「音楽を聴きながら勉強している」「テレビをつけっぱなしで勉強している」
いわゆる「ながら勉強」をしている人は多いのではないでしょうか?
 
私の生徒さんの中にも「静かすぎて集中できない」「しゃべりながら勉強する方が落ち着く」というお子さんたちも何人もいます。
 
ただし、「ながら勉強」の中には、確実に集中力が落ちるものもあるので、注意が必要です。
また、逆に集中力を高めるメリットがある「ながら勉強」もあるので、それらを有効に使って集中してみましょう。
 
今回は「ながら勉強のメリットを活かして、勉強に集中する3つの方法とは?」をお伝えさせていただきます。
 

 
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「音楽を聴きながら勉強」で集中力アップ

 
ながら勉強の中で最も多いのが「音楽を聴きながら勉強」ではないでしょうか? 先生や親からは「音楽を聴きながら勉強なんて!」と注意される、、と言うお子さんも多いのですが、音楽を聴きながら勉強をすることには大きなメリットがあります。
 
リラックスして勉強できることによって、集中力や記憶力が高まる、と言うのが最も大きいメリットです。その他には、勉強へのテンションが上がったり、時間がかかりがちな「取り掛かり」をスムーズにするといったメリットもあります。
 
ただし、逆に音楽の方に集中力を奪われて思考が途切れるというデメリットもありますよね。また、音楽を聴きながら勉強することには、強い依存性があります。「音楽を聴いてないと集中できない」という状態になってしまうのです。
 
そのため、「音楽を聴きながら勉強」のメリットを最大限に活かすには、
「勉強の取り掛かりの時に、音楽を聴いて、ある程度集中できてきたら、ボリュームダウンする」
勉強の導入時には、自分の好きな歌を聴いてテンションを上げ、問題を解くときには歌詞の入っていない曲をかける」
「1ページ終わったら好きな歌を1曲聴く、というようにメリハリをつけて勉強する手段に使う」などの工夫が必要です。
 
詳しくは、こちらの記事でお伝えしているので、ぜひ参考にしてみてください。
 
 
 

「間食しながら勉強」で集中力アップ

 
間食しながら勉強する、という人も、多いようですね。個人的には・・・「お菓子なんか食べながら勉強したら、手が、ネッタネタになるやん!」と思うのですが(笑)
 
集中して脳を使うと、脳は一時的に「エネルギー不足」の状態になります。脳の重量は、人間の体全身に占める割合は小さいのですが(2%くらい)、消費するエネルギーは全身の中の20%になる、と言うくらい「食いしん坊」です。
 
頭を使った後に、何か甘いものなどを口に入れたくなるのは、そのためですね。
勉強の時に、定期的に少量の食べ物を摂ることは、悪いことではありません。つまり「エネルギー補充」という点で、勉強時に何か食べる、という行為は適しているのです。
 
しかし、「間食しながら勉強」には、集中力を途切れさせてしまう、という大きなデメリットがあります。脳は、基本的には1つのことにしか集中を使えないようになっているので、「お菓子に手を伸ばす」たびに、集中力が削がれます。
勉強をしている時は、基本的には他の動作を入れないことが大切なのです。
 
また、先ほどの音楽の場合と同じで、強い依存性があります。「お菓子」そのものにも依存性がありますが、いつもお菓子を食べながら勉強していると、「お菓子がないと、なんだか気が散る」「食べないで勉強していると、口が寂しい」というような状態になりがちなのです。
 
そのため、勉強中に間食するときは、「キリのいいところまでできたご褒美」として食べることがオススメです。「ご褒美」にすることで、勉強にメリハリをつけ、次に勉強に集中するためのエネルギーを補充するのです。
 
また、その場合は、「常習性」のあるスナック菓子ではなく、ナッツ類に切り替えてみましょう。
 
 

「動きながら勉強」で集中力アップ

 
机に向かわないと勉強できない、と思っている人は多いですが、体を動かしながら勉強することは、実はとても効果的な方法です。
 
じっと座っていられなくて、少し勉強したらすぐにフラフラ立ち上がってしまう、、という人は、大人からは「集中力がないからダメ」と言われると思いますが、実はフラフラ動きながら勉強する方が効率良く暗記できる場合もあるのです。
 
先ほどもお伝えしたように、脳を使うことには大量のエネルギーが要ります。そのため、頭を使うときは常に、脳にちゃんと酸素やブドウ糖が運ばれる状態にしてあげることが大切なのですが、机の前にずっと座っていると、体が固まり血流が悪くなります。つまり、脳にエネルギーが行かないのです。
 
立ち上がったり動いたりすることで、血流が良くなり、頭の回転数が上がります。
「書きながら考える」「ノートに書き込む」という時以外は、実は立って勉強した方が効果が高いのです。
立っている時は、座っている時よりも「集中力」や「判断力」が高くなるというデータもあります。
 
「勉強は座ってするもの」「動きながら勉強するなんて、行儀が悪い」そういう頭の固い大人の意見はこの際無視してもOKです(笑)
 
 
 

集中力を低くする「ながら勉強」は?

 
さて、1〜3章まで、「音楽」「間食」「動く」の、3つのながら勉強をお伝えしてきました。デメリットはそれぞれあるものの、上手に取り入れると集中力を高めることができるので、ぜひ効果的に取り入れてみてください。
 
しかし、冒頭でもお伝えしたように、基本的には「ながら勉強」は集中力を低下させることがほとんどです。人間の脳は基本的には、同時に2つのことに集中はできないため、勉強中に他の動作をすると「気が削がれてしまう」のです。
 
特に、テレビを観ながらやメール・LINEをしながらの勉強は、オススメできません。本人は同時にやっているつもりでも、ほとんど頭に入ってこない状態になります。
勉強をしながらも、頭の中に「テレビの内容」や「届いたLINEの内容」がずっと居座っているため、純粋に問題を解くことに自分の集中力を使えないのです。
 
また、テレビやメール・LINEをしながらの勉強は、「ながら」ではなく完全に「中断」している状況です。一度「中断」された状態から、元の状態に戻るには、たくさんのエネルギーを消費します。自転車が、信号で止まるたびに、次に漕ぎ出すのに、労力がかかるのと同じです。
 
なので、集中力を「中断からの復活」に使い果たしてしまうのです。
テレビ、スマホ、ゲームなどは、勉強中には遮断しておくことが大切です。
 
 
 

まとめ

 
 
人間は、基本的には1つのことにしか集中を使えないので、「何かをしながら勉強する」ということは集中力を低下させる原因になります。
 
1・2章でお伝えした音楽も間食も、メリットを活かすためには、「メリハリをつけて集中するための手段」として使う、ということが大切です。
そこを意識していないと、それらの「ながら勉強」はかえって集中を妨げる要因になるので、注意が必要です。
 
ただし、3章でお伝えした「動きながら勉強」には、それほどデメリットがないので(時と場所をわきまえる必要はありますがw)、ぜひ取り入れてみてください。
 
 
また、どんなにメリットのあることでも、「ながら勉強はよくない」「みっともないからやめなさい」という、よく分からない理由で叱ってくる大人も多いでしょう(笑)
そういう声は、とりあえずスルーしておきましょう(笑)
 
「勉強するときは、静かにするもの」「勉強は、きちんと座ってするもの」という固定観念は捨てましょう。
「座っている」ことが目的ではなく、「集中して勉強すること」が目的です。より効果的に勉強できる方法をどんどん試してみてくださいね!
 
 
 
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