こんにちは、ブレイクスルー学習コーチの
Izumiです。
今回も読んでいただき、
ありがとうございます。
「苦手教科がいつもテストで足を引っ張る。。」
そんな中学生は、
授業がストップしている夏休みが、
苦手克服の大きなチャンスです。
大量の宿題を、
「ただ終わらせるだけ」ではなく、
せっかくなので、
『自分の力をつける』ために
勉強しましょう。
今回は、
「夏休みの勉強で、一気に苦手教科を克服できる4つのコツ」を
お伝えさせていただきます。
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目次
苦手意識を克服
苦手教科を克服するときに、何よりも大切なことは、
「苦手意識を克服する」ということです。
「苦手だなー」「やりたくないなー」という意識をまず、
変えるのです。
ここができれば、苦手教科の克服は、
半分達成したと言ってもいいくらい大切なことです。
(1)苦手だと決めつけない
苦手な教科だけではなく、
苦手な食べ物、苦手な人、苦手なスポーツなど、
「なんとなく苦手だなぁ」と思うことって
たくさんあると思います。
苦手なことというのは、
「苦手だなー」と思いながら取り組むと、
ますます苦手になるものです。
なぜなら「苦手だな」という気持ちがあると、
人の脳は、
「悪いところ」や「苦手になりそうなところ」にばかり
目が行くようになっています。
つまり、「苦手だな」という気持ちが、
「苦手になる要素」を探させるのです。
「この先生苦手だなぁ」と思いながら接すると、
好きになれないところばかりに目がいってしまって、
ますます苦手になる。
という経験はありませんか?笑)
苦手教科の克服も同じで、
まずは「苦手だと決めつけない」ということが
一番大切です。
(2)苦手なことこそ前のめりで
次に大切なことは、
苦手なことこそ逃げ腰にならない、
ということです。
苦手なことに取り組むときこそ、
前のめりで取り組むのです。
前のめり、というのは、
積極的に取り組む、
逃げずにガンガン取り組む、
ということ。
なぜなら、
苦手なことというのは、
逃げ腰になればなるほど、
ますます苦手になってくるものだからです(笑)
重い荷物を持つときこそ、
逃げ腰にならずに、しっかり持たないと
腰を痛めてしまうのと同じです。
また、余談ですが、
「苦手だなー」「逃げたいなー」という意識があるものに限って、
頻繁に自分の前に現れてくるものです(笑)
直角三角形の証明問題が苦手だなー、と思っていると、
なぜか大切なテストにはドーンと出題されるものですよね(笑)
『苦手意識を変える』なんて、
そんなことできない、と思うかもしれません。
そういう人は、
この2大原則を知っている、というだけで
十分です。
頭の片隅に、入れておいてください。
2、苦手克服の4つのコツ
夏休みの宿題の中でも、
苦手教科はつい、後回しにしたくなるかもしれません。
ですが、
後回しにすればするほど、
苦手克服からは遠ざかってしまいます。
ということで、
この章では、
苦手教科の克服のコツをお伝えしていきます。
(1)まずはできる問題から
夏休みの宿題はたいてい、
これまでに習った内容がまとめられたテキストなどが
出されると思います。
そのテキストの中で、
最初に手をつけるべきことは、
「苦手教科の中でも、まだマシな項目」です。
まずはその項目から取り掛かるようにしましょう。
ただでさえ、心理的ハードルが高い教科なので、
「最初の1歩」をできるだけ低くするのです。
苦手克服のポイントは、
「できる」を少しずつ増やしていくことです。
陣取りゲームみたいなもので、少しずつ「できる」を増やして、
自分の陣地を取っていくのです。
例えば、
数学が苦手だけど、角度を求める問題なら、まだマシ。
という場合なら、
角度の問題から取り掛かるようにしましょう。
そうやって、「できる」を少しずつ増やしていくことです。
(2)例題とその類題で陣地を広げる
「まだマシな項目」を終えたら、
いよいよ苦手な項目に突入です!
