先日、中1の生徒さんの保護者の方から、こんな質問をいただきました。
 
いつもテストで、うっかりミスばっかりしています。どれだけ注意しても、毎回、答案を見ると△ばっかりです。普段から落ち着きがない性格だから、しょうがないんでしょうか。。?
 
うっかりミス、、いわゆる「ケアレスミス」というやつですが、これを性格と結びつけている保護者の方は多いですね。
もちろん「落ち着きがない」という性格が全く無関係ではないと思いますが、どんなに普段落ち着きがない子でも、ゲームをしている時にうっかりミスって、あまりしないですよね(笑)
要は、いかに集中できるか?がポイントなわけです。
 
今回は「落ち着きがない子どもだから、うっかりミスが多い? テストでのうっかりミスを防ぐための対策とは?」についてお伝えさせていただきます。
 
普段の勉強やテストの時にきちんと対策を取り入れることで、ある程度はケアレスミスを減らすことができるので、
ぜひお子さんと一緒に読んでみてください。
 
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ケアレスミスの原因は?

 
この章では、「ケアレスミス」にはどんな種類があって、それらはどんな原因で起こるのかをお伝えします。
 

ケアレスミスの主な種類

 
ケアレスミス(うっかりミス)の主な種類は、問題文の読み間違い、問題や答えの写し間違い、計算間違い、書き間違い、などです。
これ以外の間違いは、たとえ本人が「うっかりミスだった!」と主張しても、「理解が伴っていないために起こるミス」な訳です。
 
これについては別記事で詳しくお伝えしていますので、ぜひ読んでみてください。
 
さて、先ほど挙げたケアレスミスの種類のうち、「問題文の読み間違い・問題や答えの写し間違い」は純粋なケアレスミスと言えますが、「計算間違い、書き間違い」などは、ケアレスと言うよりは、単なる実力不足の場合が多いのです。
 
例えば、
    ・数学で、移項する時に符合を間違えた
    ・英語で、英単語のスペルを間違えた
    ・歴史で、年代を間違えた
 
こういうのは「うっかりミス」として括られることが多いですが、練習不足・実力不足によるミスだと捉えましょう。
 
 

ケアレスミスの原因

 
では、ケアレスミスはどうして起こるのでしょうか?
 
もちろん冒頭でお伝えしたように、「性格」と全く無関係ではありません。ただし、決してそれだけが原因で起こるわけではありません。
 
ケアレスミスは、普段から正しく対処していけば、徐々に少なくなっていきます。
そのためにも、ケアレスミスの原因をしっかりつかむことが大切です。
 
先ほど前者に分類した「純粋なケアレスミス」の場合の大きな原因は、精神的なものである場合が殆どです。
「テスト」という、普段とは違う状況の中で「平常心」「冷静さ」が失われてしまうのです。
つまり、「テストの時間が足りない」「緊張しすぎて問題文が入ってこない」「プレッシャーがかかり1点に集中できない」などです。
 
一方、後者のケアレスミスの場合は、普段の勉強量と質が足りていないことが原因です。いわゆる「うろ覚え状態」なわけです。
覚える練習量が足りていない、答え合わせをした後の見直し(分析)をしていないことが殆どです。
 
 

家庭学習での対策

 
テスト本番で防ぐ前に、まずは普段の家庭学習の時点で、ケアレスミスを防ぐ対策をすることが大切です。
 

純粋なケアレスミスを防ぐ

 
問題の読み間違い・答えの写し間違い。このような純粋なケアレスミスは「テスト」という特殊な状況が引き起こす精神的な焦りが原因になっていることが、殆どです。
普段の勉強と決定的に異なることが、「時間制限がある」ということと「結果(点数・順位・合否)が出る」ということです。
 
