家で勉強していると、どうしても勉強がはかどらない時や、集中できない時ってありますよね?
勉強の場所や、勉強の内容などに「変化」が感じられなくて、つい飽きてしまう。いわゆる「マンネリ化」というやつです。
勉強というのは、取り組んですぐに結果が出るものではないので、ある程度は「変化のない状態」を覚悟して取り組まなければならないものですが、勉強が全くはかどらないようなら効果的な気分転換を取り入れて、気持ちをリフレッシュするのがオススメです。
今回は「家で勉強に飽きて、勉強がはかどらない時の、オススメの気分転換とは?」をお伝えさせていただきます。
目次
体をリフレッシュする
1時間以上勉強を連続していると、脳や目に疲労がたまります。「今取り組んでいることに飽きて、はかどらない」というような場合は、単純に疲労がたまっていることもあります。
問題を考えているうちに、いつの間にかぼーっとしてしまう要因の1つにもなるので、目や脳の疲労を取り除くような気分転換を定期的に入れるようにしましょう。
短い仮眠を取る
あまり長く仮眠してしまうと逆効果なので、オススメは1分程度のマイクロスリープか、15分程度の仮眠です。
「一度眠ったら起きないタイプ」の人は、マイクロスリープにしておきましょう(笑)
また、仮眠する際に、まぶたにホットタオルを乗せることで、目の疲れが取れるので、ぜひ試してみてください。
呼吸の仕方を変える
人間の脳は、実は何もしていなくても(考えていないときも)勝手に疲れていく、ということが分かっています。
それは、人は四六時中、「何か」が頭の中にあるためです。
「喧嘩の仲直りどうしようかな」「借りた本を返さないと」「この前のテスト結果、お母さんに見せたくないな」などなど、ひっきりなしに頭の中は「ひとりごと」で溢れています。
それをOFFにすることで、脳の疲れは驚くほど激減します。
その方法が「呼吸の仕方を変える」ということです。勉強をしている時って自然に呼吸が浅くなっているので、できるだけゆっくりと呼吸をするようにしてみてください。
楽な姿勢で座り、ゆっくり吸ってゆっくり吐くのです。ただそれだけです。
その間、頭の中で「ひとりごと」が再開されたら、そっと呼吸に意識を戻します。そしてまた、ゆっくりと呼吸を繰り返すのです。
これをすることで、脳の疲れはかなり軽減されるはずです。
軽い運動をする
人の脳は、体全体の2%くらいの重量なのに、全エネルギー消費量のおよそ20%を使っています。腹ペコなツバメの子供が餌を待つように、脳は常に酸素やブドウ糖を待ち望んでいるのです(笑)
ところが同じ姿勢で長時間勉強をしていると、血流が悪くなって、脳に充分な栄養が行き渡らない状態になるので、「頭が働かなくなる」ということになるのです。
1時間ほど集中して勉強をしたら、ストレッチや散歩など、適度な適度な運動を取り入れるようにしましょう。
また、たとえ集中している時でも、15分ごとに椅子から立ち上がって軽くジャンプするだけでも、体はじゅうぶんリフレッシュできます。
気分をリフレッシュする
気分転換の目的は、再び勉強に集中できるように気分を切り替えることです。
1章では「疲れを取ること」に焦点を当てましたが、2章では「気分をリフレッシュし、パワーを充電すること」に焦点を当ててみます。
これは、人それぞれ、パワーが充電されるポイントが違うと思うので、自分に合う方法を取り入れてみてください。
ですが、スマホやゲーム、テレビなど「目や脳を疲れさせること」は避けておきましょう。
好きな音楽を聴く
自分の大好きな音楽を聴くと、それだけでエネルギーが満タンになりますよね!
