得意な人と苦手な人で極端に点数が開くのが「数学」です。
これは、数学が典型的な「積み上げ型」の教科なので、中1の数学でいったん苦手意識を持ってしまって「理解できていない項目」が多くなると、中2以降で習う内容が全く理解できないことになるからです。
つまり、中1の数学ってめちゃくちゃ大切なのです。
今回は「数学が苦手な中学1年生が、今のうちに苦手意識を克服して、成績を上げるコツとは?」についてお伝えさせていただきます。
もしお子さんが、数学が苦手なら、ぜひ一緒に読んでみてください。
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目次
苦手克服のための心構え
苦手なことに取り組むときには、まずは「苦手克服の心構え」を作る、ということが大切です。数学を克服する前に、「苦手意識を克服する」のです。
苦手だと言わない
まず大切なのは、「苦手だ」と言わないということです。そんなのムリ!と思う気持ちも分かります(笑)
しかし、人間の脳は「苦手だ」「難しい」「できない」「困難だ」という言葉を使えば使うほど、本当は簡単にできる問題にもブロックがかかって、解けないようになっていきます。
「苦手だな」という言葉が、「解決する方法」を見えなくさせるのです。
「苦手」ではなくて「今はまだ得意じゃない」。「難しい」ではなくて「簡単ではない」。「できない」ではなくて「やってみよう」。「困難だ」ではなくて「挑戦しがいがある」。
まずは自分の言葉を変えてみましょう。
まずやる
次に大切なことは、苦手なことこそ逃げ腰にならない、ということです。苦手なことに取り組むときこそ、「まずやる」「すぐやる」ということが大切です。
苦手なものって、つい後回しにしてしまうと思うのですが、いったん後回しにしたものって、余計に気が重くなっていきます。
めんどくさいなー、苦手だなー、というものこそ「まずやってみる」という前向きさが必要です。
勉強以外のこともそうですが、やってみないことには何も生まれません。変化が勝手に起こってくれる、ということはありません。
とにかく、自分から飛び込むしかないんです。飛び込まないと、何も変わりません。
計算問題を制覇しよう
まずは計算問題を制覇しましょう。たくさんある項目の中でも「計算問題」は比較的、結果が出やすいからです。
数学が苦手な人は、たいてい、「解き方を知っている」=「できる」と思い込んでいるので、まずはこれを変える必要があります。
文字式までの「計算のルール」を徹底理解
計算問題にはたいてい、「ルール」や「公式」があります。まずはその「ルール」「公式」をしっかり理解して覚える必要があります。
もっとも大切な計算のルールは、中1の夏休み前までに習う範囲に詰まっています。ここがあやふやだと、中2・中3と積み上がっていく計算問題は、すべてあやふやになってしまいます。
何が何でも「文字式」までの計算のルールを理解するようにしましょう。
知っているだけでは解けない
ルールや公式を「知った」だけでは、計算問題は制覇できません。数学が苦手な人の多くは、計算問題を何問か解いただけで「できた」と思ってしまっていますが、計算問題の制覇は「量をこなす」ということでしかできません。
こんなふうにイメージしてくださいね。
キャベツの千切りを習います。ああ、あんなふうに包丁を持って、左手はあんなふうに丸めるんだ。なるほど!
