先日、中3になったばかりの生徒さんから、こんなことを言われました。
 
勉強の努力ができないんです。部活の努力はできるんだけどなー(笑)
コツコツと努力することは大切って頭ではわかってるんだけど・・」
 
うんうん、分かりますw
 
実は「努力の仕方」って、筋肉みたいに鍛えることができるんです。
 
今回は「勉強の努力の仕方を身につける、シンプルな方法」をお伝えします。

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習慣化する(内側から努力を身につける)

 
 
 
歯磨きするのに、努力って必要ですか? 要らないですよね(笑)ぼーっと考え事をしながらゴシゴシやってますよねw
これ、もうずっと昔に習慣になっていることだから、努力なんて要らないんです。
 
勉強の努力を身につける最強の方法は、「習慣にしてしまう」ということです。
習慣化にはある程度の時間はかかりますが、いったん習慣ができてしまうと、最強の武器になります。
 

精神論・やる気に頼らない

 
「今日は、なぜか分からないけどやる気満々だからがんばる」「今日は、気分が乗らないからがんばれない」と、その日のやる気や気分に頼っていては、なかなか継続して取り組めません。
 
勉強の努力は、気分ややる気に頼らない、ということが大切です。
 
つまり、なんとなく気分が乗らない日も、めんどうくさいなーと思う日も、それはそれとして淡々と取り組めるような仕組みを作るのです。
 
では、どうやって仕組みを作っていけばいいのでしょうか?
 

習慣化のためのステップ

 

最初のハードルを下げる

 
全然運動していない人が、毎朝30分ジョギングするのを習慣にするのはハードルが高いですよね?よっぽど強い動機と意志力がない限り、3日坊主で終わることは目に見えています(笑) 
 
それと同じで、今までなかなか勉強の努力ができなかった人が、いきなり毎日2時間勉強するのを習慣にするのは無理があります。
 
スタート時は、「これだったら続けられそう」という時間・内容にしましょう。時間だったら、毎日10分。量だったら、毎日英単語5〜10個くらいです。
 
それに取り組む時間帯もセットで決めておくのが、より効果があります。
 
「夜ご飯の前に10分」という感じです。毎日だいたい決まった時間におこなわれることの前後にくっつけておくと、「勉強の時間」というのが、体に刻まれるので、習慣化しやすいですよ。
 
 

タイマーを使う

 
タイマーを使って勉強するのは、かなり効果的です。集中力も高まるし、ダラダラも防げます。
 
自分が決めた時間帯になったら、最初のうちはタイマーを10分にセットして取り組んでみましょう。
「さあ、勉強の時間に入るぞ」と頭のスイッチを切り替えるイメージで、タイマーボタンを押しましょう。
 
タイマーやストップウォッチを使った勉強法については、こちらでも詳しく説明していますので、ぜひ読んでみてください。
 
 

努力を可視化(見えるように)する

 
努力の量って目に見えないですよね。目に見えないものに対して、がんばり続けることって、なかなかしんどいのです。
 
なので、自分がやった分を可視化(見えるように)する、というのが習慣化のコツです。
 
ゲーム感覚でできるオススメの方法があります。
 
それは、10分を1ポイントとして、カレンダーに記録していく(可視化する)方法です。(英単語10個で1ポイント、という感じで量で設定してもいいです)
 
大人も子どもも、ポイントを集めるのは大好きですからね(笑)
 
今日取り組んだ内容を書き出して記録していくのが、一番いいのですが、それだと面倒だと思いますし、ゲーム性も出ないので、まずはこの「ポイントを貯めていく」ことをやってみてください。
 
「30ポイントで、ケーキ」などと、ご褒美とセットにしてもいいですよw
 

公言する

 
習慣化するには、ある程度の強制力も必要です。
他の人に公言することで、ある程度の強制力が出てきます。逃げ場をなくすのです。
 
「毎日10分必ず、夜ご飯の前に勉強するから、夜ご飯は10分遅れるよ」と家族に公言することで、自分の逃げ場をやんわりとなくせます。
 
こっそり誰にも言わずに続けることって、ものすごい意志力が必要なので、ここはあっさりと「強制力」も使って習慣化してしまいましょう。
 
 

3週間は小さいステップを続ける

 
よく言われることですが、習慣が根付くのには、最低3週間は必要です。3週間も!!と思うかもしれませんが、たった3週間で「勉強の努力の仕方」が身につくのですから、周りの力も借りながら続けましょう。
 
 
 

環境を変える(外側から努力を身につける)

 
 
勉強の努力を習慣にする方法をお伝えしましたが、もう一つ強力な方法があります。
それは「環境を変える」ということです。人は環境によって、行動や性格が変化するのです。
 
 
例えば、、全員おとなしくて、授業中まったく手を上げない30人学級の中に入ると、普段活発に手を上げていた生徒も、手を上げて発言しないようになっていきます。
 
逆に、全員が活発に発言するクラスに入ると、「授業中に手をあげるのは当たり前」なので、おとなしい性格であったとしても、発言するようになっていきます。
 
1・2章では、自分の内面から努力の仕方を身につけていきましたが、環境を変えることは言わば、外部の影響を使って努力を身につける、ということです。
 
 
じゃあ、どんな環境に変わればいいのか?と言うと、「皆が勉強している環境」です。ここに身を置くのが一番勉強の姿勢が身につきます。
 
図書館塾の自習室など、周りの人が勉強している環境に入ることで、自分も必然的に勉強するようになりますよ。
また、トップクラスの成績の子と一緒に勉強してみる。というのも手です。
 
 
 

まとめ

 
 
 
勉強の努力ができない、、というと、「あなたの気持ちが足りないから」とか「意志が弱い」とか、精神論・根性論で片付けられることが多いと思うのですが、やる気やテンションってその日によって変化しやすいですよね。
 
なので、習慣や環境など「その日のやる気に左右されない」ことで、勉強の努力の仕方を身につけていくのがいいのです。勉強の努力の仕方を、技にしてしまうのです。
 
今回は、内側から技にする方法と、外側からワザにする方法をお伝えしました。
 
これを身につけると、勉強だけでなく、スポーツでも趣味でも仕事でも「努力の仕方」を同じように取り組んでいけるので、ぜひ身につけてみてください。
 
 
 
 
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