こんな質問を保護者の方からいただきました。
 
「中2の息子は勉強が得意ではなく、
宿題を終わらせるのに、2時間くらいかかっています。
 
頑張ると口では言うのですが、
取りかかるまでがとにかく遅く、
やり始めてからの集中力も持ちません。
 
どうすれば家庭学習を集中して
できるようになりますか?」
 
 
分かります分かります、私もそうでした(笑)
 
なかなかエンジンがかからない上に、
少しやっただけですぐに
気がそれてしまう、、、という感じですよね。
 
 
家庭学習が大切、、頭では分かっていても、
なかなか自分を管理することって
簡単ではないですよね?
 
 
そこで今回は、
勉強嫌いの中学生が、家庭学習に集中する方法をお伝えします。
 

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1日に使える『意志の力』は決まっている

 
部活を終えて帰宅すると、
もう勉強のエネルギーが残っていなくて、なかなか集中できない
という経験のある人は多いと思います。
 
これは単純に、体が疲れているから、というのもありますが、
「勉強しよう!」という『意志の力』が、無くなっているのも原因の1つです。
 
 
実は、人が1日に使える『意志の力』の総量は決まっている、ということが
最新の研究で分かっています。
 
 
いざ机の前に座った時には、今日のぶんの『意志の力』を
使い果たしていて、
勉強に向かうことができないのです。
 
ではなぜ『意志の力』は減っていくのでしょうか?
 
 

これをすると、『意志の力』は減る

 
1日に使える『意志の力』の量は決まっているのですが、
では、どういうことをすると『意志の力』は減っていくのでしょう?
 
それは・・・
 
「選択」です。
 
 
私たちは「選択」をするたびに、限りある『意志の力』を
使ってしまっているのです。
 
 
例えば1日のうち何度も、
 
「宿題しようかな、、やっぱり後からにしよう」
「あ、あのテレビ見ようかなぁ、、でも勉強しないと」
「友だちにLINEしとこうかな、、んーどうしようかな」
 
と、迷い→選択→迷い→選択を繰り返していると、
本当に大事な選択や決断に
パワーを使えない、ということなのです。
 
 
 
 

『意志の力』を無駄遣いしないためには

 
 
「選択」を繰り返すたびに貴重な『意志の力』は
減っていきます。
 
なので、できるだけ迷ったり選択したりする回数を
減らすことが大切です。
 
もっとも有効なのが、ある程度のルーティンを決めておく
ということです。
 
 
中学生であれば、「部活から帰ってきたら、まずは一番やりやすい宿題を
済ませる」などのように、生活のパターンを決めておくことで、
「選択」の回数を減らし、『意志の力』を「勉強に集中する」ことに使えます。
 
 
また、いったん勉強をスタートしたら、
手が届く範囲に「どうしようかな、、」と迷うものを置かない。
 
ということも大切です。
 
 
自分が何にパワーを無駄遣いしやすいか?を考えて、
それらをあらかじめなくすか、
それらがない場所で勉強をスタートしましょう。
 
 
そうすることで勉強中に、勉強以外のことに『意志の力』を
無駄使いすることを防ぐことができます。
 
 
 

好きなことから手をつける

 
人間の脳は「変化」が嫌いです。
なので、今やっていることを切り上げて、新しく何かを「やり始める」ということを嫌がって、できるだけサボろうとします^^
 
ですので、勉強でも運動でも家事でも、「やり始め」が一番パワーを使います。
「0→1」が最もきついんですね。
 
逆に、スタートさえできたら
あとはそんなに労力を使わなくても進められるように、人間の脳はできています。
 
 

最初のハードルを低くする

 
勉強をスタートさせる時、
最初の5〜10分は得意なことからスタートさせましょう。
 
「最初の1歩」の段差をなるべく小さくして、
「0→1」のハードルを自分で低くするんです。
 
得意な教科がない、、という人は、
”やりやすい””取り組みやすい”ものを選んでください。
 
計算や、漢字を書き写すことなど、
単純作業系・手を動かす系がオススメです。
 
最初の5〜10分で脳や体をウォームアップさせましょう。
 
 