数学や英語・国語は、
夏休みのテキストを解く前に、
まずは教科書や学校のワークの「例題」を
取り組んでみましょう。
教科書や学校のワークに載っている「例題」は、
比較的理解しやすいもので、
まずはそこを攻略してしまいます。
苦手項目の中の「できる」を増やしていくのです。
ここまで終えてから、
夏休みの宿題にとりかかってみましょう。
教科書の例題で理解をする。
↓
↓
宿題のテキストに取り組む。
つまり、
夏休みの宿題には「類題」が載っているので、
本当に理解できたかを、
宿題のテキストを使って力試しをしてみる、
ということです。
類題で「できる陣地」を広げるのです。
また、理科や社会なら、
宿題のテキストのページに該当する範囲の教科書を
しっかり読み込んで理解してから、
テキストの問題を(なるべく教科書を見ずに)
解くようにしてみましょう。
ここでも鍵は、
理解する→力試しをする
というプロセスです。
1章でもお伝えしたように、
「苦手だ」という思い込みが脳のブレーキになっている、
という場合が多いので、
「やってみたら、それほど苦手ではないかも??」と少しでも思たら、
シメたものです!
あれっ?意外にできるかも。。
そんな感覚をいかに味わうことができるか、が鍵となります。
(3)取り組む回数を増やす
苦手教科克服の3つ目のポイントは、
「一度にまとめて長時間」ではなく
「少ない時間で回数を増やす」ことです。
一度に取り組む時間を長くするよりも、
取り組む回数を増やすようにしてみてください。
これは『ザイオンス効果』を利用したものです。
ザイオンス効果とは、
「同じ人や物に接する回数が増えるほど、
その対象に対して好印象を持つ」というもの。
頻度が上がれば上がるほど印象が良くなってくる、
というこの「ザイオンス効果」を使って、
少しでも苦手意識をなくすようにしましょう。
「提出日3日前にまとめて」
ではなく、
ちょくちょく顔を合わせるイメージで
毎日10分くらいずつ取り組みましょう。
(4)あえて予習をする
苦手教科ほど効果的なのが「予習」です。
ただでさえ苦手なのに、予習なんてとんでもない!
そんなことしても理解なんてできない!
と思うかもしれません。
しかし、苦手教科こそ、予習の効果は絶大です。
予習の段階で、理解しようと思わなくて構いません。
サッと目を通し、
「へぇ、こんなこと習うんだ〜」と思うだけでOKです。
人間の脳には、
「知らないこと」「今までと違う新しいこと」に関して
ブレーキをかける癖がもともとあるので、
ほんの少しでも「知っている」という状態を作ることで、
心理的な障壁を低くするのです。
また、「先手を打つ」という効果もあります。
ただでさえ苦手なのに、
授業で初めて聞く話ばかり、、って、
完全にペースを握られてしまっていますからね(笑)
自分から少しだけでも内容を読んでおくことは、
先取点を取っているのと同じです。
夏休みが終わるまでに、
次に習う箇所にサッと目を通して、
「先取点」を取っておきましょう。
3、まとめ
苦手教科の克服でまず大切なのは心の持ち方です。
人間関係でもそうですが、
「この人が苦手だ」という先入観を持って
「逃げ腰で」接していると、
いつまでたっても苦手なままです。
ところが、正面から先入観を持たずに接することで、
意外な発見や共通項があったりして仲良くなる、
というのはよくあることです。
苦手教科をそんなふうにはとても思えない、
と感じるかもしれませんが、
まずは、そういう心の持ち方を知っておくことです。
また、
受験生であれば、夏休みが終わると、
ひたひたと「受験」の2文字が近づいてきます。
自分の中に
「ずっと避けて通っていたこと」「極端に苦手なこと」を
抱えたままにしておくと、
どうしても不安が心に湧き上がってくると思います。
もちろん、
得意な教科をどんどん伸ばして自信をつけることは大切です。
しかし、
マイナスな考えに陥らないためにも
「苦手教科に取り組んだ」という経験は大切です。
「見ないふりをしていること」
「後回しにしている気が重いこと」
こういうことに取り組んだ、ということが、
あなたの経験値を上げるのです。
それに、苦手教科は何と言っても
「伸びしろ」があるのが魅力ですよね!(笑)
普段、50点しか取れないなら、
あと50点分も伸ばせる余地があるのです。
ほんの少し克服するだけで、10点、20点とレベルアップすることが可能です。
せっかくの夏休みなので、
宿題などとうまく組み合わせて、
楽しく「陣取りゲーム」をしていきましょう!
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