新中1の人にとっては、初めての定期テストが近づいてきました。いつもは賑やかな私の教室の生徒さんも、少しソワソワしているみたいです(笑)
 
部活が休みになるテスト1週間前くらいからテスト勉強を始めればいいや、というお子さんも多いと思いますが、
普段の家庭学習に、「ちょい足し」するだけで定期テスト対策になりますので、ぜひ、テスト勉強週間がスタートする前に、取り掛かってみてください。
 
 
今回は「いつもの家庭学習に+αするだけでできる、定期テスト対策」について、簡単に取り組めるレベル順にお伝えさせていただきます。

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宿題に+αさせる意識を持とう

 
まず大切なのは、「宿題をして終わり」という意識を変えることです。
 
宿題を終えたらその日の勉強は終わり!という人はかなり多いと思いますが、せっかく毎日宿題があるのなら、たとえばその宿題に10分ずつ付け足すだけで、1週間に1時間以上の家庭学習時間が確保できることになるのです。
 
がっつりとテスト勉強をスタートするのは、もちろん1週間前でもいいのですが、毎日の宿題に+αさせることで、テスト勉強がスムーズになるので、ほんの少しでも+αするように心がけましょう。
 
部活で疲れている時や、宿題が多い時は、極端に言えば5分だけでもいいのです(笑)
 
 

レベル1:サッと読み直し(時間5分)

 
一番短い時間でできる定期テスト対策は、「サッと読み直し」をすることです。この時のポインントは「意識する」ということです。つまり、ただ目で無事を追うだけではない、ということです。
どんなことに意識すればいいのかも含めて、お伝えしますね。
 

授業のノートを読み直し

 
今日習ったところの授業のノートを、サッと読み直します。授業のノートというのは、その日の重要ポイントが書かれているわけなので、これを見直すことは、いわば「おいしいとこ取り」なわけです(笑)
 
意識するポイントとしては、「一番重要なところはどこか?」ということと、「あ、こんなこと言ってたなー」と思い出すことです。
 
今日の授業の全体像を把握して、重要なポイントを掴み直す。これを毎日数分続けるだけで、じゅうぶんテスト対策になります。
 
ちなみに、家庭学習で復習しやすいノートの取り方については、「復習の効率を上げるための、上手なノートの取り方」を参考にしてみてください。
家で見直した時に、まったく「使えない」ノートなら、ノートを取っている意味がないですからね(笑)
 

教科書の習ったページを読み直し

 
理科や社会であれば、その日習った教科書を読み直すのも有効です。なぜなら、理科や社会は、グラフや図、資料などがたくさんあるので、それらを「思い返す」ことができるからです。
 
グラフや図、資料の下に書いてある、細かい説明なども意外に大事なことが書かれてあったりするので、その日のうちにサッと目を通しておくと、記憶に残りやすいと思います。
 

レベル2:定着(時間10分)

 

定着は家庭学習の基本

 
定着、というのは家庭学習の基本中の基本だと思ってください。
今日習ったことを「自分で使えるようにする」というのが定着する、ということです。
 
つまり、数学の公式を「習った」だけでは、問題を解けるようにはなりません。「習う」→「暗記する」→「使いこなす」。ここまでできて初めて、「習得できた」ということになるのです。
「暗記する」の段階までしかいっていないなら、それはただ「知っている」だけなのです。
 
1日に授業で習う量というのは、実はそんなに多くないので、毎日少しずつでも「定着」させていくことで、テスト対策に直結する勉強になっていきます。
 
 

少しの時間でできる定着

 
では、どうやったら少しの時間で「定着」までいくかというと、、
その日に習った数式や英単語などを、その日のうちに暗記しておくのです。
 
そして、たいていその日習ったところが宿題のワークとして出ていると思うので、暗記したことを使ってそれを解くだけで、ある程度定着できます。
 
つまり、宿題で出ているワークを解く前に、そのページを解くときに必要となってくる公式や重要単語などを暗記するのです。
暗記した重要ポイントを、宿題を使って「定着させる」のです。
 
特に数学は、前の日に習ったことに次の日の授業が「積み上がっていく」ので、毎日定着させていくことで、次の日の授業の理解も進むと思います。
 
 

レベル3:解き直し(時間15分)

 
15分ほどでできて、そのままテスト対策になる勉強が「解き直し」です。
 
その日宿題で取り組んだワークの、間違った問題や時間がかかった問題を、別のノートにもう一度解き直すのです。
 
暗記系の問題だったら、いったん広告の裏などに書いて覚えてから、もう一度解き直してみます。
 
思考系の問題だったら、解説を見ながら「なぜ間違ったのか?」「なぜこの答えになるのか?」を分析・解明させてから、もう一度解いてみましょう。
 
その日の宿題に、ワークを解く宿題が出ていないときは、授業で一度やった教科書の問題やプリントの問題を、解き直してみましょう。
 
たった1・2問でも、徹底的に解き直すことで、「疑問点」が自分の中に溜まらない状態を作れるわけです。
 
「疑問点」って、雪だるまみたいにいつの間にか大きくなっていって、ハッと気づいたときには、自分がどこから分からなくなっているのかさえ分からない、という状態になってしまいます。
 
できるだけこまめに、自分の中にある「疑問点」「分からないところ」をなくしていくのが大切です。
 
 
 

まとめ

 
テスト勉強は、テスト1週間前からスタートすればいい、と考えがちですが、そもそも5教科を7日間でおさらいして、テストへの実践力もつけるって、考えただけでムリがあります。
 
過去問を解くなど、がっつり時間をとってテスト勉強するのは、部活が休みになる1週間前からでいいのですが、そこまでに、「いかに自分の中の疑問点を無くせているか?」「どれだけ、重要ポイントが定着できているか?」がポイントです。
 
テスト前のたった1週間で、この段階からやろうと思うと、かなりの量なので、実践問題に時間を取れないことになります。
 
「その日の疑問点をなくす」「その日の重要ポイントを定着させる」ことを、日々の宿題に+αしながらコツコツ取り組んでいくことが大切です。
 
これをすることで、テスト前の1週間は、ちゃんと定着できているかのチェックをサッと済ませたら、あとは実践問題に時間を使えることになります。
 
最初からムリをしなくてもいいので、まずはレベル1から取り入れて、とにかく継続させてみましょう。
次のテストでリベンジを狙っている人は特に、レベル1〜3の中から2個以上に取り組んでみましょう。
 
 
 
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