勉強だけではなく部活でもそうだと思いますが、毎日練習しているのになかなか結果が出ない時、というのはモチベーションが下がりがちですよね。
やったらやった分だけ上達するならいいのですが、勉強も部活も、取り組んですぐに結果が出るということはあまりありません。
たいていのことは、コツコツ取り組んでいく中で、あるとき急にグンと伸びる「変換点」が訪れます。
ではどうすれば、結果が出ないときにモチベーションを保って、コツコツと勉強していけばいいのでしょうか?
今回は「学校では教わらない!成績が上がらないときの勉強のモチベーションの上げ方とは?」についてお伝えさせていただきます。
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モチベーションとは「動機」
モチベーションが下がる。モチベーションが上がらない。など、普段なんとなく「やる気」とか「テンション」みたいな意味で使っていると思うのですが、そもそもモチベーションって何なのでしょう?
モチベーションとは?
モチベーションとは「人が行動する際の、動機付けや目的意識」のことです。
多くの人が「やる気」という意味で使っていると思いますが、行動を起こすための引き金、みたいな意味なんですね。
少し詳しく言うと、モチベーションには2種類あるんです。「動因」と「誘因」と呼ばれるものです。
「動因」とは簡単に言えば、自分の内側にあるものがきっかけで行動を引き起こさせるものです。例えば、「あの高校に受かりたい」「全国大会に出場したい」というものです。
これに対して「誘因」というのは、自分の外側から行動を起こさせるもので、「次のテストで400点取れたらゲームを買ってもらえる」「優勝したら先生に焼肉をおごってもらえる」(笑)などのようなものです。
「動機」の強度でエネルギーが決まる
「動因」であれ「誘因」であれ、モチベーションの強度が高ければ高いほど、行動を促すエネルギーは高くなるし、より持続しやすくなります。
例えば先ほどの例で言えば、「優勝したら先生がジュースをおごってくれる」よりも「優勝したら先生が焼肉をおごってくれる」のほうが強度が強いので、俄然やる気も高まるわけです。分かりやすいですよね(笑)
「動因」を例で言えば、普段350点取れている人が「360点取るぞ!」と思っても、そこから得られるエネルギーは低いですよね?
このように、モチベーションの強度によって行動に移すときのエネルギーが変わってくるわけです。
だから、「モチベーションが下がる、、」という言葉が出るということは、そもそものモチベーションが強くないのでは?と考えてみるといいかもしれません。
モチベーションの作り方
1章では「モチベーションとは何か?」についてお伝えしてきました。成績が上がらないとモチベーションが下がる、ということはそもそものモチベーションが弱い可能性があります。
この章では、「目の前の結果」がどうであろうと、やる気が下がらないようなモチベーションの作り方についてお伝えさせていただきます。
目標の「先」をイメージせよ
これは大人にも言えることですが、目標を決めるときは「どうなりたくて、その目標を達成したいのか?」「その目標を達成して、どうなりたいのか?」という、「目標の先」までをイメージすることを、たいていの場合していません。
これをしていないので、すぐに結果が出なかったりうまくいかないことが続いたりすると、エネルギーが下がってしまうのです。
「定期テストで400点を取る」の先にあるのは、何でしょう? 「あの高校に合格する」ことを達成して、どうなりたいのでしょう?
「あの高校に合格して、獣医になる」など具体的な夢が決まっている人は、そこまでをセットにしてイメージしましょう。
もちろん将来の夢とセットにできなくても、例えば「あの高校に合格して、サッカー部に入る」とか「400点を取って、いつもバカにしてくる人たちを見返す」(笑)などのようなものでも構いません。
「目標の先」をイメージしましょう。
未来に制限を設けない
モチベーション(勉強に向かうための動機)を作る時に大切なことは、「自分の未来に制限を設けない」ということです。
人って、頭の中でイメージできないものは達成できない、という仕組みがあるので、もし、イメージできるのであればそれは「実現可能なこと」なわけです。
だから「先生がどう言うだろう」とか「親から笑われるかも」とかは一切考えずに、自分のモチベーション(勉強に向かうための動機)を決めましょう。
たとえ今現在の実力では手が届きそうにないレベルの高校であっても、そこが頭に浮かんだのなら、その高校に合格してどうしたいか?までをセットにして、自分だけのモチベーションにすればいいのです。
「今の実力」から考えない
モチベーションを決めるときにもう1つ大切なことは、「今の実力」から考えない、ということです。
「今の実力」というのは、過去から現在までの自分の取り組みに対する結果です。今から未来への実力は、これから作っていけばいいのです。
「今、玉ねぎも人参もないから、カレーが作れない」という順序ではなく、「カレーを作りたいから、玉ねぎや人参を手に入れる」という順序で考えましょう。
今の自分の実力が300点くらいだから、まあ、せいぜいで320点くらいを目標にするのがいいだろう。という作り方では、そこからエネルギーは出ません。
今の実力から未来を見るのではなく、達成できた未来から、今自分の実力をどうすべきなのか?を見るようにしましょう。
するべきことを考える
さて、自分自身の「勉強に向かうための動機(モチベーション)」を作ったら、それが現実になるためには毎日どういうことをする必要があるのか?を考えてみましょう。
ここでも「今の自分」から考えるのではなく、「すでに達成されている未来の自分」から考える、ということが大切です。
ちょっと難しいかもしれませんが、先ほどのカレーライスの例で考えると、分かりやすいと思います。
つまり、、「おいしいカレーライスが出来上がっている」というところから逆算して、料理の段取りや必要な材料を割り振っていくのです。
出来上がりのイメージが「とろけるチーズがかかった甘口のカレー」なら、とろけるチーズと甘口のカレールーを買ってこなければ作れないですよね?(笑)
今自分の家にある材料だけで作っていったら、未来のイメージは現実化しません。
これと同じことです。(カレー、食べたくなりましたねw)
「テストで400点が取れている自分」は、どんな毎日を送っていますか?どうやってそこにたどり着きましたか?
この視点を常に忘れずにじゅうぶんに考えて、毎日やるべきことを書き出していきましょう。
まとめ
成績が上がらない、なかなか結果に結びつかない。だからモチベーションが上がらない、という人は、順番を変えてみましょう。
今の状況によってモチベーションが左右されるのではなく、どんな状況でも左右されないモチベーションを作るのです。
今回お伝えした内容は、学校では習わない、はっきり言って大人が取り組むようなレベルの内容です(笑)
でも、効果は絶大ですw
今の実力がこれくらいだから、自分が目指せるのはこんなもんだろう。と考えるなんて、もったいなさすぎます。
「今の実力」はあくまでも、過去から今までに作ってきた実力です。
ここから先は自分の取り組み方次第で、どれだけでも伸ばせます。
そんな力なんて自分には無い、と思う人は、ちょっと振り返ってみてください。
ずっと補助輪をつけて自転車に乗ってきたのに、ある時突然、自転車に乗る練習を始めて、何度転んでも練習し続けましたよね?
それで、いつの間にかスイスイ乗れるようになったはずです。
今では手放し運転だってできますよね?(やったらダメですよw)
それを、「今、補助輪つけてしか自転車に乗れないから、こんなもんだろう」と思っていたら、ずっと補助輪は外せません(笑)。
自分の可能性を信じてみましょう。すでに達成できている自分をイメージし倒しましょう。
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