小学生の保護者の方からの相談で多いのが、「学校の宿題を後回しにして遊びに行ってしまう」というものです。
また、中学生の保護者の方の中には、「テスト勉強で、苦手な教科は後回しにして、結局手つかずのまま」とおっしゃる方もいます。
 
嫌なことや、面倒なことを後回しにしてしまう。。気持ちは分かりますね(笑)
 
 今回は「勉強を後回しにして遊ぶ子どもに、勉強の習慣をつけるための方法とは?」をお伝えさせていただきます。
 

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先に遊んでもOK

 

「後回しOK」の気持ちを持つ

 
気が進まないことって、ついつい「後回し」にしがちですよね。これはもう、大人でもそうなんだからしょうがない。
ましてや、子どもにとってはなおさらです。
 
子どもの思考は「やりたいからやる!」「今したいから、する!」と、大人もマネしたいくらい、とてもシンプルですから、目の前に「やりたいこと」と「気が進まないこと」があったら、迷いなく前者を選ぶのが当然です。
 
それに、「遊ぶこと」って、「勉強すること」と同じくらい大事です。大人は「後回しOK」くらいの寛大な気持ちで接することが大切です。
 

明るいうちに遊んでもらう

 
「遊ぶこと」も「勉強すること」と同じくらい大切なのは、「遊ぶこと」でたくさんの経験をし、そこから学ぶことができるからです。
嫌なことや不条理なことに直面することもあるだろうし、自分の思い通りにいかないこともあります。それらはすべて「経験」という、貴重な学びの場でもあるのです。
 
それならば、「明るいうちに遊んでもらう」というのは物理的にも安心です。共働きの家庭も多いと思うので、お母さんが帰宅するまでは、たっぷり遊んでもらう。親が家にいる時間帯に勉強してもらう、という方が合理的です。
 
それに、「やることやってから遊びなさい」と叱られながら遊ぶより、「5時まではたっぷり遊ぶのよ」と言わる方が、子どもも楽しめますよね(笑)
 
遊ぶことも、「学び」の1つ。そう考えることが、大切ですね。
 
ただし、先に遊んでもらう時は、「帰宅時間」をきちんと約束させる、ということが大切です。安全面ももちろんですが、ここをうやむやにしてしまうと、勉強の癖付けが難しくなります。
 
 

勉強の時間帯を固定する

 

「後回し」にかかるストレス

 
「後回し」というのは、実はじわじわとストレスがかかる行為です。
ずっと頭の中に「後回しにしたこと」があるので、まるでアプリを立ち上げたままのスマホみたいに、パワーを奪うのです。
 
やるべきことを「後回し」にすると、たとえ「楽しいこと」をやっていても、罪悪感のようなものが心の中に生まれる場合もありますよね。
 
また、後回しにすればするほど、それに取り掛かるときの心理的ハードルが高くなります。「やらないといけないと頭でわかっていたのに、やらないままにしておいた」という時間が長くなればなるほど、それに取り掛かりにくくなるのです。
 
なので本来は、やらなくてはいけないことや、少し気が進まないことこそ、気持ちが軽いうちに、先にサッと片付けてしまう方が、ストレスはかかりません。
 

「毎日すること」とセットにする

 
上記のように、少し気が進まないことって、やり始めるのにパワーを使います。それを後回しにすればするほど、取り掛かるのに大きなパワーが必要になってきます。
なので、「毎日すること」と勉強をセットにしてしまって、習慣化するということが大切です。
「やり始め」の心の葛藤をなくすのです。
 
オススメは夕飯の前の30分です。お母さんが夕飯の支度に取り掛かるときに、子どもも勉強をスタートさせ、「ご飯できたよー!」の声で勉強を終了させるのです(笑)。
つまり、お母さんの家事の習慣に、子どもの勉強時間を抱き合わせる作戦です。
適度な空腹状態というのは、集中力や暗記力が高まる「勉強のゴールデンタイム」でもあるので、この時間帯はオススメです。
 

導入パターンを決める

 
習慣にするには、「最初にすること」をパターン化しておくことがポイントです。スポーツ選手が試合前に、その人なりのストレッチやポーズなど「必ずやること」を儀式のように決めている、あれと同じです。
 
「やり始め」というのは、最も心が葛藤する時です。「やっぱり後からにしようかな?」「ご飯終わってからの方が集中できるかな?」などなど、脳は無限に言い訳を考えて「今やる」という選択を遅らせようとします。それに負けると、「後回し」が決定になるわけです(笑)
 
お母さんが夕飯の支度をスタートしたら、「冷たい水を1杯飲む」「ストレッチをする」「机の上を水拭きする」「好きな曲を1曲聴く」など、なんでもいいので「勉強のスイッチ」となる儀式を決めておきましょう。
そして、その儀式を行なってから、勉強をスタートさせるようにしましょう。
 
これを癖づけすることで、やる気や状況に関わらず、その儀式で勉強のスイッチを自分で押すことができるのです。
 

リビング学習を取り入れてみる

 
勉強の習慣がなかなかつかない時は、「リビング学習」がオススメです。「家族の誰かがいる空間」で勉強をするのです。
 
慣れない方は「そんなバタバタしているところで勉強なんて・・」と感じるかもしれませんが、「東大生の48.6%はリビング学習をしていた」「難関中学合格者の9割近くがリビング学習をしていた」というデータもあるほど、リビング学習には大きなメリットがあります。
 
「お互いの時間を共有できる」「ほどよい安心感と緊張感がある」「親が褒めやすい」など、勉強の習慣を身につけるには、良い条件が揃っているので、ぜひ試してみてください。
ただし、デメリットもあります。詳しくはこちらの記事で書きましたので、ぜひ参考にしてください。
 
 

まとめ

 
宿題もしないで友だちと遊びに行ってしまった。仕事から帰宅したら、子どもがまだ宿題を終わらせていなかった。
そんな光景を目の当たりにすると、つい、「やることやってから遊びなさい!」と小言を言いたくなるものですよね(笑)
 
気が進まないことは後回しにしたくなるのは、子どもも大人も同じです。
大切なのは、「勉強を習慣にする仕組み作り」を大人がアシストしてあげることです。
 
宿題の先に遊ぼうが後に遊ぼうが、「この時間帯になったら勉強をする」という習慣になってさえいれば、どちらでもOKなわけです。
もしかしたら「やるべきこともやらないで、遊ぶなんて・・」というのは、大人の社会にある暗黙のルールなのかもしれません(笑)
 
 
 
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