中学校で使っている「ワーク」。宿題にもたびたび登場しますよねw
宿題だからなんとなく解いて、眠気と闘いながらなんとなく丸付けをする。という取り組み方をしている人も多いんじゃないでしょうか?w
どうせやるなら、がっちり力がつく使い方をしましょう。
今回は、このワークを使って成績をUPできる「3ステップで成績が伸びる取り組み方」についてお伝えさせていただきます。
目次
【ステップ1】まずはワークを解く
解き方には3種類ある
ワークの解き方には、3種類あります。
1)何も調べずに自力で解く方法。
2)基本的に自力で解き、分からない問題は調べて解く方法。
3)分からない問題は、さっさと答えを見てその場で覚えてしまう方法。
すべての方法に、それぞれメリットがあるのですが、今回お伝えするのは2番目の方法です。
実は教室では、効率を考えてずっと3番目の方法を採用していたのですが、1年前くらいから2番目の方法で解いておらっています。記憶に残りやすい・自分の中に定着するという理由です。
解くときに分類
さて、解くときのポイントは、「ほんとは分からないんだけど当てずっぽうで解いた問題」と、「教科書やノートを調べて解いた問題」にチェック印をしておくことです。
これらはたとえ正解していたとしても「自分の実力」じゃないですよね? 解きながらそれらを、分類しておくのです。つまり、後でもう一度見直すべき問題、としてピックアップしておくのです。
調べた回数が分かる工夫
分からない問題を教科書やノートで調べるときに、調べた箇所に鉛筆で線を引いておきます。
そうすると、後で教科書やノートを読み返したときに、やたらと線が引いてあるページ、語句、などが一目瞭然で分かるからです。
【ステップ2】答え合わせで選抜する
一番ダラダラ取り組む可能性が高い丸つけ(笑) 実は丸つけに、成績アップのポイントが隠されています。
丸付けの色を変える
答え合わせをするときのポイントは、丸つけの色を変える、ということです。正解していた問題には「自力で解いた問題」と「調べて解いた・当てずっぽうで解いた問題」の2種類あると思います。
それを一目で分かるように色を変えて丸つけします。
・自力で解いた→赤で丸をつける
・調べて解いた、当てずっぽうに解いた→青で丸をつける
後者には、問題にチェック印がついているはずなので、つまりチェック印を青色で丸つけするのです。
そうすることで、自分の力じゃないのに合っていた問題を、あぶり出すことができます。
間違っていた問題
さて、次に間違っていた問題も2種類に分類しておきましょう。
・自力で解いたけど間違っていた問題→☆印
・空白だった問題→何もつけない
なぜ間違った問題を2つに分けるのかと言うと、実は「自力で解いたけど間違っていた問題」って、一番”自分のもの”にしやすいんです。
解いていく中で、どこかの段階で何かをミスっているだけなので、少し見直すだけで理解できる問題なんです。
次に解いた時に正解にできる可能性の高い問題。それがこの☆印の問題です。
一方、全く手が出なかった「空白」の問題を、できるようにするためには、じっくり取り組む必要があります。
【ステップ3】攻略する
ワークを解いて丸付けをしたら終了。というのでは、価値も半減です。解き終わった後に、どれだけ自分の力にできるかが、成績を伸ばせるかどうかの分かれ目です。
単なるワークの宿題、で終わらせるのではなく、積極的に自分の力にできるよう活用しましょう。
攻略ノートを作る
間違った問題を解き直すためのノートを1冊作るのがオススメです。教科ごとにノートを分けると、めんどくさくなって長続きしないと思うので、1冊にまとめればいいですよ!
1冊に、自分の弱点が全て入っているわけなので、テスト前の見直しなどに役立ちますし、「できない問題」が「できるようになった」というのが一目瞭然なので、単純にテンションが上がるとおもいますw
ノートの名前は「間違いノート」でもなんでもいいのですが、「弱点攻略ノート」などとやる気になれそうな名前をつけると、よりいいですね!
まずは☆印を攻略
先ほども言ったように、☆印問題が一番攻略しやすい問題です。まずはそれらを解き直しましょう。解説を読んで、
自分がどこを間違ったのか分析をしてから、解明できたら「攻略ノート」に解き直しをしてみてください。
単なる覚え間違い、スペル間違い、計算間違い、など、ほとんどの☆印問題は簡単に解決できると思います。
解き直して正解していたら、もとのワークの☆印のところに、赤で丸をつけましょう。これで攻略完了です。
ちなみにこの、「もとのワークに赤丸をつける瞬間」が、征服感を刺激されるとゲーム好きな男子が言っていました(笑)
次に青丸の問題
次に攻略するのは、青丸(当てずっぽう・調べた書いた)問題です。
普通にワークを解いていくと、答え合わせの段階で丸をつけてしまうので、この青丸の問題がピックアップされないまま、取りこぼされてしまいます。
そして、たいていの場合、ここが自分でも気づかないまま、いつの間にか「つまずく原因」になっていたりします。
せっかく青丸でピックアップしたので、「自力で解ける」ようにしておきましょう。
・当てずっぽうで解いた問題→解説を読み込んで理解してから、もう一度自分で解いてみましょう。
・教科書で調べた問題→今回は何も調べずに解けるかどうかを、試してみましょう。
ここでも、攻略できたら、もとのワークの青丸にかぶせるようにして、赤で丸をつけましょう。
空白の問題
さて、最後に取り掛かるのは、手も足も出なかった「空白」問題です。
教科書で調べても分からなかった問題、ということなので、よほどの応用問題か、あるいは自分が全く理解できていない箇所かどちらかでしょう。
この問題を攻略するときは、ノートの余白を多めにとって、まずは解説通りに書き写してみましょう。
そうしたら、その解説のどこまでなら理解できているのか、メモっておきます。
例えば数学の難しい証明問題なら、「2つ目の仮定までは分かるけど、3つ目以降が?」という感じで、必ずどこかの段階で見失っているはずです。
家庭学習でやるのは、そこを明確にするだけでOKです。
あとは、学校の先生か塾の先生に、質問しましょう。「ここから先が、分かりません」という聞き方をすれば、先生方も解説しやすいと思いますよ。
説明を聞いて理解したら、余白にもう一度解き直してみます。攻略できたら、もとのワークに赤丸です(笑)
最終的には全て赤丸になるように
こういうのを聞いて、うわーめんどくさいなー、と思うかもしれません。確かに、少し手間がかかるかもしれないです。
でも、ちょっと考えてみてください。
宿題をただこなすだけで、適当に丸つけして終了→結局、疑問点が増殖して後で手をつけられなくなる。
↑これと比べたら、どっちが面倒でしょうか?(笑)
成績を今よりも伸ばそうと思ったら、分かっている問題だけやっていても伸びないですよね?
「できなかった問題をできるようにする」「できていないのに見逃していた問題をできるようにする」。これをしないことには、成績は今のままです。
しかも、分からない箇所って、放っておくとどんどん膨らんでいくんです。体操服に開いた穴と同じで、大きくなっていくんです(笑)
1日に取り組むワークの量はたかが知れているので、本当はその日のうちに「攻略ノート」までやっておきたいところですが、部活で忙しい日などは、攻略ノートに書き写すだけでもOKです。
最終的には全て赤色の丸になるように、とにかくコツコツ続けてみましょう。
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