私の生徒さんの中でも、こちらが何も言わなくても、自分からどんどん勉強をするお子さんが何人もいます。
 
こんなふうに主体的に勉強に向かうことができるのは、何に起因しているんだろう?
もともとの性格?家庭環境?
仕事柄、いつもそんなことを思いながら、彼らや彼らの保護者の方と接しています。
 
何も言わなくても、自分から勉強する子って何が違うのでしょうか?
 
今回は、私が17年間、現場で接してきた中で感じた「自分から勉強する子の5つの共通点」をお伝えさせていただきます。

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「勉強しなさい」と言われていない

 
まず大きな特徴は、「自分から勉強をする」ほとんどのお子さんが、親から「勉強しなさい」と言われていない、ということです。
 
「勉強しなさい」と声かけすることと勉強時間の関係についてはこちらでも説明しましたが、「勉強しなさい」と言って勉強時間が増えるのは小学1年生だけ、というデータもあります(笑)
 
自分から勉強する子だから→親は「勉強しなさい」と言わない。のではなく
「勉強しなさい」といちいち言われないから→自分から勉強する子になる
 
どうやらこの順序みたいですね。
 
いちいち言われる、ということは、「あなたはいちいち言わないと勉強しないでしょ」と毎回言っているようなものです。
それをシャワーのように浴びていれば、自分から勉強する力が育たないのも、うなずけますね。
 
 
 

親が努力を認めてくれている

 
謙遜の美徳からか、保護者の方の多くは「〜ちゃん、がんばり屋さんですね!」と褒めると、
「もう、家では全然勉強しないんですよ!」とか「とんでもないですよ、この子ほんとに家ではダラダラして、、」などと全力で否定してきます(笑)
 
際3者から子どもを褒められて、「そうなんですよ!」と言う人はほとんどいないですよね(笑)たいていは、「全然そんなことないのよ」の謙遜合戦になりますww
 
でもこれって、第3者(私)がいる前で、「あんたはダメだ」と公言しているようなものです。
 
一方、私が伝えた褒め言葉を素直に受け取ってくださる方も、保護者の中には何人かいます。
 
最近気づいたのですが、そのお子さまたちって全員、自分から勉強するという癖が自然に身についている生徒さんたちでした。
 
「あら、先生からそう言っていただけると、嬉しいね!」「がんばり屋さんだって!すごいじゃん!」こんな感じで子どもと一緒に喜んでくれます^^
 
私がすごいなぁ、と思ったお母さんは
「この子、家でも結構がんばってるんですよ!私はサボリ魔なのに、誰に似たのかしら(笑)」
と、堂々と第3者(私)の前で、我が子を褒めたお母さんです。
 
子どもにとって、これほど嬉しいことはないだろうなぁ、と思いました。
 
自分が一番大好きで、一番大切な人に、皆の前で認めてもらえている。このことが、自然と前向きな姿勢を作るんだなぁ、と思います。
 
 

自分のことは自分でする

 
 
これは、勉強への主体性と大きく関連していると思うのですが、自分から勉強をするお子さんは、ほぼ全員、自分のことは自分でする、という生活習慣が身についています。
 
自分の部屋は自分で掃除する。朝は自分で起きる。問題集は自分で買う。などです。
ゲームの時間も自分で決めている、というお子さんもいました。
 
自分の結果は、自分の行動によって起こる。ということを日頃の生活習慣で学んでいるので、テスト結果の振り返りでも、「人のせいにする」ということはありません。
 
そう言えば、彼らが私の教室に入会したのも、親の意思や友達に誘われてなどではなく、もちろん私が営業に行ってゴリ押ししたわけでもなく(笑)、自分からやりたい!と言って、来てくださったお子さまたちです。
 
 
 

「やればできるだろう」というセルフイメージを持っている

 
 
自発的に勉強をするすべてのお子さまに共通していることは「やればできるだろう」というセルフイメージを持っているということです。
 
私がいちいち言わなくても、「先生、ここ苦手だから、この問題解いてみていい?」「今日の宿題、苦手なところだから、今日ここでやってもいいですか?」など、苦手なところにチャレンジしようとします。
 
やらなきゃいけない。という気持ちよりも、「分からないところを克服したい」「せっかくやるなら、今の時間を有効に使いたい」という気持ちの方がはるかに強い感じです。
 
やる前から「こういうの苦手」「どうせできない」と戦意喪失のお子さまも多い中、彼らは「ダメかもしれないけど、なんとかなるだろう」「やればできるんじゃない?」という考え方をしています。
 
「どうせがんばっても、また上手くいかない」と思い込んでいるのと、「ダメかもしれないけど、でも、まあイケるんじゃない?」と思っているのとでは、取り組む姿勢の差は大きいです。
 
セルフイメージは、幼少期からの「成功体験」の数と、親からの日頃の「声かけ」によって形成されていきます。
 
だから、小さなことでもいいから「できた!」という経験をいかにさせてあげられるか、ということと、
周りの大人がいかにプラスになるような声かけをするかということが、とても大切になってきます。
 
 

親が過度な心配性ではない

 
 
「うちの子、こんなんで大丈夫かしら?」「中1の段階でこんな点数じゃ、高校行けないんじゃないかしら?」「家で全然勉強しないから、中3になったら大変なことになるんじゃないか?」
こんなふうに常に不安がつきまとって、相談される保護者の方は、割と多いのです。
 
一方で、自分から勉強をする子の保護者の方からは、ほとんどこういう相談はされたことがありません。
一時的に点数が悪くても、おおらかに、子どものことをドーンと信じている方が多いですね。
 
実は、「あなたのことが心配なの」という言葉は、裏を返すと、「あなたがうまくいくことを信じられないの」と言っているのと同じことです。
 
もちろん多少の心配や不安はあるのは当然ですが、あまりにも行き過ぎる心配は、子どもの「主体性」をなくすのだと思います。
 
 
 

まとめ

 
まとめると、「自立」という共通点があることが分かります。
 
保護者の方は、子どもは親のモノではなくて、自立をさせるもの、というスタンスでいるようですね。
 
もちろん本当の意味での自立は、もっと先のことでしょうが、自分でできることは自分でやってみなさい、と支援するスタンスで接していることが大きな特徴だと思います。
 
一方、常に受け身のお子さまは、この「自立」という要素がとても薄いです。
 
勉強以外のことでも、「親に言われたから」「先生の説明が分かりづらいから」「友だちがみんなやってるから」と、自分以外のものにすべて原因を求めます。
 
勉強を自分からするようになるには、勉強だけではなく、あらゆることで
「自分でできることは自分でしてみたら?困ったらちゃんと助けてあげるし。あなたなら大丈夫、お母さんが言うんだから信じなさい」
という姿勢で接することが大切なのかもしれませんね。
 
 

 


 

 

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