。
どんなに集中力のないお子さんでも、
必ず、全神経を集中させます。
そして、もう一つ得られるもの。
それは、
「自分の中に時間の感覚を作り」
「自分で時間を区切る」ことができる、
ということです。
学習にストップウォッチを使う
自宅学習でストップウォッチを
使ってみましょう。
ストップウォッチの効果は
絶大です。
「時間を区切る」なら、
スマホのタイマーでも、キッチンタイマーでも
いいと思うのですが、
何と言っても、
ストップウォッチは最強です。
カチッと押す、
あの感覚が「時間を区切る」というイメージに
合うのだと思います。
では、
ストップウォッチをどうやって使うかと言うと、、、
5分間で何問解けるか
100ます計算や、
学校の計算ドリルなど、
単純な計算問題を用意し、
ストップウォッチのタイマーを
5分にセットして、
「よーいドン!」で、自分でボタンを押させます。
普段、ダラダラ宿題をしている子でも、
ストップウォッチを自分で押して、
「5分」を区切った瞬間、
集中のスイッチが入ります。
この問題を何分で解けるか
同じく、
100ます計算やドリルなど、
単純な計算問題を用意して、
”これを全部解き終わるのに、
何分かかるか?”
を、ストップウォッチで計ります。
先ほどのやり方が、
「時間を区切る」パターンだったのに対して、
今回は「課題を区切る」パターンです。
こちらの方が、
より、集中力を必要とします。
最終的に身につけたい「集中力」は、
こちらのパターンです。
競争する
競争する、という言葉を見ただけで、
拒絶されそうな時代ですが(笑)
競争って、
子どもはほんとは好きなんですよね。
結果によって、
怒られたり、評価されたりして、
それによって惨めな気持ちになるのが
嫌なだけなんです。
相対的な競争
同じくらいの実力の友だちと
「5分間で何問解けたか」の競争をする。
これが可能なら(競争に抵抗がないなら)、
たまにやってみると、
ものすごーく集中力を養えます。
ただし、
毎回毎回負けてばかりだと、
投げ出してしまうタイプのお子さんも
いると思うので、
できるだけ爽やかに、
ちょっとしたゲーム、くらいでやるのが
いいと思います。
絶対的な競争
この場合の競争相手は、
「前回の自分」です。
「前回の自分」と比べて、
何問多く解けたか。
もしくは、
どれだけタイムを縮められたか。
これを、記録していきます。
これも、
大人が「評価」に使ってしまうと
軽やかさがなくなると思うので、
「今週は3勝2敗だったな!」などと、
ゲーム感覚で
楽しみながらやってみてください。
まとめ
集中力はトレーニングで高められる
ゲームなど、
自分が好きなことに集中するのは
簡単だけど、
「勉強への集中力」は
なかなかつかない。
と、思われがちです。
でも、ちゃんとトレーニングをすれば、
集中力はつきます。
集中できる長さは、
お子さまよって個人差はありますが、
それでも以前よりは集中できるようになります。
今回お伝えした方法は、
計算や、漢字、英単語暗記など、
単純作業向けですが、
いったん「集中する」ということが
身につけば、
応用はできます。
時間をコントロールする
子どもって、
時計とは切り離された、子ども独自の「時間軸」で
生活しているので(うらやましい!w)
5分、ってこれくらいなんだ、、
ということを
知りません。
時間を自分で区切って、
コントロールする。
という感覚をつかむだけで、
集中力は高まります。
集中するから好きになる!!!
ゲームは大好きだから、集中できる。
これって、なんていうか、、、
結果論です。
そうじゃなくて、
集中してやるから、好きになる。
じゃないかな?と思います。
この原理を知っていれば、
世の中には、
「好きなこと」に変わる可能性ものだらけに
なるのです。
最初から楽しそうに見えるもの。
それだけにしか集中できないなんて、
もったいなさすぎるよ!
大人がそうやって自信を持って、
言ってあげることが
大切なんじゃないかな?と思います。