中学生になると、小テスト・単元テスト・定期テスト・確認テスト・学力調査テスト、、様々な名前のテストが鬼のように襲ってきますよね(笑)
実はテストって、受ける前の準備と同じくらい、受けた後の復習が超重要なのです。
なぜかというと、テストをすることで、自分の弱点が浮き彫りになるからです。つまり、テストで間違えたところって、1段ステップを上がるチャンスなのです。
ほとんどの人が「テストの後は開放感だけを味わっておしまい」だと思いますが(笑)、ほんの少し時間をかけるだけで、高い効果が得られるのが「テストの復習」です。
今回は、なかなか点数が上がらない人が、テスト直後にどのようなことに取り組めばいいかをまとめてみました。
攻略ノートを作る
テストが返却されたら、まず初めにすることは「攻略ノート」に間違えた問題を解き直すことです。
攻略ノートについては「3ステップで中学生の成績が伸びるワークの取り組み方」で詳しく説明させていただきましたが、これをやるのとやらないのとでは、全く違ってきますので、ぜひ取り入れてみてください。
解き直し
まずはテストの中の「書いたけど間違っていた」問題を解き直しましょう。
書いたけど間違っていた、ということは解くプロセスの中で、何かのパーツが間違って組み立てられていた、ということです。
間違いの中でも「一番攻略しやすい問題」ですので、まずはこれらから取り掛かりましょう。
どこで間違っていたかを分析し、判明したら、もう一度解いてみます。合っていれば攻略完了です。
次に、「正解だったけど、実は適当に解いた問題」です(笑) 強運の人は、これがやたらと多いですよねw
まあ、運も実力のうちなんですけど、これらの問題は「次に解いた時に間違う可能性の高い問題」ですよね(笑)
これらの問題は、暗記系(単語や年代など)だったら、テスト直後にもう一度覚え直しておきましょう。
思考系(暗記系以外)だったら、「なぜ自信がないと思って適当に答えを書いたか」を答えを見ながら分析し、きちんと腑に落ちたら、解き直してみましょう。
解き直せない問題
間違っていた問題の中で、解答欄が空白の問題が最も攻略レベルの高い問題です。
ということは、ここをクリアにすれば、1段どころか3段くらいレベルアップできるチャンスなので、ぜひ攻略してくださいね。
この種類の問題は、解説を読んで解き直しても理解できないことが多いと思います。
ですので、やるだけやって分からなかったら、あっさりと学校や塾の先生に質問してください。
その際、「テストで間違ったところをぜひとも攻略したいので」と頼み込むことと、「解説を読んで、ここまでは分かったけど、ここからが分からない」という聞き方をすることをやってみてください。
生徒の情熱に心が動かない先生はいませんから、きっと丁寧に教えてくれるはずです!
忘れた頃に再チャレンジ
一度攻略した問題も、時間が経つと記憶が薄れていきます。完全に定着させるためには、忘れた頃にもう一度解き直す、というのが効果的です。自分で自分に抜き打ちテストをするのです(笑)
攻略ノートに書かれた問題というのは、一度は「弱点」だったわけですから、もうこれでもかというくらい、しつこくやっつけましょう(笑)
気づきを書き出す
さて、問題の攻略を終えたら、今回のテストで気づいたことを一言でいいので、書き出してみましょう。
何かを経験した時に、何も感じない、何も得られないってことはないはずです。
それを言葉にして書き出すことで、経験が自分の力として蓄積されます。
また、これをすることで、次のテストに反省を活かすことができます。これは、自分以外の人に代わりにやってもらうことはできない大切なことなので、ほんの少し時間をとって、気づきをまとめましょう。
書き方としては、以下のように次に活かせるようなカタチで書き出すことが望ましいです。
・暗記系が全然ダメだった
→原因:テスト勉強のスタートが遅かった
→次回は:早めにテスト勉強をスタートして、暗記系を完璧にしておく
・時間が足りなかった
→原因:長文に時間をかけすぎた
→次回は:得意な英作文から取り掛かる
「次回は」というのは「改善点」ということですが、ここがどうしても自分で分からない場合は、先生に率直に聞いてみましょう。
はっきり言って、改善点まで考えている中学生はほとんどいません(笑)
ですので、こういうことをきちんと当たりまえのようにしていれば、必ず実力を伸ばすことができます。
成長のプロセスを学ぶ
中学生のテスト問題なんて、大人になったら使うことはほとんどありません(笑)
高校受験が終わり、大学受験も終わった時点で、ほとんどのことが宇宙の彼方に消えていきますw
それでも、ここまでガチでテストに取り組む・勉強に取り組むことで、私たちは「成長のプロセス」を身につけることができます。
スポーツでも仕事でも趣味でも、何かに挑戦する時に失敗はつきものです。
最初からスルスルうまくいく人なんて、ほとんどいません。
やってもやってもうまくいかないことなんか、ザラです。というか、そっちの方がほとんどです。
そんな時、ほんの少しうまくいかなかっただけで、挫折感を味わって諦めてしまう人もいます。
でも、「うまくいかなかったことは、ただのヒントだから、しっかり分析して次に活かせばレベルアップのチャンスになる」と知っている人は、果敢に取り組むことができます。
あぁ、勉強の攻略パターンと同じだ、と思えるはずです。
成長のプロセスって、どの分野も同じなんです。
だから、テスト直後に、ほとんどの人が開放感にひたって遊んでいる時に、淡々と弱点を攻略していく人は、ものすごい宝物を得ているのと同じです。
面倒くさいかもしれませんが、ぜひ、宝物をつかんでください。
あ、でも、遊びも大切なので、攻略し終えたら、友だちとたくさん遊んでくださいね(笑)
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