先日、
外回り中に、こんな質問をいただきました。
「うちの子(6歳)、何にでも興味をもって、
すぐに習いたい!って言うんですよね。
親としては、ホントかなー、それ?って思うんです。
だから、やりたい!って言っても
すぐには習わせないようにしてるんですよ」
こういうお宅、けっこうあります。
やっぱり、習い事ってお金がかかることだし、
スタートしてすぐに放り投げるような
いい加減なことはして欲しくない、という気持ちもあるし、
慎重になってしまいますよね?
今回は、
「何でも習いたい、という子どもの意思を尊重すべきか?」について
お伝えさせていただきます。
目次
子どもの「やりたい!」を優先してOK!
スタートしないと分からない
小学校低学年くらいまでのお子さまなら、
「やりたい!」という気もち一本でいいんじゃないかな?と
私は思います。
たまに、冒頭のお宅みたいに、
しばらく放っておいて子どもの本気を見極める、
という方もいるのですが、
子どもの本気を見極めるのは(年齢が低いなら特に)、
スタートしてみないと分からないですよ!
というのが答えです。
もちろん、
お金がかかることですので、
興味あるもの全部を習う、ということは
できないかもしれませんが、
「やってみたい!」という気持ち。
それって、最優先にしてもいいくらい
価値のあるものじゃないかな、と
思います。
ホントにやりたい、と思うことにはノーブレーキ
極論を言うと小さいうちは、、
結果的にすぐ辞めることになったとしても、
「やりたい!」という意思を優先していいと思います。
だって、
好奇心。興味。関心。意欲。
これらって最強ですよ!
誰かに強制されたわけじゃなくて、
自分の中から意欲が湧き出ているなんて、
すごいことじゃないですか!
好奇心が爆発することに取りくんでいる時の
子どもの表情って、
もう、サイコーじゃないですか!
小さい頃に、
そういうことを多く経験できるのって、
宝だと思うんですよね^^
それを、
「続けられるか約束をしてから」とか
「しばらく放置して、それでも冷めなかったら」とか
大人の社会のルールで判断するのは
もったいないんじゃないかなぁ、と思います。
だから、「〜をやりたい!」と子どもが言ってきたら、
「ほんとに習いたい?」って聞くだけでいいと思います。
それで「うん!」と即答したらGO!です。
あ、この子、ほんとにやりたいんだな。
これって、お母さんの直感で分かることだと
思うんです。
その上で、小学校中学年以上なら
「自分が決めたことを
継続することって、大切なんだよ」
「だから、本当に嫌なら辞めてもいいけど、
ちょっとしたことくらいで、簡単に放り出してほしくないと
お母さんは思ってるよ」
「今、いくつかやりたいことがあると思うけど、
〜ちゃんはどれに決めたい?」
そういうことをプラスしてもいいでしょう。
ただし、
「絶対やめない?」
「絶対やめない、ってお母さんたちに約束できる?」
と、必要以上に念押しする必要はないですよ。
(そんなの、大人も約束できませんw)
中には、こんなお宅もありました。
「毎日毎日それを確認したら、
5日目で即答できなくなったから、習うのをやめました」
そんなの、可哀想すぎます。
今の大人の常識は、10年後にはなくなっている
今の子どもたちが大人になる頃には、
今の「常識」って、きっと
大きく変わっていると思います。
正しい答えを選択肢の中から、
いかに早くたくさん選び出せるか。
多くの人の動きに合わせて、
いかにはみ出さないで行動できるか。
嫌なことでも我慢して、
文句も言わずにいかに長く続けられるか。
そういうことに重きを置いて
教育されてきた私たちとはまったく違う価値観が
10年後には広がっているはずです。
自分がホントにやりたい!と思えることを
どうやって仕事として成り立たせていくか、を
自由に考えて実行していける社会。
どんな経歴を持っているか、よりも
そこから何を学んで、
どんな志を持っていて、
どんな人間性で、
どんな価値を生み出したいのか。
そういうことに価値を置く社会。
そういうふうに変化していくと思うんです。
(そういうふうに変化できないなら、
2020年の教育改革は意味がないです)
今の大人の常識で、
子どもに何を与えるのかを考えるんじゃなくて、
今の子どもが10年後、
どういうふうな社会で生きていくのか?という視野から
考えることが、
私たち大人の宿題なんじゃないかな?
と、思います。
そう考えると、私は、
子どものうちに「ホントにやりたい!」と思ったものに、
どんどんチャレンジさせてもらえた!
という経験は、
かけがえのない力になるんじゃないかな?と思います。
LINE@にて「大人授業」を毎週配信中。
登録特典あり!お友だち追加はこちらから