丁寧に時間をかけて家庭学習をする、というと、良いことのように聞こえますが、実際は、勉強ってスピードを上げたほうが、より理解度が高まるという側面があります。
勉強のスピードが遅い、ということには、「取りかかりが遅い」「1つの課題をやり終えるのが遅い」2パターンあります。
取りかかりが遅い、というのはもちろん改善する必要があるのですが、後者の「1つの課題をやり終えるのが遅い」というのも、少しの改善で理解度が高まるので、この機会にスピードを上げて勉強してみましょう。
今回は「勉強のスピードを上げて理解度を高めるための、効率のいい勉強法とは?」についてお伝えさせていただきます。
取りかかりが遅い原因と解消法
なかなか勉強に取りかかれない、どうしても勉強を後回しにしてしまう人は多いのではないでしょうか? では、なぜすぐに勉強に取りかかれないのでしょうか?
その対処法も含めて順にお伝えしますね。
気が進まない
なかなか勉強に取りかかれないのは、一言で言えば「気が進まない」のです。ぶっちゃけると、「嫌」なんですね(笑) だって、自分がやりたいことや楽しみにしていたことは、「やっちゃダメ」って言われても、ソッコーでやるでしょう?(笑)
じゃあ、「勉強を好きになればいい」という話なのですが、そしてそれこそが本質的な解決ですが、ここでは別の対処法をお伝えします。
<対処法>
それは「勉強を気分任せにしない」ということです。
つまり「嫌だなー」「この教科なら好きだな」という、自分の気持ち次第にさせないことが大切なのです。
勉強って「やる気」とか「気持ち」次第にするんじゃなくて、「習慣」によってするものです。
勉強の習慣化については、こちらの記事で詳しくお伝えしましたので、参考にしてくださいね!
最初の一歩のハードルが高い
そもそも人間って、「今やっていることと違うこと」をするのに、抵抗が生じるものなのです。これは人間の本能にも元々組み込まれているのですが、「今いるところが安全・知らない領域に踏み出すことは危険」という情報がすでに入っているので、「最初の一歩」がすんなりいかないのです。
<対処法>
なので、勉強をやり始めは、簡単に終われそうなことや自分が得意なことから手をつけましょう。こんなの5分くらいで終わるな、というものからスタートするのです。
また、勉強のスタート時だけ、自分の好きな歌をかけて取り組むのもオススメです。
勉強に対してウキウキはしなくても、好きな歌を聴くことでウキウキを感じられますからね(笑)
誘惑に負ける
3つ目の原因は、「誘惑に負ける」ということです。「気が進まない」ことを、「最初の一歩にパワーが要る」状態でスタートさせようとしていると、「他のこと」に目がいってしまうのです。
そんな状態で、誘惑が目の前にあったら、コロッといっちゃいますよね(笑)
<対処法>
勉強に取り組むときにはあらかじめ、自分の集中を遮断しそうなものを、手が届かない場所、目に入らない場所に移動させておく、ということが大切です。
自分が勉強するスペースに、誘惑してくるものを一切置かない。この状態で、勉強をスタートさせましょう。
1つの課題をやり終えるのが遅い原因と対処法
勉強の取りかかりではなく、実際にスタートしてから終わるまでが遅い、というケースもありますね。ここでも、その原因と対処法をお伝えしていきます。
完璧主義である
完璧主義、と聞くと良いことのように感じますよね? もちろん完璧主義って素晴らしいのですが、それによってスピードが鈍るという弊害もあります。
自主学習ノートを完璧に仕上げるのに1時間以上かける生徒さんもたまにいますが、これらの「作業」に完璧になっても、勉強が身につくことはありません。
また、1問でも分からないと、ずっとその問題にとどまって、先に進めないタイプの完璧主義の人もいます。粘ることは大切ですが、結局は「量」をこなせない、ということに陥ってしまいます。
<対処法>
「知識を覚える・それを定着させる・それを実践する」これら以外のこと(ノートをきれいな字でまとめ直す、など)には極力時間をかけないということが大切です。
また、1冊の(1ページの)問題集などを解くときは、「7〜8割くらいで次に進む」ということを心がけてください。
1つの問題にとどまりすぎないことが大切です。
これについては3章で詳しくお伝えします。
集中力が切れる
ただ単に集中力がもたないので、1つの課題を終わらせるのに異様に時間がかかる、という場合は多いですね。
「ダラダラやる」っていうやつです(笑)
<対処法>
タイマーを使って時間を区切ることがポイントです。「締め切り効果」を自分で作るのです。
例えば「今から、折り紙を100枚数えてください」と言われるのと、「今から2分以内で、折り紙を100枚数えてください」と言われるのとでは、どちらが集中できるでしょうか?
