私の生徒さんの中でも、「勉強方法が分かりません」と相談してくる中学生はとても多いです。
学校では、勉強は教えてくれても勉強のやり方は教えてもらえませんからね。。
塾に行っているお子さんなら、塾で勉強方法を教えてもらうことはあると思いますが、行っていないお子さんは、学校以外での勉強は全て自分のやり方でおこなうことになります。
「自分のやり方」というのは、「やり方がない」ことと同じな場合が多いです。
なんとなく宿題をして、なんとなくテスト勉強をして、気分が乗っている時や締め切りが近い時は集中するけど、それ以外の時はダラダラ宿題をこなすだけ。というのが「自分のやり方」になっている人が多いのです(笑)
今回は、「塾に行っていない中学生が、コレを変えるだけで成績が上がる勉強法」についてお伝えさせていただきます。
目次
「偏らずにまんべんなく勉強」を変える
学校ってどうしても、まんべんなく勉強ができることを求められがちです。
学期末に通知表を渡されますが、一番成績がいい教科をもっと伸ばしなさい、という指導はされませんよね?w たいてい、他の教科よりも点数が低い教科を頑張りなさい、と指導されます。
でも、「5教科まんべんなく思考」は学校でしか通用しない考え方なんです。
社会に出れば、圧倒的にずば抜けているものを持っている人の方が重宝されます。まあ、社会のことはちょっと置いておきますが(笑)、思い切って、勉強時間を偏らせてみましょう。
2教科に絞ってみよう
あなたの得意な教科、勉強しても苦じゃない教科に絞って時間を使ってみましょう。できれば2教科くらいがいいですね。
ここで「絞る」と言っているのは、その2教科以外の勉強を全くしないということではありません。その2教科の勉強時間の割合を、高くするのです。
絞った2教科以外の教科は宿題くらいにとどめておいて、自分が決めた2教科に時間と集中を多く割り当ててみましょう。
突破したことが自信になる
さて、2教科に自分の力を集中させると、必ず変化が起こります。
もちろんすぐに点数が伸びるということはありませんが、偏って時間と力を投入することで、ある時点で必ず、グンと伸びる変換点が現れます。
なぜなら、勉強って1回の理解が深くなればなるほど、回数を重ねるたびに伸び率が増えていくからです。
2、3週間くらい偏って勉強すれば、「伸びた」ことを実感できます。テストの点数も上がってきます。
そのことで得られる自信というのは、まんべんなく勉強して得られるバランス力よりも、はるかに大きな力になります。
得意分野を持っている強み
得意分野というのは、やればやるほど加速して成長していきます。
どんなに暗記が苦手な子でも、自分の好きなゲームに関することなら、やればやっただけどんどん覚えていくのと同じです(笑)
得意分野って、「自分から主体的に取り組めるもの」なので、それを持っているだけで強いのです。
受験で役に立つということももちろんですが、そういうことだけではなくて、主体的に取り組めることを持っている、そういう経験をしている、ということは、その人の財産です。
そして、何かを学ぶ、ということは本来、主体的であるべきなんです。
「宿題は手を抜かずにやる」を変える
中学生ってほんとに毎日、たくさんの宿題があります。全部きちんと取り組んだら宿題だけで手いっぱいで、自主的に勉強する時間なんてない、という日も多いと思います。
積極的に「手を抜く」
たくさんの宿題があるときは、積極的に手を抜いてもOKです。もちろん、「やらない」という意味ではないですよ(笑)
力を入れる宿題と、「流す」宿題のメリハリをつけるという意味です。
宿題の目的とは、「その日に習ったことを定着させる」ということなので、自分がすでにできていることに関しては、本来ならしなくてもいいのです。
まあ、そういうわけにもいかないと思いますので(笑)、すでにマスターしているものに関しては、時間をかけずにササっと終わらせましょう。
私の生徒さんの中には、休み時間のうちにそういう宿題は終わらせる、という子も多いです。
積極的に、ということは「自分の意思で」ということです。
結果的に手を抜くのと、自分の意思で手を抜くと決めることは、大きな違いなので、くれぐれも「結果的に手を抜いていた」にならないように注意しましょう(笑)
宿題を「利用する」
宿題が「出された」と思うと、どうしても受け身になってしまうので、宿題は「利用するもの」だと思うようにしましょう。自分のために「使う」のです。
どう利用するかと言うと、、、
絞った2教科に関しては、宿題の範囲にプラスさせて、どんどん発展させていきます。
例えば数学だったら、宿題で出たページを「利用して」、できなかった問題をその日のうちに時間を使って、完璧にする。
英語の予習が宿題だったら、予習した範囲のワークもがんばって解いてみる。
宿題で指定されたこと以上のことを、自主的にどんどんプラスするのです。
逆に2教科以外の教科は、勉強時間の割合を減らしている分、宿題から栄養を吸い取る気持ちで取り組みましょう。
「塾に行っていない分、長時間勉強する」を変える
自宅にいる時間が長いと、ただ机の前に座っているだけ、という「カラ勉強」になりがちです。
もちろん成績を上げるには、たくさんの時間を使う必要がありますが、大切なことは、どれだけ質の高い時間を勉強に使えたか、ということだ、ということを覚えておきましょう。
メリハリをつける
質の高い集中状態に持っていくために、思い切って勉強の時間を短く設定するのは有効な方法です。
普段は2時間くらいを家庭学習に充てているなら、思い切って1時間半に短くしてみる。
いつもは勉強時間と休憩時間を分けていないなら、余った30分を「休憩時間」に充ててみる。など、メリハリをつけて勉強することが大切です。
「メリハリをつける勉強方法とは?」で詳しく書いてあるので、ぜひ取り入れてみてください。
超集中ゾーンに入る
ゲームに夢中になっていたら、気がついたら深夜だった。漫画を読んでいたら、気がついたら何時間も経っていた。
こんな経験はありませんか?
こういうのを「ゾーン状態」と言います。時間が経つのも忘れるくらい超集中状態なのです。
なかなか勉強でこの状態に入れることはないと思いますが、自分の得意なことに関しては比較的ゾーンに入りやすいので、絞った2教科をするときは、超集中状態に持っていけるようにしましょう。
スマホやゲームなど、勉強を中断させるものをあらかじめ排除する。
集中状態に入る儀式を決める。など、集中する方法に関しては、こちらに詳しく説明しましたので、ぜひ取り入れてみてください。
そして先ほど、時間を短く設定する、と書きましたが、いったんゾーンに入ってしまえば、時間制限など忘れて没頭しましょう(笑)
夢中になって問題を解いていたら、気づいたら深夜だった。こんなゾーンを1度でも経験できたら、すごい力になると思いますよ!
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