「継続する」。これが大事ってわかっているけど、なかなか勉強をコツコツと続けられない、というお子さんは多いですよね?
私の生徒さんの保護者の方からも、よく相談される内容です。
今回は「いつもは3日坊主の中学生でも、勉強をコツコツと継続できる方法」についてお伝えさせていただきます。
目次
まずやる
継続を阻むこと、それは「最初の1歩がなかなか踏み出せない」ということです。
コツコツ継続しないといけない、、、頭では分かっていても、いざ机に向かおうとすると、ついいろんな言い訳をして後回しにしてしまったり。
最初の1歩って、いったんグダグダすると、果てしなく踏み出せなくなってしまうものです。
禅問答みたいなことを言いますがw なかなか1歩を踏み出せない時は、「まずやる」ことです(笑) 踏み出せなくていいから、手を動かすのですw
その際、自分にとって一番簡単なことからスタートしましょう。いきなり思考力が必要な問題はハードルが高いので、最初は「手を動かす系」の勉強が適しています。
「やる」という状態に入ってしまえば、その状態を維持することには、さほどエネルギーは使いません。
「やる気が出る→勉強を始める」の順番ではなく、「勉強を始める→やる気が出る」の順番だ、と心得ましょう。
勉強を後回しにしそうな時は、「何はともあれ、まずは手を動かす」ことをやってみてください。
「まずやる」ことに関してはこちらにも詳しく書きましたので、参考にしてみてください。
目標を持つ
継続しろと言われたから、ただなんとなく勉強する。これではなかなか続かないですよね?
自分の意思が働いていないことを継続させるのは至難の技です(笑)
自分なりの目標を持った方が、だんぜん継続しやすくなります。この章では、より行動に移しやすくなる目標の立て方をお伝えします。
まずは「ゴール」を描きましょう
勉強を「やらされている」と感じているうちは、なかなか継続はできないものです。まずは「ゴール」を描いてみましょう。
この時に、「今の実力はこれくらいだから、こんなもんかな、、」と今の延長線上にしかたなく描くのではなくて、
どんな内容でもいいので、自分の心にパワーがみなぎるようなものにすることが大事です。
「400点以上取って、バカにしてきた友だちを見返す!」というような内容でも、心にパワーがみなぎるならアリです!(笑)
お利口さんのゴールは要りません。
誰かに提出するものではないので、自分が本当に「っしゃぁぁぁっっ!」となるものにしてくださいw
プロセスを目標にする
目標を立てると言うと、「ゴール」を設定することで終わってしまうことが多いのですが、それだけではなかなか行動に移せませんよね。
先ほどのゴールは、どちらかと言うと「映像」です。それが達成したことを思うと、自分がワクワクするもの、よっしゃ!と思えるものです。
ただし、それだけだと結局は「やる気」に頼ってしまうことになるので、継続できないということになってしまうのです。
「〜高校に合格する!」「友だちを見返す!」というとモチベーションは上がりますが、そこからどう行動すればいいかが割り出せないですよね。
先ほど描いた最終ゴールは自分のモチベーションのために使う、と割り切りましょう。
行動するためには、日々のプロセスの目標を立てる必要があるのです。
プロセス目標は数値化する
プロセスの目標は、漠然としていては意味がありません。自分がいかに行動するか、いかに継続させるか、がポイントなので、映像描写ではなく分かりやすい数値を使いましょう。
例えば、「毎日、宿題以外に10分勉強をする」「毎日、英単語を5個ずつ完璧に覚える」などです。
小さな目標で達成感を
継続するには「達成感」を味わうことが大きなポイントです。
「〜高校に合格する」という達成感を味わえるのはずっと先なので、毎日の行動目標で小さな達成感を得ていくことで、コツコツ続ける原動力になります。
行動目標を立てる際、あまり大きな数値にしてしまうとハードルが上がり継続しにくくなるので、「確実に達成できる数値」かつ「少なすぎない数値」、このギリギリのラインが適しています。
ゲーム感覚で記録する
行動目標を立てたら、次のポイントは「記録する」ということです。
記録することで報酬回路を作る
努力・継続って目に見えないですよね? 目に見えないことは、なかなか続けられないので、自分の継続が一目で分かるように記録するということがポイントになってきます。
記録することで、「今日もできた」「達成した」「クリアした」と脳の中に「報酬回路」というのができていきます。
これは、ある行動をとった時に、それが喜びや幸せといった感情と結びつくと、次にその行動をする時に、取り組みやすくなるという回路です。
例えば、料理を手伝ったら家族全員が喜んで褒めてくれた。ということが何回あると、
「料理を手伝う」→「みんな喜ぶ」→「褒めてもらえる」→嬉しい!! という回路が形成されて、料理を手伝うことが継続しやすくなる、という感じです。
これ、なんとなく分かりますよね?(笑)
ゲーム感覚で記録する
ただ記録するだけではつまらないので、先ほどのプロセス目標値をポイントにしてカレンダーなどに書き込んでみましょう。
例えば「10分で1ポイント」というルールにすると、30分勉強できた時は3ポイントになるわけです。
時間ではなく勉強量の目標にした人は、「英単語5個、完全暗記で1ポイント」という感じです。
子どもも大人も、ポイントを貯めていくのは楽しいですからね(笑)
50ポイントで何かご褒美がある、というふうに自分がワクワクするルールを作ってみると楽しいと思います。
継続ポイントを作る
ここで「継続させる」ための工夫をするのも大切です。
「3日坊主」という言葉があるくらいですから、何としても「3日」という壁を越えるために、「3日連続でクリアしたら1ポイント追加」というルールにしたり。
もう少し頑張れそうなら、「1週間連続でクリアできたら10ポイント」にして、何としても1週間は継続できる仕組みを作ったり。
自分の性格も踏まえて、ぜひ楽しみながら記録をしていきましょう。
なお、勉強の努力の仕方を身につけるシンプルな方法では、習慣化のポイントを説明していますので、参考にしてみてください。
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