先日、5・6年生クラスの生徒さんに将来の夢について聞いてみたのですが、軽く衝撃を受ける内容でした(笑)
(ちなみに私はレッスン時間内に、彼らにたくさん質問をしますw)、
 
さて、今どきの高学年は、将来何になりたいのでしょう?

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女子は無邪気。男子は、、、

 
英語の授業だったので「What do you want to be?」と英語で質問したところ、女子はまあ、出るわ出るわ(笑) 
うるさい!というくらい一斉に喋り始めましたw
 
お花屋さん、って英語でflower shopでいいの?」「保育士さんはなんて言うの?」「ネイリストって英語?」「パティシエってそのまま言えばいいの?」「えーっ、私もパティシエがいい!」「あ、私はねー・・」
 
これ、5分くらい続きましたね(笑)
まあ、性格的に積極的な女子が多かった、というのもあると思いますがw
 
 
一方男子は、どうだったかと言うと、、
 
「んー、給料安いかもしれんけど、しょうがないからサラリーマンだろうなー」
公務員かな、クビにならんし」
 
終了。・・・しーーん。
 
や、ちょっと待って!サッカー選手、とかじゃないの? WBC見てるんでしょ?野球選手じゃないの?
 
そう聞くと彼らは、「や、そんなのなれるわけねーしw」・・・。
私には彼らがすでに、疲れ切ったサラリーマンに見えました(笑)
 
以前、低学年のクラスで聞いたときは、男子も女子も奔放にいろんな職業が出ていたんだけどな。。
 
まあ、お年頃なので「斜に構えている」というのもあると思いますが、それを差し引いても、おっ・・これはやばいぞ、と思ったのでした。
 
あなたは何を感じましたか?
 
 

子どもたちは、どこを見ている?

 
 
 
将来どんな仕事がいいかなぁ、、と思ったときに、高学年の彼らはおそらく、自分と同性の大人を見ていると思うんです。
 
現実に自分の周りにいる大人だけじゃなく、テレビやネットで見る大人も含めて。
 

女子はイキイキと仕事をしている女性を見ている

 
5・6年生の女子といえば、おしゃれに敏感になってきたり、恋バナに興味が出てきたり。
 
そういうキラキラしたものに憧れる年齢なので、きっと「イキイキと仕事をしている、おしゃれでかわいい大人の女性」に目が行くのだと思うんです。
 
小さい子が好きだから保育士さん。お菓子作りが好きなのでパティシエ。そういうふうに自分が好きな内容で選んでいる子も多いのですが、
 
そういう子も「憧れ」という目線で”なりたい職業”を見ているんだなぁと感じました。
 
なぜなら、この質問に答えるときの彼女たちの顔が、照れくさそうだけど楽しそうな、イキイキした表情だったからです。
 
もちろん、疲れ切ってくたびれている大人の女性もたくさんいるのですが(笑)。
 
きっと彼女たちが憧れるような仕事をしている、イキイキとした女性に目が行くんだろうなぁ、と思います。
 
またメディアも、そういうキラキラしている女性を取り上げますし、ね^^
 
 

男子は疲れ切った大人を見ている

 
いっぽう男子は、こんなに世界で活躍しているスポーツ選手や、アーティスト、起業家がいるのに、
 
彼らの目に映っている「大人の男性」は、「しょうがないけどサラリーマン」「クビにならないから公務員」なのでしょう。
 
サラリーマンがどう、公務員がどうではなく、そもそも「仕事をする」ということに、そんなに憧れとかカッコよさを感じていないんだなぁ。というのが彼らの表情を見ていると分かりました。
 
どんなに若くてかっこよくて活躍している男性がいても、「あんなふうになれるのは、一部の人間だし」「自分がやりたいことが仕事になるのは、稀なことだから」と、もうすでに諦めた発言をします。
 
そんなに能力もないし、やりたいなーと思っていることを仕事にできるのは一部の人だし、、って。
 
ああぁ。。
 
それって間違いなく、大人がそう思わせてるんですよね?
 
周りにいる大人がそんなふうに言っているんだろうし、メディアも「満員電車に乗って疲れ切っているサラリーマン」「無茶な残業を押し付ける会社」の図を彼らに植え付けているもんなぁ。。
 
サラリーマンが悪い、大人が悪い、誰が悪い。そういうのではなくて、なんとなく醸し出している「大人のムード」がそういう雰囲気なんだろうな、と思うのです。
 
 

2020年からアクティブラーニングの取り組みが本格的になりますが・・・ 

 
「子どもが主体的に学び」「対話を通して理解、発展させ合い」「それを自ら活かしていく」。
 
そういう方向に学校教育が転換しようとしています。
 
2020年って、あと3年です。
 
ただ知識の羅列を脳みそに入れていくのではなくて、子どもたちがアクティブに学び、考え、発信し合う。
 
それってホントに素晴らしいなぁ、と思うんですよね。ワクワクします。
 
と同時に思うのは、それって大人がアクティブじゃないと導けないよね、ということ。
 
大人が疲れ切ってカスカスなのに、子どもにだけアクティブに学べだなんて言えないですもんねw
 
 
たとえ反抗期で斜に構えた高学年男子でも、思わず「ゲームソフトを開発してみたいなぁ」「自分で服のブランドを立ち上げてみたい」「映画音楽を作りたい!」と自由に言っちゃうような、社会のムードを私たちが作らないと
 
やりたいことを仕事にできるんだよ。
可能性って自分で作っていけるんだよ。
斜に構えて何もせずに無傷でいるより、全力でぶつかって「今回は失敗したわ!」って笑ってるほうがかっちょいいでしょ。
 
そういうのを私たちが「生きる姿勢」発していかないと。と、思ったのでした。
 
 
まあ、そう言う私もつい最近まで「自分がやりたいことで食っていけるのは、一部の人だよね」病にかかっていましたけどね(笑)。
 
でもそれって「やりたいことを仕事にしよう」と自分がしていなかっただけじゃん!と、今になっては思えるんですよ^^
 
ということで、大人がひと足先にアクティブになるべし!w
 
 
 
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