こんにちは、ブレイクスルー学習コーチの
Izumiです。
今回も読んでいただき、
ありがとうございます。
長い長い休校が終わり、
やっと学校が再開しましたね!
ですが、、
生活リズムがなかなか戻らないまま
まだ勉強のスイッチがONになっていない、
というお子さんは多いのではないでしょうか?
オフィシャルLINE@にも、
「中3ですが、勉強のやる気が出ないようです。
どうしたらいいでしょうか?」
というメッセージをいただいています。
今回は「中3の勉強のやる気を出す3つの方法」の前編を
お伝えさせていただきます。
ぜひお子さんと一緒に読んでみてください。
目次
やる気は後からついてくる
まず一番大切なことは、
「やる気が出たから勉強をする」のではなく、
「勉強をスタートしたからやる気が出る」
ということです。
やる気が出るまで待っていたら、
いつまでたっても勉強をスタートできません(笑)
掃除でも運動でも、
やる気というのはやっていううちに出てくるものだ、
と心得ましょう。
(1)「まずやる」を心がけよう
掃除でも運動でもそうなんですが、
『最初の一歩』が一番エネルギーを使うものです。
人間の脳は
「今やっていること」を継続する方が、安全でラクなので、
「今やっていないこと」「新たにやること」を
避けようとするのです。
ところが一旦スタートしてしまえば、
それが「今やっている」通常の状態になるので、
続けることにそれほどエネルギーは要りません。
先ほどもお伝えしたように、
やる気が出るまで待っていても、
その時はなかなか訪れません。
やる気が出ないなぁ、、というときこそ、
とにかくスタートだけしてみる、ということを
自分のルールにしてみてください。
とりあえず5分くらいやってみる
↓
「やっている」ことが通常モードになる
↓
それを継続する。
という状態にするのです。
「やる気ないなー」「あとからにしようかなー」と
自分の思考が湧き上がる前に、
手を動かしてしまうのがポイントです。
(2)手を動かす
「まずやる」と言っても、
いきなり難問からスタートするのは、
今いるところとの段差がありすぎます。
脳を騙せるくらい段差の小さいことから
スタートしましょう。
具体的には、
「手を動かす暗記系」の勉強がオススメです。
掃除や運動もそうですが、
とりあえず簡単なものから取り掛かって、
体を動かしているといつの間にか
やる気スイッチがONになっていたりしますよね。
勉強も同じで、
「うーーん・・」と考え込む問題ではなくて、
手を動かしたり発声したりしながら暗記するものから
スタートすることで、
スタートのエネルギーをあまり消費せず、
しかもやる気スイッチもONにできます。
(3)「あとでやればいいや」に先手を打つ
先ほどお伝えしたように、
脳は「今やっていること」をキープする方を
選びたがるので、
新しくやらなきゃいけないことは、
つい先延ばしになりがちです。
しかも、自分のやりたいことではなくて、
勉強ですからね(笑)
でも、「あとからでいいや」と言って、
「あとから」できた試しはないですよね?(笑)
なので、あらかじめ「先延ばし対策」を設けておくことが
ポイントです。
いくつか例を挙げますので、
自分に合った方法を試してみてください。
・タイマーで時間を決める
・やり終えた後のご褒美を決めておく
・朝勉強したり、観たいテレビの前に勉強することで、
締め切り効果を使う
・今日やるべきことを細かくリストにして
書き出しておく
などなどです。
大切なのは、
人間は先延ばしにする生き物だ、と割り切って、
先手を打っておくことです。
ゴールの力を利用しよう
なんだかやる気が出ない、という状態に陥っている人は、
はっきりとした目標(ゴール)を持つようにしてみてください。
大人もそうですが、
ゴールがないことに力を出せないものです。
ゴールが分からないマラソンを走ってください、
と言われても、
誰もやる気は出ませんよね(笑)
ゴールを明確に持っていると、
目の前のことにやる気を持って取り組めます。
ゴールの力は、
最も強力な『やる気スイッチ』です。
(1)ゴールを細部まで思い描く
受験生であれば、
そろそろ志望校の候補が上がってきている人も
いるかもしれませんね。
ですが、、、
「あの高校くらいしか行けないかなー」
「親に言われたから、あっちの高校かなー」
というような目標では、
パワーは湧きません。
今の時期に「行けるか行けないか」は
考えなくても構いません。
ネットで調べたり、実際に通っている先輩の話を聞くなどして、
「自分が本当に行きたい高校」はどこなのかを考えてみてください。
制服がオシャレだから。
校舎がかっこいいから。
本当に心が動いているなら、
こんな理由でも全然オッケーです。
また、ゴールは「志望校に合格すること」とは限りません。
例えば、
将来やりたいことを具体的に思い描いたり、
高校でやりたいことを思い描いたりすることで、
それがパワーになることもあります。
とにかく、
「今自分がやっている勉強」がどこに向かっているのか?を、
強く具体的にイメージすることです。
(2)志望校に行ってみる
志望校がはっきりしている人は、
実際にその高校に行ってみることで、
勉強の取り組み方も変わってきます。
志望校に実際足を運んでみることで、
「ゴールした後の自分」をよりリアルに
イメージできるからです。
もちろんネットで調べてもいいのですが、
自分の肌で感じる空気感・雰囲気というものには
かないません。
通学路になる予定の経路を
歩いてみるのもオススメです。
『あ、このお店で、
部活の後に買い食いをしよう』
などという楽しい妄想も、
実はやる気を引き出す大きな要因になります。
(3)合格者の体験談を読む
「なかなか受験のイメージが湧かない」
「受験勉強なんて、まだやらなくてもいいや」
とやる気がONにならない人にオススメなのが、
合格者の体験談を読むことです。
「合格 体験記」などで検索してみると、
たくさん出てくるので、ぜひ読んでみてください。
大学受験の記事が多いですが、
「勉強に向かう気持ち」や「どれくらい勉強したか」
「どんな不安があったけど、どうやってそれを克服したか」など、
今の自分と似た状況の体験記を読むことで、
得られることは大きいはずです。
「他人と比べること」はあまりいいことではないですが、
「他人の基準を知ること」はとても勉強になるのです。
環境を変える
実は、
やる気をONにする最も簡単な方法が
あります。
それは、
『環境を変える』ということです。
特に(3)でお伝えする方法は、
かなりの効果がありますので、
ぜひ取り入れてみてくださいね!
