「勉強やりなさい」と言えば言うほど、やらなくなっていく子どもたち(笑)
勉強が原因でケンカになってしまう、という人も多いのではないでしょうか? 
 
一体、どんな声かけをしたら、家で自分から勉強するようになるのでしょうか?
今回は「勉強のやる気が出ない子どもが、自分から勉強するようになる声かけとは?」をお伝えさせていただきます。
 

 

子どもの興味があることに関心を持つ

 
私たち大人はつい「いつまでゲームしてるの!早く勉強しなさい」「また今日も漫画ばっかり読んで!」と言ってしまいますが、子どもが「今」興味を持っていることに関心も持たずに、興味を持っていない「勉強」をするよう促す、というのは、よく考えたらすごく無茶な話ですよね?(笑)
 
私の生徒さんのお父さまに実際に聞いた話なのですが、、↓
 
「うちも前まで、いつまでゲームやってるんだ!と言っていたのですが、ある時、そんなにのめり込むくらい面白いゲームなのか?って、気になって話しかけたら、、
今では、僕の方がハマっているんですよ(笑)
 
それで、一緒にゲームする時間、というのを決めて、その時間は存分にゲームしています。
そしたら不思議なことだけど、息子も自然に勉強するようになったんですよね」
 
これを聞いた時、なるほど〜と思いました。
自分の親が、「勉強すること」を要求する前に、まずは自分の興味があることに耳を傾けてくれた。しかも一緒にやってくれた。ということが、信頼関係につながり、子どもを自然と「勉強」に向かわせたのかもしれません。
 
 

勉強している内容に関心を持つ

 
子どもが今、どんな勉強をしているのか?知らない保護者の方は意外に多いです。「何習ってるの?」と質問する方も少ないみたいですね。
 
1章でもお伝えしましたが、普段は相手のしていることに関心を持たないのに、「勉強しなさい」という要求だけはきっちりしてくる、というのは、よく考えたら無茶な話です(笑)
 
せめて今、どんなことを習っているのか? 関心を持つことは大切です。
 
また、子どもが得意な教科については、今習っている内容を子どもに教えてもらう、というのも有効な方法です。
例えば子どもが理科が得意なら、「化学式習ってるの? お母さん、苦手だったからちょっと教えて」という感じです。
 
先日、教室で理科が得意な生徒さんに、上記の質問をしたら(演技ではなく、私は本当に理科が苦手でしたw)、とても詳しく教えてくれたのですが、その日は、その生徒さんの「勉強スイッチ」がバッチリ入って、とてもはかどりました。
 
自分が得意なことを人に教える、ということは、子どもにとって「自信がつく」という意味で、とても貴重な経験なのです。
 

子どもの能力を信じる

 
自分が本当にやりたいこと、自信があること、得意なこと。こういうことに関しては「やる気が出ない」「自分からやろうとしない」ということは少ないですよね?
人って、「やったらなんとかできる」「きっとできる」と確信できている時は、主体的に動くのです。
 
勉強のやる気が出ない。自分から勉強をしようとしない。ということはつまり、自分の能力を自分で低く見積もっているのです。
やってもどうせ苦手なままだから、やらない。勉強してもどうせ分からないし、成績も上がらないから面倒くさい。という思いがどこかにあるのです。
 
子どもが自分自身の能力を低く見積もる要因の1つに、「大人が子どもの能力を信じていない」ということが挙げられます。
 
例えば子どもが数学で、前回と同じようなミスをした時に、「あー、やっぱりな。この子は数学のセンスないんだな」と思うのと、「あら?めずらしい。この子は何かきっかけがあれば、伸びるはずなんだけど」と思って接するのとでは、かける言葉も全く違ってきます。
 
子どもの能力って、少しのきっかけでいきなり伸びます。本当にものすごい可能性を秘めているなぁ、、といつも思います。
今、たとえ勉強が苦手で、自分から勉強しないお子さんでも、何かのきっかけで自信がついて、どんどん自分から勉強するようになったお子さんを何人も見てきました。
 
今は成長の曲線が伸びていないだけで、未来は伸びる可能性がたくさんある。この子には、その力がある。と信じることが大切です。
 
「あなたなら、きっと大丈夫」「あなたには乗り越えられる力がある」という声かけをしてあげることは、「自分自身の能力を低く見積もらない」ために、必要なことなのです。
 
 
 

結果ではなくプロセスを褒める

 
 
年齢が上がれば上がるほど、子どもは「プロセス」ではなく「結果」でしか褒められなくなってきます。褒められるべき点数だったから、褒められる、ということが多くなってきますね。
 
もちろん「できた」ことに関して褒めてあげるのは大切なことですが、それ以上に「結果がどうであろうと、取り組んだプロセスを認めてあげる」ということは大切です。
 
結果にしかフォーカスされないと、勉強に向かうことにブレーキがかかるようになります。「もし、次のテストで点数が落ちたらどうしよう」と、結果に目が行くようになるからです。
 
結果によって褒められたり褒められなかったりするのではなく、プロセスをしっかり褒めてもらっている子どもさんは、結果ではなく「今」に集中することができます。
今、やれることをやればいい。と、いい意味で開き直ることができるのです。
 
 
 

まとめ

 
テストや受験が迫っているのに、いっこうにやる気にならない子どもを見ていると、大人はつい、「やる気にさせなきゃ」と思いがちです。
 
でも、いざとなれば子どもは勝手に勉強に没頭できる力を持っています。
没頭すること、自分からどんどん取り組むこと、フロー状態になることに関しては、大人より子どもの方がずっと上手です。
大人は、あんなに長時間、砂遊びはできないですからね(笑)
 
今回は、4つの例だけお伝えしましたが、これはあくまでも、私が教室で感じたことや、保護者の方に聞いたことをまとめただけです。
「この声かけをすれば、やる気が出る」という誰にでも共通するテクニックは、きっとありません。
 
大切なのは、「子どもは、小さなきっかけで、どんどん自分から勉強するようになる」ということを大人が信じて、接することです。
 
 
 
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