脳をダマそう

 
私たちの脳は、
「私たちの一番の味方」になる時もあれば、
「一番の敵」になる時もあります。
 
先ほどもお伝えしたように、人間の脳は「変化」や「新しいこと」大嫌いです。
なので、『今やっていることを終わらせ新しいことをする』という状況になると、
いろんな理由をつけてサボろうとするんですね(笑)
 
 
「やり始め」というのは、
私たちの脳がもっともサボろうとする時ですので、
 
自分の脳を自分で騙して、
 
「あっ、気づいたらスタートしてた」
「しかも、なんか超かんたんなことだから、
このまま続けてもいっか」
 
というように、いかに自分の脳を自分で騙せるか、が
ポイントなのです。
 
例えば、いきなり問題集を5ページしよう、と思うのではなく、
まずはページを開く、ということに集中することです。
 
その次は、「3問くらい終わったら、やめればいいや」などと脳を油断させ、
気楽な気持ちでスタートすることが大切です。
 
 

隙間時間を使おう

 
大人でも子どもでも、日々の中には大量の「隙間時間」が存在します。
それをうまく使って「集中状態」を作りましょう。
 
(あくまでも”隙間”なので、
じっくり考える系の勉強よりも、暗記系の勉強に向いています
 
 

急いでいる時の集中力を使おう

 
こんな経験はありませんか?
 
・テストの時、終了のチャイムが鳴った瞬間に、
間違えて解いた問題を発見して、瞬時に考えて書き直した。
 
・朝寝坊して、いつもは20分かかる身支度が、
5分くらいでできた
 
 
そうです。
 
人間は、時間が迫っているときに思わぬ集中力を発揮するんです。
 
こういうのを「デッドライン効果」
言います。
 
デッドラインとは、締め切りという意味です。
 
これを勉強に活かして、
強制的に集中させることができます。
 
例えば、
 
大好きなドラマが始める10分前に
単語を覚える。
 
朝、学校に出発する10分前に
歴史の年号を暗記する。
 
 
などなど。
 
まあ、ちょっとヒヤヒヤしますが(笑)
 
 
勉強量は変えないで、
勉強時間を半分にする、ということに取り組むと、
 
集中力は格段につきますね。
 
 
 

場所が違うことでのリフレッシュ感

 
隙間時間を使っての勉強で合わせてオススメなのが、
いつもと違う場所でやる、ということです。
 
いつもと違う場所で勉強すると、
リフレッシュになるので勉強に集中できる、と言う人は
多いと思います。
 
 
ちなみに私は高3の1年間、
お風呂に入る前に英単語を10個紙に書き出して、
それをお風呂タイムの時間だけで覚える、
というのを続けていましたが、
 
かなり集中して暗記できました。
 
まさに「デッドライン効果」と「リフレッシュ効果」だと
思います。
 
 

まとめ

 
今回お伝えしたように、「集中の仕方」はいろんな方法はありますが、
大切なことは、
自分で自分の「ゾーン(超集中状態)」を見つけ続ける
ということです。
 
人によって集中できる時間帯や状況は
様々です。
 
静かな場所じゃないと集中できない人もいれば、
逆に静かな場所だと集中できない人もいます。
 
朝の方が集中できたり、夜の方が集中できたり、
 
30分ごとに区切った方が集中できたり
2時間まとめた方が集中できたり。
 
どの条件が揃うと、自分が集中状態になるのか?
さらには、集中の上の状態の「ゾーン」に入ることが
できるのか?
 
いろいろ実験して、
自分のポイントを見つけてみましょう!
 
 
一度、自分のパターンを見つけてしまうと、
 
「やる気」という気分に左右されるのではなく、
先に、そのパターンに入ることで
「集中」を作り出すことができます。
 
例えば、『朝起きて朝ご飯までの10分、好きな音楽をかけると
最高に集中する』というパターンが見つかれば、
 
やる気がどうであろうと、
先にその状態を作ることで、勉強に集中する時間を確保することができます。
 
 
大切なのは、
 
「自分はどの状態が集中できるんだろう」と
楽しみながら発見していくことです。
 
 
そうやって追求していくことがまた、
勉強へのモチベーションにもなっていくのです。
 
 
 
 
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