春が近づいてくると、
お子さんに、何か習い事を・・・と
考える方って多いですよね?
 
 
習い事を選ぶ際のよくある質問が、
 
 
「習い事って、子どもが興味をもつまでは
始めないほうがいいの?」
 
 
という種類のものです。
 
 
 
つまり、親は習わせたいものがあるけど、
子どもにその気がない、
 
というパターンです。
 
(今だと、ダントツに多いのが「英語」ですね)
 
 
今日は、その質問に
私なりに説明させていただきます。
 
(最初の習い事を考える、
5〜7歳くらいのお子さま、として
書かせていただきます)
 
 
 
 
 

そもそも習い事って、なんのため?

 
 
ここ、実は一番大事なポイントなんです。
 
ここがハッキリしていない保護者の方って
けっこう多くて、
 
そうすると、、、
 
 
みんな習い事をしているから。
 
テレビでやっておいた方がいいと
言っていたから。
 
なんとなく将来不安だから。
 
お得なキャンペーンがあるから。
 
営業の人に押し切られたから←w
 
 
いろんな「外部の情報」に振り回されてしまいます。
 
 
なので、まずはお母さん、お父さんが、
 
”なんのために習い事をさせたいのか?”
 
ここを
明確にしておくべきだと思います。
 
 
個人的には、
 
習い事って、
子どもの視野・可能性を広げるものだと
思っています。
 
 
学校、家庭、地域。
 
そのコミュニティから外れて、
そのコミュニティでは学べないことを、
学ぶ場。
 
(子どもにとって、「いつものエリアから外れる」という体験は
すごく重要な意味があります)
 
 
そして、
習い事をすることによって、
 
子どもの好奇心の枠を
広げられる、
 
と考えています。
 
 
 
”なんのために習い事をさせたい?”
 
 
ぜひ一度、考えてみてください。
 
 
ここが明確であれば、
 
周りはみんな始めているのに、
うちは始めなくてもいいのかしら?
 
そんなことに不安にならなくても
済みます。
 
 
 
 
 

大人は提案を示してあげるべき

 
 
 
「子どもから”やりたい”と言い出すまでは
習い事の話題も出さない」
 
 
たまにこういう意見を聞きます。
 
 
 
おそらく
「子どもに”やりたい”という気もちがないと、
何も身につかない」
「親が無理に押し付けるべきではない」
 
という視点からだと思います。
 
 
これはもちろん、
その通りなんです!
 
 
親が無理に習わせても
うまくいかないことがほとんどです。
 
 
 
ただ、上記の意見は、
少し極論かなぁ、、と思うんです。
 
 
 
もちろん、
 
親が聞かなくても、
子どもから「どうしてもこれをやりたい!!」と
懇願してくるものがある。
 
これの威力は、最強です。
 
 
でも、もし、
 
子どもからやりたいと言い出すまでは、
まったく提案しない、というスタンスでいて、
 
 
お子さんが何にも興味を抱く機会がなかったら、
 
そのお子さんが知る世界は、
 
「いつものコミュニティ」の内側だけで
完結してしまいます。
 
 
 
なので、
 
「親が無理に押し付けない」というスタンスを持ちながら、
いろんな選択肢を提示してあげる。
 
 
というのが、オススメです。
 
 
 
子どもの視野って
よくも悪くも、すごく狭いですよね?
 
 
選べる選択肢も限られているし
(友だちがやっているから。という選択肢しか
持ってないことが多いです)
 
 
そもそも、自分は何に興味があるのか?
明確にそれを分かっている子どもは少数です。
(特に中学年くらいまでは)
 
 
大人のほうが、
見えているもの、できること、は
断然多いはずです。
 
 
 
まずは、お子さんが、
 
「何をしているときがワクワクしているか?」
「夢中でやりたがることは何か?」
 
そこを観察して、
 
その分野に近いものを
いろいろ提案してあげる。
 
 
ここって、
大人にしかできないことだと思うんです。
 
 
 
 
 
 

できるだけ体験させてあげる

 
 
いろいろ提案したけど、
それでも”習い事自体”に興味がなさそうだったら、
 
それは「スタートする時期ではない」
ということでしょうか?
 
 
ここは、賛否両論あると思います。
 
 
私はぜひ、
「体験の機会」は作ってあげてほしいと思います。
 
 
もちろん、
「習うのがイヤなら習わなくていいよ」
「お母さんたちは、無理やりに習わせないよ」
と約束することは絶対必要ですが。
 
 
今はどの習い事でも、
”体験レッスン””お試し期間”みたいなものがあるので、
 
 
ぜひ、一度、
参加してみることをお勧めします。
 
 
 
私が「体験すること」を
熱烈にオススメするのは、
 
 
 
「やってみないと、興味があるかどうか
分からないから」
 
です。
 
 
(体験してみたら、
意外なことに興味を持った、という例を
たくさん見ています)
 
 
 
体験してみた結果、
「習わない」を選択してもいいんです。
 
 
何か新しいことをするとき、って
大人も子どもも、
勇気が要ります。
 
 
年齢が上がれば上がるほど、
「1歩を踏み出すこと」に
ものすごいパワーが要ります。
 
 
やってもいないのに、
つまらなそう、、と決め付けるのではなく、
 
自分でやってみて判断する。
 
 
そういう「行動する力」「自分で判断する力」をつけるのは、
この時期が大切だと思うんです。
 
 
周りの情報や、
なんとなくそうかな、、という雰囲気。
 
 
そういうものじゃなくて、
 
自分が体験して、
自分の中に残った感覚、直感。
 
そういうものを基に、
自分で判断する。
 
 
 
これって、
低学年であってもできることだし、
 
低学年にこそ、
こういう”自分の芯”みたいなものを
作っていく機会を、
大人が提供してほしいなぁ、と思います。
 
 
 
 
 
 

まとめ

 
以上、いろいろと書かせていただきましたが、
 
結局いちばん大切なのは、
 
「1」です。
 
 
大人が、
習い事はなんのためだと考えているか。
 
 
ここが明確になれば、
「2」と「3」は、
無数に答えがあります。
 
 
私は、
 
習い事は、
 
「いつもの心地よいエリアから
一歩外に出て、
 
自分の可能性や好奇心を
広げるもの」
 
 
という考えを持っているので、
 
 
私なりの、「2」と「3」を書かせていただきました。
 
 
ぜひ、参考にしていただけたら
嬉しいです。