一緒に歌ったり、体を動かしたりするのもOKです。その時間を思いっきり楽しむことで、気分は切り替えられます。
また音楽を聴くと、脳にα波が出る「リラックス状態」になります。この状態では、暗記力が高まったり集中力が高まったりするので、そのまま勉強に突入すると、より効果的です。
人と話しをする
人と話しをすることって、想像以上に気分転換になります。特に、気が合う友達やなんでも言い合える家族など、「おしゃべり」の時間を積極的に取り入れましょう。
人と話しをすると、「心の中に風が通る」ような感覚になると思います。特に、ストレスが高まる受験生は、意識して「おしゃべりの時間」を確保するようにしてください。
「話す」ということは、「放す」ことでもあります。人と話すことで、マイナスの感情や停滞感を「手放す」ことができるのです。
名言に触れる
どうしても勉強がはかどらないなぁ、、という時は、「勉強から距離を置く」ということも有効ですが、「どっぷり勉強にハマる」という手も有効です。
再び勉強に向かうために、自分の「勉強モード」を強力にすることに取り組むのです。
オススメは、自分がスゴイなあと思う人の名言に触れることです。
スポーツ選手や有名な経営者、アーティストや歴史上の人など、どんな分野でも構いません。
「スゴイこと」をやり遂げた人の名言に触れると、それだけでパワーがチャージされると思います。一流の人たちの「熱量」に触れることで、感化されるのです。
夏休みなどの時間に余裕がある時は、伝記やエッセイなどの本を丸ごと読むことが望ましいですが、時間が取れないような時は、ネットで検索すれば、名言集がたくさん出てきます。
ぜひ、それらに積極的に触れてみましょう。
環境をリフレッシュする
いつもと同じ問題集をやっていても、「場所」が違うだけで、いつもと違った気分で取り組めることってありますよね?
体をリフレッシュしたり、心をリフレッシュしたりすることも大切ですが、「自分がいる環境」を変えるだけでガラリと取り組み方が変わることもあるのです。
一番気軽に変えられるのは、「自分の部屋」以外の場所で勉強をすることです。リビングで勉強したりお風呂で暗記をしたり。私の生徒さんの中には、「冷蔵庫の前で勉強すると集中できる」という変わったお子さんもいます(笑)
リブング学習の詳しい内容はこちらを参考にしてみてくださいね。
また、休日など時間に余裕のある時は、家以外の場所で勉強をすることもオススメです。ポイントは「勉強している人が多い場所」を選ぶということです。つまり「周りの人はみんな勉強している」という環境の中に身を置くのです。
周りの人の「集中パワー」に便乗することで、自分も集中状態に入ることができるのです。
まとめ
勉強というのは、取り組んですぐに明らかな「変化」があるわけではありません。何度も練習してやっと身についたり、同じパターンの問題を何問も解いて初めてクリアできたりするものです。
この「変化がすぐに感じられない」状態が、停滞感を生み、「飽きる」という状態になるのです。
自分のアクションが、すぐに何らかの結果になるのなら「飽きる」状態にはなりません。人って「成長」の手応えを感じられていることには、飽きないのです。
勉強は(というか、すべてのことにおいてですが)、そんなにすぐに変化や成長が訪れることって、ほとんどありません。
だから「変化がないから飽きる」という捉え方では、なかなか成長できないのも事実です。
今回お伝えしたように「体をリフレッシュする」「気分をリフレッシュする」「環境をリフレッシュする」ことを、効果的に取り入れて、「今、取り組んでいること」に全力を注げる状態にしておきましょう。
勉強もスポーツも、あらゆる変化は「急に」「曲線で」訪れます。
つまり、上達するということは、「1回がんばったから1回分の変化がある」比例のグラフのようなものではなく、「何回がんばってもずっと停滞しているように見えるけど、ある時点で急にグンと伸びる」というような2次関数のグラフのようなものなのです。
急に曲線が現れる地点までは、「飽きる」ほどの練習量が必要な時もあると思います。
気分転換をしっかり取り入れて、挑戦してみてください。必ず、その「変換点」は訪れます!
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