(1)物理的な『場所』を変える
いつもの勉強がマンネリ化してしまって、
ついダラダラしてしまう、
という人は、
思い切って、
勉強する『場所』を変えてみましょう。
家の中だったら、
例えばリビング学習に切り替えてみたり、
暗記系の勉強は、
お風呂でやってみたり。
『場所』を変えるだけで、
かなりのリフレッシュになります。
ちなみに、
リビング学習は、
・適度な緊張感がある
・適度な安心感がある
・リラックス状態で勉強できる
などなど、
多くのメリットがあります。
東大生の8割がリビング学習をしていた、
というデータもあるくらい、
オススメの学習法です。
詳しくはこちらの記事で。
(2)勉強の時間帯を変える
いつもの勉強の『時間帯』を変えてみるのも
1つの方法です。
いつも夜に勉強している人は、
試しに朝に勉強時間を設けてみたり、
ダラダラと時間をかけて勉強するタイプの人は、
あえて、隙間時間に勉強タイムを設けて、
「時間制限」のある中で勉強したり。
人によっては、
『時間帯』を変えるだけで、
集中力がグンと高くなる場合もあるので、
ぜひ、
いろいろ試してみてくださいね!
(3)『基準値』を変える
3つ目は、
最も強力な方法です。
それは、
『周りが勉強している環境』に入る、
ということです。
「勉強していることが当たり前」の空間に、
自分の身を置くのです。
図書室・図書館や塾の自習室、
勉強が得意な友だちの家、など、
「周りも勉強しているから、自分もやらなきゃ」
という状態になれる場所で
勉強するのです。
ここで大切なポイントは、
『自分よりも基準値が高い環境』に身を置く、
ということです。
基準値、という言葉は
聞き慣れないかもしれませんが、
「頑張ったと言える基準」
「勉強したと言える基準」
は、人それぞれ異なります。
例えば、
『宿題をちゃんとやる』=『勉強を頑張った』
という基準の人もいれば、
『できない問題ができるようになった』
=『勉強を頑張った』
という基準の人もいますよね。
もっと単純に言うと、
30分勉強したら「勉強を頑張った」
と言う人と
2時間集中して勉強したら「勉強を頑張った」
と言う人とでは、
その人の中にある【基準値】が
大きく違うわけです。
自分よりも【基準値】が高い人の中に入ることで、
必然的に勉強の量や質・モチベーションなども
上がっていきます。
「環境の力」で、自分の基準値を引き上げてもらえるわけです。
趣味程度のサークルで野球をしていた人が、
全国大会で常勝しているチームに入ることで、
練習量も練習の質も、
取り組むときの意識も、
自然に引き上げられていくのと
同じですね。
そういう意味では、
・少しレベルの高い塾の短期特訓などに
申し込む
・クラスの勉強が得意な人と
一緒に勉強をする
などはオススメです。
まとめ
「いよいよ中3だから頑張ろう!」
「受験生だから勉強しなきゃ」
と頭では分かっているのに、
なかなかスイッチが入らない。
やらなきゃ、と思うほど後回しにしたくなる。
そんな人はぜひ、
今回の3つの方法を試してみてください。
ちなみに「やらなきゃ」と思っているうちは、
本当にやる気にはなれません(笑)
やらなきゃいけないからゲームをしているわけではなく、
やりたいことだから、
あれほどまでにのめり込むのです。
でも、受験勉強を「やりたい」とは
なかなか思えないですよね?
だからこそ、
ぜひ2章でお伝えした「ゴールをリアルに思い描く」ということを
大切にしてください。
自分のゴールを自分で描くのです。
「今、勉強をすること」が、どこに向かうのか?
そこを明確に持つことです。
例えば高校野球の部員は、
毎日毎日、
炎天下で練習を繰り返しています。
昨日と同じような練習を、今日もするんです。
あれ、
「やらなきゃいけないから」という気持ちでやっていたら、
気力も体力も持ちませんよね^^
甲子園に行きたい!
甲子園で初戦突破したい!
「今、やっている練習」が、
そのゴールに結びつくからこそ、
自分から練習に取り組めるのです。
そういう意味で、
「やる気スイッチ」は自分で押すことしかできません。
やる気が出ない時こそ、
自分自身と向き合って「ゴール」を書き出してみましょう。
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