当然後者ですよね?
「締め切り」があることで、人間の集中力は高まります。今から20分以内で終わらせる、と決めて、タイマーでカウントダウンしてみましょう。
また、1章でお伝えしたように、あらかじめ気が散るものを部屋の中から出しておく、ということも大切です。
基本を暗記できていない
1つの課題がなかなか終わらないことの3つ目の原因は、「解き方を調べながら進めるのでスピードが遅い」ということです。どうやってとけばいいのかを身につけていないので、1問解くのに異様に時間がかかるのです。
<対処法>
まずは、公式や英単語、重要事項などを暗記することに時間を割くことが必要です。勉強の順番としては「公式などの暗記→問題を解く」です。これをしないと、いちいち調べたり、確認しながら進めることになるので、ものすごく時間がかかることになるのです。
スピードを上げて勉強するメリット
勉強のスピードを上げる、と聞くと、つい「雑にやっている」「適当に勉強する」と思われがちですが、実は、スピードを上げることで得られうメリットは、とても大きいのです。
スピードが遅いと悪循環にハマる
勉強のスピードが遅いと、だんだん嫌になってきませんか?(笑) 嫌なことをダラダラやると、ますます嫌になってスピードはさらに遅くなる、という悪循環にハマります。
まるで急な上り坂を、ダラダラひと休みしながら上っているみたいなもので、どんどん疲れがたまってきてしまうのです。
逆に、ちょっと嫌だなと思うことでも、テキパキと取り組んでいると、嫌悪感が減ってくるものです。「リズムに乗る」っていうやつですね。
人間って、テキパキすることは楽しい、って、脳にインプットされているのです。
とにかくサクサクッとスタートして、スピードをガンガン上げて取り組む、ということを体験してみてください。
スピードを上げると頭の回転も速くなる
実は取り組むスピードを上げると、頭の回転も速くなるというメリットがあります。
例えば、「1冊の本を読んで明日までに感想をまとめる」のと、「1冊の本を読んで2時間後に感想をまとめる」というのとでは、本を読むスピードが格段に違いますよね?
読むスピードが上がると脳はどうなるかというと、必死で情報を拾い、それが大切かどうかを取捨選択し、同時に頭の中でまとめあげる、ということを自動的に速度を上げて行なうようになります。
1日かけて丁寧に読むときには発揮されない情報処理能力のスイッチが、バチン!とONになるのです。
スピードを上げていくと、頭が「研ぎ澄まされていく」という感覚を味わえると思います。それは、脳の処理能力が上がったのと、無駄なことに焦点を合わせないように脳が勝手に動いてくれるからです。
経験値が上がる
スピードを上げて勉強すると、それだけ多くの内容に取り組めることになります。多くの内容に取り組めるということは、自分の「経験値」が上がるということです。
例えば、ゆっくり丁寧に勉強するときの2倍取り組めたとしたら、経験値が2倍になりますよね?
1冊の問題集を1週間かけて取り組むなら、3日で1冊を終わらせてしまって、もう1周する方が断然理解度は高まります。経験値が高くなるからです。
そもそも人が成長するためには、「ミス」は欠かせません。「ミス」って、今までの自分の力では乗り越えられなかった段差みたいなものなので、ミスを分析することによって、その分が「成長」になるのです。
勉強のスピードを上げて、取り組む問題数を多くすると、その「段差」にたくさん直面することになります。これらをどんどん「できる」ようにしていくことで、階段をガンガン上っていけるようになるのです。
「ミスする→検証する→改善する」というサイクルを速く回す。これが、何倍も成長させるポイントです。
勉強のスピードを加速させて、キレッキレに脳を研ぎ澄ませた状態で勉強しましょう!特に、ダラダラしがちな暑い夏こそ、スピードをあげましょうね!
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