「制限時間がある」ことから来る焦りへの、家庭学習での対策としては、、
 
    ・普段の家庭学習で、タイマーを使って「焦る状態に慣れる」
    ・宿題に取りかかる前に、一通りざっと問題を見て、だいたい何分くらいかかるのか「見積もる」癖をつける
    ・問題文の中の「結局何を問われているのか?」に印をつけて読む
    ・解き終わった後に、答えや途中の計算を見直す癖をつける
 
などです。普段から「時間」に対する訓練をしておくことがポイントです。
 
 
また、「結果が出る」ことへのプレッシャーで冷静さを失う、ということの対策に関しては、こちらの記事が参考になると思いますので、ぜひ読んでみてください。
 
 

勉強不足から起こるミスを防ぐ

 
本人はケアレスミスだと思っているけど、実際は勉強不足が原因。という場合の対策は、そりゃあ勉強するしかないんですが(笑)、ポイントを3つに絞ってお伝えします。
 
    ・正しいインプットを必要な量で
暗記すべきことを正しい情報で、頭に入れることです。覚える段階で間違っていた、ということもあるからです。
そして、自分の中に記憶されるまで繰り返し繰り返し練習しましょう。24時間後にもう一度書いた時に正解していれば、ほぼ覚えられたことになります。
 
    ・正しいアウトプットを
暗記しただけでは、勉強不足が原因のケアレスミスは防げません。
「実際に問題を解いてみる」。ここをしっかりやらないと、本当の解決にはなりません。暗記したものは、使いこなせて初めて自分の身につくのです。
 
    ・分析する
問題を解きっ放しにしないことです。答え合わせをした後に間違えた問題を、なぜ間違えたか?どんな種類のミスだったか?「分析」してみてください。
きちんと分析することで、自分のミスの傾向が分かります。ミスの傾向を知っておくと、テストの見直しのポイントになります。
 
 

テストでの対策

 
テスト本番でケアレスミスを防ぐには、次のことに注意してみてください。
 
    ・最初に一通り、ざっと問題を見て時間配分をする
    ・深呼吸してから解き始める
    ・問題文に印をつけながら読む
    ・解答の書き方(単位のつけ忘れ、写し間違い)をチェックする
    ・解き終えたら、自分のミスの傾向を踏まえて見直す(例えば、移項する時に符号ミスをしやすいなら、そこを重点的に見直す)
 
なお、テスト特有の雰囲気に飲まれてしまって、目の前の問題に集中できない、という人はこちらの記事が役に立つと思いますので、ぜひ目を通しておいてください。
 
 

まとめ

 
今回は、テストでのうっかりミス(ケアレスミス)の原因と、その対処法をお伝えさせていただきました。
 
すぐに減らせるタイプの「うっかりミス」は、勉強不足が原因で起こるミスです。これは、自分の勉強の量や質を上げるだけで改善されるはずです。
 
「平常心」が失われることで起こる、いわゆる純粋なケアレスミスは、少し時間がかかるかもしれませんが、普段の勉強で2章の内容を実践することで、徐々に減らしていくことができます。
 
コツコツと取り組んでみてくだい。
 
 
今回は詳しく取り上げませんでしたが、「ケアレスミスばっかりだったー」という言葉があまりにも多いお子さんは、「本当にケアレスミスか?」というのをチェックする必要があります。
 
たまたま間違えた。うっかりミスをした。この言葉を使いすぎるお子さんは「問題点を後回しにする」傾向があったり、「できないことを知られたくない」「とりあえず今ごまかせればいい」という考えを持っていたりします。
 
ごまかせないくらい勉強が分からなくなってからでは、時間的にも精神的にもヘビーなことになって、かえって労力を使うので、果たしてお子さんの言う「ケアレスミス」は、、
 
    ・純粋なケアレスミス
    ・勉強不足によるケアレスミス
    ・理解できていないことを隠す、言葉上のケアレスミス
 
以上のうちのどんな種類のケアレスミスか?をきちんと見直してあげることが大切です。
 
 
なお「ごまかすために本人が言っているだけ」のケアレスミスの場合は、こちらの記事を参考にしてください。
 
 
 
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