「家で、子どもに宿題を教えていると、ついイライラして怒っちゃうんです。私がいくら説明しても、途中で、分からんと言って、放りだそうとするので、だんだん私もキレてくるんですよね(笑)」
 
先日、外回り中にこんな話を聞きました。
 
実は、うちの教室に、小学生で算数・国語を習いに来ているお宅の多くが、「家で教えるとお互いイライラしてしまうから、習わせます」というパターンです。
 
なのでこの相談に対しても、「学習塾に通わせる」というのが手っ取り早い解決法ですが(笑)
まあ、それは最終手段に取っておいて、
 
今回は、「家で子どもに宿題を教えるときに怒ってしまう解決法&本当の理由」をお伝えさせていただきます。

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一緒に勉強する

 
 
 
何回かこのブログで取り上げていますが、子どもの宿題の時間に一緒に勉強することには、大きなメリットがあります。
 
英会話でもネイルでも何でもいいので、お母さんもぜひ勉強してみてください、と勧めるたびに、「そんな時間ないわ」「私が勉強なんて、そんな」と笑いながら逃げられることが多いのですがww
 

子どもは大人を見て育つ

 
基本的に子どもは、大人を見て育ちます。お母さんがイライラしていると、そのまま子どももイライラしてきます。
 
「何でこんなこと分からないの?」とお母さんがイライラする時って、教える前からイライラするムードがあるので、子どもはそれを感じ取っていて、お母さんから教わる前に「お母さんが今から言うことはなんだか分からないかも」とガードしてしまうのです。
 

一緒に教科書を読んで解決する

 
一緒に勉強している時に子どもさんが何か質問してきたら、すぐに説明を始めたり、「何でもかんでも聞かないの!」と怒ったりせずに、まずは、問題文を一緒に読んであげてください。
 
そして大切なことは、基本的には「自分で解決する」のをサポートすることです。家では、宿題のアシスタントになるのです。
 
 
その疑問点を解決できそうな教科書のページを探してあげたら、一緒にそのページを読んでみましょう。
 
「あ、ここじゃない?」と、ヒントになりそうな箇所を教えてあげたり、「何算だと思う?」と、次のステージに引き上げてあげたり。
 
人間、上から物を言われるとカチンときますが(笑)、こんなふうに「同じ方向に向かって並走している感」があると、子どももお母さんの話を聞き入れやすくなります。
 
 

大人の真剣な姿を見せる

 
一緒な時間に勉強することの最大のメリットは「大人の真剣な姿」を子どもが見れることです。
 
自分が(嫌々でも)宿題をやっている隣で、お父さんが仕事の書類を作っている。お母さんが英会話の問題を解いている。分からないことがあったら、参考書を読み返したり、ネットで調べたりしている。
 
そういうのを子どもが見ることができるのは、とても大きいですねよ。
 
「なんでんなことも分からないの!!」と怒るよりも、何倍も効果があります。たった20分でも30分でもいいので、同じ時間を使って、勉強してみてください。
 
 

先に褒める

 
 
これは、私が教室でよく使っているテクニックなのですが、、
 
その子が集中する前に「おっ、〜くん、今日は集中力があるね!」。その子が問題をよく読む前に「〜ちゃんは、問題文をちゃんと読むようになったよね!」と先に褒めてしまうのですw
 
これは「太陽と北風」で言うと、「太陽作戦」ですね(笑)
 
「集中しなさい!」「いっつも集中力ないんだから!」と叱ってやらせるのではなく、褒めることですんなりと取り組んでくれます。
 
それで、実際にできたら、改めて「ほら、やっぱり〜くん集中力あるわぁ、すごい!」「〜ちゃんは、今日もよく問題文を読んでいたね!」と認めてあげるのです。
 
ちょっとテクニックになっちゃいますが、やってみてください。
 
 

子どもを許せないんじゃなくて自分を許せない

 

イライラして許せない本当の理由は・・

 
他の人のある行動に対して、異様にイライラして許せない気持ちになる。
 
 
実はそれは、「自分の中に同じものがある」んです。
 
それで実は、自分のその要素を「許せない」「嫌悪感がある」「これがあると人から認めてもらえない」と思っているんですね。
 
ちょっとわかりにくいので、例を出して説明します。
 
 
例えば私が、他の人の「最後までやり遂げない」という行動に、異様にイライラして許せないとします。
 
それは、私の中に同じものがあるんです。つまり「最後までやり遂げられない」という要素を、私が持っているんです。
 
私はそれを認めたくないんですね。許せないんです。
「最後までやり遂げられない自分はダメだ」「最後までやり遂げられない私は価値がない」「人に認めてもらえない」と深層では思っているのです。
 
だから、目の前に、その要素を持った人がむき出しで現れると、イライラして許せなくなるのです。
 
 

大人も子どもも、カンペキじゃなくても大丈夫です

 
さて、「いっつもいっつも子どもにイライラしてしまう」という方がいます。
 
「宿題を教えていても、ちょっと分からないと、すぐあきらめて放り出すんですよ、うちの子。ほんっとにイライラします」
 
そういう方は、自分の中に「すぐに諦めて放り出す」という同じ要素があるのです。
 
本当は、心の深層では、その要素を持っている自分のことが好きになれない。自分のことを許せない。人に認めてもらえないと思っているのです。
 
 
なので、いつも同じところでイライラして怒ってしまう人は、一度、自分の中を覗き込んでみるといいかもしれません。
 
そしてまずは、「自分を許す」のです。
 
途中で放り出すこともあるってば!大丈夫!そんなことで価値がないなんて思わなくて大丈夫。
 
まずは自分を認めてあげると、少しだけ、何かが変化するかもしれません。
 
 
 
 
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