今回は、新中2の生徒さんのお母さまに聞かれたこの質問について、お答えさせていただきます。
「うちの子、英語が一番点数低いから、春休み中に復習しないとヤバイーって言ってたんですけど、宿題以外でどんなふうに復習させればいいですか?」
えらいなぁ。。私、中1の春休みは部活と遊びしか、やった記憶ないですけどw
ということはさておき(笑)
中1の復習って言っても、範囲も広いし、何から手をつけたらいいか途方に暮れますよね?
今回は、春休みに取り組むべき復習のポイントについて、お伝えします。
(もちろん中2の復習をしたい人は、これをそのまま中2の内容にスライドしてみてください)
目次
自分が分からないところを分かっている?
「自分はどこが分からないのか?」を把握することが第一歩
勉強が苦手なお子さんて、「自分がどこが分からないかが分からない」というケースが多いのです。
逆に言えば、「理解できていないところ」を把握さえしていれば、そこを解決すればいいだけなので、抜け出すのは簡単です。
春休みのように、いつもより時間に余裕があるうちに、「自分がわからないところ」を探り当てておきましょう。
「どこから分からなくなっているの・・?」これは実は、第3者から見れば一発で分かるので、塾に通っているなら思い切って塾の先生に聞いてみましょう。
もちろん学校の先生でもいいですよ!
塾に通っていないお子さんは、以下の方法でチェックするのがオススメです。
この方法でチェックするのがオススメ
今から中1で習った重要項目を書くので、これを「人に説明できるか?」という視点でチェックしてみてください。
この、「人に説明できるか?」を基準にすると、自分が理解できているのかどうかが、一目瞭然ですよ。
【中1で習った代表的な文法事項】
・be動詞って何?
・be動詞の否定文、疑問文はどうすればいいの?
・一般動詞って何?
・一般動詞の否定文、疑問文はどうすればいいの?
・複数形って何?
・3人称単数って何?
・3人称単数の否定文、疑問文はどうすればいいの?
・代名詞って何?
・現在進行形って何?
・現在進行形の否定文、疑問文はどうすればいいの?
・canはどうやって使うの?
・canを使った時の否定文、疑問文はどうすればいいの?
・過去形って何?
・過去形の否定文、疑問文はどうすればいいの?
もちろんこれ以外にも大切な文法や文型は習っていますが、代表的なものだけ挙げました。
この中で「人に説明できない項目」はどれでしょう?
まずはそれに印をつけて、ピックアップしましょう。
ピックアップした箇所をおさらいしよう
英語が苦手・・ということは、結構ピックアップされてると思うのですが(笑)、分からないところが特定できたので、大丈夫ですよ!
次の順序で、めげないでおさらいしてみてください。
1)ピックアップした項目の、ワークの説明・授業ノートの説明を読み返す。
2)「それを人に説明できるか?」の基準で、理解しているかどうかを判断する。
3)ノートを読んでも意味不明だったり、思い出したつもりでも説明できなかったら、もう一度ノートや解説を読み込んだりググったりして調べる。そして、考える。
(これ、大事ですよ。なるべく自力で粘る。「自分でなんとかする」この考えをしっかり持ってください)
4)それでも分からないと思ったら付箋を貼って、後日学校や塾の先生に聞く
(自力で粘るだけ粘ったら、あとは素早く先生に質問しましょう!)
英単語・熟語の復習はどうする?
そのためのテストです!
膨大な量の英単語・熟語、、それを最初からチェックしていたら、それだけで春休みが終わってしまいます。
ここは、中1のテストを引っ張り出して見直してみましょう。
テストというのは、その範囲の中で「大切だよ!」というポイントが出題されているのです。
なので、テストは言わば「大切なことが一目で分かるチェックシート」のようなものなんです。
中1のテストを見返して、出題されている単語や熟語をノートに書き出しましょう。
そして、日本語→英語、英語→日本語。この両方ができるかチェックしてみましょう。
テストはきちんと保存しておくこと
ちなみに、「テストなんて終わったらどこかに消えちゃう!」というお子さんが、私の教室でいましたが(笑)
必ずファイリングするようにしてくださいね。先ほども書きましたが、テストは「大切なことが一目で分かるチェックシート」ですし、その上、「自分の弱点を発見できるチェックシート」でもあるのです。
超優秀でしょう?
問題集を新たに買うくらいなら、過去のテストを何回も解いた方が力がつきます。
時間に余裕があるなら
英作文力を鍛えよう
以上のことを復習してそれでも余裕がある人は、ぜひ英作文を鍛えることに時間を使ってみてください。
中2・中3と学年が上がるにつれ、英作文の問題は高レベルになっていくので、「英作文って苦手〜」という気持ちはできるだけ払拭しておいたほうがいいです。
英作文の練習をするとテストで点数が取れるというだけではなくて、実際に英文を自分で作るので、文法や語順の理解にもなるのです。
しかも、自分で英文が作れた!これはハマるとかなり快感です(笑)
私の生徒さんの中にも、もともとは英語はそれほど得意ではなかったけど、英作文で「英語の楽しさ」を覚えて、グングン成長していった子がけっこういます。
過去のテストを使い倒す
英作文だけに絞った記事は、また後日改めて書こうかなと思っていますが、今回は1つだけお伝えしますね。
ここでも過去のテスト問題を使います。何度も言いますが、終わったテストは超優秀なツールですからね!
中1の中盤くらいのテストから、英作文が出題されていると思います。いわゆる「自由英作文」というやつです。
例えば「あなたの友だちの紹介文を5文で書きなさい」「あなたの1日の生活について6文で書きなさい」というようなものです。
この英作文の問題を、まずはノートに書き出します。それを、もう一度解き直してみるだけです。
解いたものは必ず、学校の先生や塾の先生に見てもらいましょう。
、、、と軽〜く言いましたが(笑)、英語が苦手なら、なかなか「自分で英文を作る」なんてできないですよね?
そういう場合でも大丈夫ですよ!春休み中にこれだけはやっておいてください。
テストの解答に載っている、英作文の模範解答をそのままノートに写して、それを何度も練習して覚えてしまうんです。自分のモノにしちゃうんです。
えっと、、パクリですね(笑)
もちろん、「友だちの名前」とか「自分がやっているスポーツ」とか、単語自体は替えますが、文の構成はそのままマネしてください。
英作文って、実は「型」があるんです。これをマスターしてしまうと、もう、英作文が楽しくてしょうがなくなりますよ。
ぜひ、やってみてくださいね!
そして、いろんな記事で言っていますが、「楽しく」やりましょう。
勉強なのに楽しくなんてやれないよ!って人は、最初に「楽しくやるぞ!」と10回くらい言ってから、取り組んでみてください(笑)
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