毎日同じように何時間も勉強して、すっかりマンネリ化してしまった。やる気が出ない。という声をよく聞きます。
受験生は特に、学校の授業の他にも、補習授業や塾、それに加えて家庭学習など、ずっと同じように勉強していて、「こんなこと、まだまだ続くのかな、、?」とやる気がなくなることもあると思います。
マンネリとは、一定の型にハマってパターン化し、新鮮味や独創性がない状態のこと。
勉強を継続させるには、勉強を「パターン化」させることがポイントなのですが、これは「マンネリ化」ということと常に背中合わせです。
マンネリ化を感じると、急にやる気がなくなったり、集中力が低くなったりするので、マンネリ解消法を取り入れることが大切です。
今回は「勉強がマンネリ化してしまって、勉強のやる気が出ない人にオススメの解消法とは?」をお伝えさせていただきます。
目次
マンネリの原因とは?
そもそもマンネリの原因ってなんでしょう? どうして私たちは、毎日同じように繰り返していることに、マンネリを感じるのでしょうか?
停滞感
マンネリの原因としてまず挙げられるのが、「停滞感」です。毎日同じようなことを繰り返しているので、パターン化に陥り、新鮮さや刺激がないことに飽きてくるのです。変化があまりにもないことが、つまらなくなるんですね。
さらに言えることは、生活や取り組みの内容がパターン化してしまって、変化が感じられないのと同時に、「自分に対しても変化を感じられない」ことが、停滞感を招くのです。
毎日同じように取り組んでいても、確実に自分の力が付いていたり、成長が感じられたりするときには、停滞感は感じないものです。
つまり、「環境」に変化がないことと、「自分の成長」に変化がないこと。この2つが「停滞感」を生むのです。
受け身である
マンネリ化の2つ目の原因は「受け身である」ということです。
「やらされている」「自分から取り組んでいない」状態では、ただやらなきゃいけないことを繰り返しているだけで、工夫や向上心が芽生えにくくなります。
これは勉強だけでなく、部活の練習などでもそうですが、毎日同じことを繰り返していても「やらされている」と感じているうちは、上達はしないし、それが「刺激のない、ただのルーティン」になってしまうのです。
目標がない
マンネリ化の3つ目の原因は「目標がない」ということです。
これは先ほどお伝えした「受け身である」こととも関わってくるのですが、目標がないために「今、自分がしていることが、どこに繋がっていくのかが見えない」ので、変化のない状態に飽きてしまうのです。
スポーツでも音楽でも、一流のプレーヤーは必ず気が遠くなるほどの「同じ練習」を繰り返しおこなっています。じゃあ、なぜ彼らがマンネリ化に陥らないのかと言うと、「目標」があるからです。
つまり「今やっていることが、どこに結びつくのか?」のゴールを描けているのです。「毎日同じことの繰り返し」ではなく、「上達するために、毎日同じことを繰り返し徹底していく」という考え方ができるのです。
この向上心こそが、マンネリを打ち破るものです。目標を持っていないと、向上心が生まれませんからね。
マンネリを解消しやる気を出すには?
1章では、マンネリ化の3つの原因をお伝えしました。この章ではそれを踏まえて、マンネリ化を解消するためにはどうすればいいか?をお伝えさせていただきます。
新鮮な気持ちを味わう
1章でお伝えしたように、マンネリ化の原因の「停滞感」には、「環境に変化がないこと」「自分の成長に変化がないこと」の2種類ありましたね。
マンネリ化の解消には、この両方の停滞感をなくすことが必要になってきます。
環境に変化をつける
勉強の環境を変えることは、最も手軽にできるマンネリ解消法です。いつも自分の部屋で勉強をしている人は、リビングや図書室など、勉強場所を変えるだけで新鮮な感じになれます。
また、いつも勉強する時間帯とは違う時間に勉強してみることや、いつも使っている文具をリニューアルしてみる、いつもと違う順番で勉強してみる、など、積極的に新鮮さを感じることを取り入れてみましょう。
自分の成長を感じる
どんなにワンパターンなことでも、確実に自分に変化を感じられていれば、マンネリ化には陥りません。ダイエットだって、同じことを繰り返していても確実に体重が減っていくのが分かれば、途中で離脱したりしないのと同じです(笑)
でも、毎日、自分の成長が目に見えて現れる、ということは少ないですよね? やったらやった分だけ、結果として目に見える、というわけにはなかなかいきません。
ここでオススメの方法は、1日の終わりに「今日できたこと、やったこと」を振り返る、という作業です。
「あーあ、今日も予定より問題集が進められなかったなぁ」というように「できなかったこと」に焦点を当てるのではなく、「今日はサボろうと思ったけど、なんとか1ページだけワークを進められたなぁ」と「できたこと」に焦点を当てて振り返るのです。
この積み重ねが、結果的にマンネリ化を解消させ、またそれだけでなく、自分自身の肯定感も強くすることができます。
自分から取り組む
1章でもお伝えしたように、「やらされている」と感じているうちはどんなこともマンネリの原因になっていきます。
一見「やらされている」ように思えることでも、それを最終的に選択したのは、自分自身だ。というように考えることが大切です。(だって、銃を突きつけられて、脅されてやっている勉強はないですものw)
「自分で選択している」という感覚を持つこと、その上で、誰かに言われてしょうがなくやるのではなく、誰かに言われなくても「自分から進んで取り組む」ということがポイントです。
これは、鶏が先か卵が先か?と同じですが、「やる気があるから自分から取り組む」のではなく、「自分からやるからこそ、やる気が出てくる」こともおおいにあります。
マンネリ化しているなーと感じたら、「よし、今日はいつもの時間の半分でこれを終わらせることに挑戦してみよう」「この課題を提出した時に、一番高い評価を狙おう」というように、自分から挑むことが大切です。
目標を持つ
「受け身である」こととも関係しますが、マンネリ化を解消させるには「目標」を持つということが大切です。1章でお伝えしたように、目標があるからこそ「毎日同じことを繰り返す」必要性が自分で腑に落ちるようになります。
目標を持つことは、「受け身の姿勢をやめる」ことや「停滞感をなくす」ことにもつながるので、最も重要なマンネリ化解消法と言えます。
目標の立て方に関しては、こちらの記事で詳しくお伝えしたので、ぜひ参考にして「自分の目標」を持ってください。
まとめ
勉強だけにとどまらず、すべての分野において「今よりも上達する」ためには、「同じことの繰り返し」が必要です。
これなくして、「できるようになる」ということはありません。
プロと呼ばれる人たちは、気が遠くなるほどの期間、「同じことの繰り返し」に取り組んでいます。「繰り返し」「コツコツ継続すること」こそが、「ものすごいレベル」に到達する唯一の方法だ、とICHIROも言っていますよね?
そんなに遠い存在の話を例に出さなくても、きっとほとんどの人が、その昔、毎日毎日飽きるほど同じことを繰り返して、自転車に乗れるようになったはずです(笑)
あの練習にマンネリを感じず、夢中でできたのは「自転車に乗れるようになりたい!」というゴールがあったからです。
だから、何回乗っても、同じように失敗ばかりだったのに、擦り傷だらけになりながら練習を繰り返すことができたのです。
目標を持ちましょう。そのことで向上心が生まれます。
向上心こそがマンネリ化を突き破る、最大の武器です。
やらされている、という感覚を捨てましょう。
「やらされている」ことに1日の大半の時間を使っているなんて、もったいないです。
擦り傷だらけでも、近所の上級生たちみたいに自転車を乗り回したい一心で、同じことを繰り返しまくった、あの感覚で勉強しましょう。
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