と分かっても、千切りできるようにはなりませんよね?(笑)
習ったことを、自分で何回も実践して、身につけていくのです。
「身につける」ということは、体が自然に動く。ということです。
計算問題の解き方を習って、何問か宿題で解いて、テスト前に公式を覚え直して終了。という状態では「できる」ようにはならないのです。
とにかく絶対量をこなすことです。計算問題は、1日5分でもいいので、毎日取り組むようにしましょう。
「知っている→できる」ここにステージが上がるまで、何回も何回も解く。パッと式を見ただけで、解き方が「見える」。考え込まなくてもシャープペンがスラスラ走る。
こんな状態になるまで、やり込んでみてください。カラダに叩き込むのです。
やればやっただけ、正解率も上がるしスピードも上がるのが計算問題です。
計算問題以外に挑戦しよう
方程式の文章題。関数、証明問題、図形など、計算以外での重要項目がいくつかありますが、実は数学の問題には「パターン」があるのです。まずは、そのパターンを徹底的に身につけることが大切です。
パターンを身につけるには
パターン練習をするために新しいワークを買う必要はありません。学校で使っているワークでじゅうぶんです。
学校のワークには主要なパターンが網羅されていて、基礎問題・応用問題・発展問題などのようにレベルに分かれているため、パターン練習をするには適した構成だからです。
パターンを身につけるには、「解き方を丸暗記」することが大切です。例題や解説に載っている「解き方」の手順通りに暗記しましょう。
この時に大切なのは、「なぜ、この式が出てくるのか?」が分からなければ、必ず先生に聞いて解決しておく、ということです。
この「なぜ、この式が出てくるのか?」というのを学ぶこと。
これがつまり「解き方を暗記する」ということなのです。
これを自分の中にいくつも蓄えていくことで、様々な問題に自分で対応していけるのです。
3回解くべし!!
例題や解説の「解き方」を暗記したら、実際に自分で問題を解いてみましょう。ごく簡単な基礎問題から取り掛かります。
ここでのポイントは、「同じ問題を3回解く」ということです。いきなりワークに書き込むのではなく、別のノートに解いてみましょう。(宿題で自主学習ノートが出されている人は、それを利用しても構いません)
1回目でちゃんと解けた、という場合でも3回は解いてみましょう。なぜかというと、自分の中に確実に「技化」させるためです。
先ほどの例で言えば、キャベツの千切りを習って、1回できたとしても、それで身についたとは言えないですよね?(笑)
基本問題を3回ずつ解いたら、ほとんどの問題には対応できるはずです。ぜひ応用問題を解いてみてください。
ここで、もし解けない問題があったら、また「解き方」を読んで、「なぜ、この式が出てくるのか?」を学びましょう。理解できなければ先生に聞いて、理解できればまた、同じように3回解くのです。
応用問題というのは、実は基礎問題のパターンがいくつか組み合わさってできているので、ひるまずに取り組むことです。
「あえて偏る」作戦で突破しよう
数学な苦手でどうしても克服したい!というなら、「あえて偏る」作戦をとってみてください。
どういうことかというと、1週間〜10日間、1つの分野だけに集中して取り組んで、他の苦手分野には手をつけない、ということです。
オススメなのは、まずは計算問題だけに集中すること。今日から少なくとも1週間、毎日30分は計算問題を解いてみてください。
「解き方を分かっている」と思う問題も、「スラスラ解ける」段階になるまで続けてください。1週間続けたら、絶対、変化が実感できるはずです。
次は計算問題以外の苦手項目ですが、これも1つの分野(方程式の文章題、など)に絞ります。3章でお伝えした方法で、集中して1週間〜10日間、取り組んでみましょう。
「方程式強化週間!」などと紙に書き出すと気合が入りますよ(笑)
1つの分野しかしないなんて、偏りが出るんじゃないか?と思うかもしれませんが、偏りが出てもいいんです。
というか、あえて偏らせるんです。
最初に例に出した千切りを思い出してくださいね!
初日は、千切りを覚えて、次の日は乱切りを覚えて、次の日は皮の剥き方を覚えて、、というふうに練習するよりも、
10日間千切りだけをする方が、絶対身につくと思いませんか?w
方程式を10日間続けたら、次は図形を10日間毎日取り組む、というふうにやってみてください。
その間、計算問題は5分でもいいので継続できたら、なおいいです。かなり力がつくはずです。
数学はとにかく絶対量の教科です。絶対量をこなすと、問題を読んだだけで勝手に解き方が「見える」ようになってきます。
思い切って「あえて偏る」作戦で、1つ1つの分野を突破していきましょう!
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