昨日、営業でまわっているときに、
こんな質問をいただきました。
 
 
「本人は英語やりたい、って言ってるんですけど、
今までの習い事、
どれも続かないんですよね、、。
 
どうせすぐ辞めるなら、お金ももったいないし。
でも、やりたいって言うし、、
どうしたらいいでしょう。。。?」
 
 
んーー、、これもよく受ける質問です。
 
あなたはどう思いますか?
 
今回は、保護者の方の声もご紹介しながら、
お答えさせていただきます。
 
 

 
 

保護者の方に聞いてみました

 
この質問、ほんとによく受けるので、
長続きしている生徒さんの保護者の方に、
「継続できるコツ」を聞いたことがあるんです。
 
 

始める前に、子どもと十分なコミュニケーションをとる

 
 
何か習い事をスタートする時には必ず、
 
「1年はやめない」とか
「○級を取るまではやめない」などと言うように、
約束をしている。
 
というお宅が
けっこう多いみたいです。
 
 
その中でも、
私がすごいな、、と思ったのは、
 
「基本的には、
子どもがしたいものは習わせる、という方針だけど、
 
スタートさせる時に
きちんと話し合うようにしています
 
というもの。
 
 
「子どもの本気度」を見るため。
 
そして何より、
 
 
お母さんたちは、
「続けること」が大切だと思ってるから、
少し嫌なことがあったくらいで、
投げ出すようなことは
して欲しくないんだよ。
 
 
という価値観の共有です。
 
 
 
習い始めて、
「辞めたい」と言い出してから、
これを伝えても、
 
「説得」になってしまうと思うので、
 
スタートする時に、
こういうコミュニケーションをとることは、
大切だな、、と思いました。
 
 
 
 

通っていること自体を褒める

 
 
どんなお子さまでも、
 
習い事をスタートしてすぐは、
テンションMAXですが、
 
だんだん慣れてくるに従って、
面倒になったり、
何となくつまらなく感じたりすることが
あるものです。
 
 
このお母さまは、
 
そういう時期があっても、
「休まずに通っていること」だけを積極的に褒めていた、
とおっしゃっていました。
 
 
成果が出るか出ないか、ではなく、
 
たとえ何も成果が出ていなくても
「継続したこと」自体を認めてくれて、
褒めてくれた。
これは子どもにとっては、
かなり強い応援になると思います。
 
 
私自身、
2年ほど通っていたジムを、去年辞めてしまったのですが、
(業務時間が長くなり、
仕事を終えてからジムに向かう、ということが
しんどくなったためです)
 
大人でも「継続する」って、
なかなか簡単なことではありません。
 
 
子どもが習い事を、今日も休まずに行った。
 
これってホントはすごいことです。
 
それだけを、率直に
「えらかったね!」と
褒めてあげてほしいなぁ、、と思います。
 
 
私も「仕事忙しいのに、休まずにジムに通って、
えらいね」と褒めてもらえていたら、
辞めなかった、、かも??w
 
 
 

割り切る(笑)

 
あまりにも突き抜けていたので(笑)、
そのまま書かせていただきますね!
 
 
「子どもなんて好奇心の塊だから、
どんどん興味の的は、移っていくでしょ?
 
まあ、そこは割り切って、
 
続かなくて当然、
続いたら儲けもの。
 
くらいに思ってます。
 
 
それくらいの方が、
圧迫感がなくて続けられるんじゃないかな?
 
”絶対辞めないこと”なんて、
私でさえも約束できないのに、
 
子どもにそれを強要するなんて、
ようしないですわww
 
 
うーーん。。
あっぱれ!!!
 
ごもっとも!としか言えませんでしたw
 
 
 

「まずは大人」です

 
 
いかがでしたか?
どの意見も「ごもっとも!」という感じでしたね!
 
 
上記の3つの意見、
どれも違ったものに見えますが、
 
一つ共通していることが
あります。
 
 
それは、
「大人がしっかり意思を持っていること」です。
 
 
「お母さんは、こう思っている。
だから、こういうスタンスで
あなたの習い事をサポートするよ!
思いっきり、習っておいで!」
 
 
と言えるかどうか、だと思うんです。
 
 
そのことに、
正解、不正解ってないと思います。
 
 
「どうせまた、続かないかもしれないし、、
お金の無駄だし、、
でもやりたいって言うし、、
 
どうしたらいいですか?」
 
ではないんです。
 
 
「まずは大人」です。
 
 
 
 

「私は全力を出し切ることを、楽しんでいるか?」

 
 
個人的に思うことは、
 
「子どもの継続力は、大人が9割を担っている」
 
ということです。
 
 

私の教室に関しては、10割私の責任です

 
うちの教室に入会されても、
残念ながら半年くらいで辞めてしまうお子さまも
たまにいます。
 
 
引っ越しや送迎など、
物理的な理由ではなく、
 
「子どもがもう飽きたと言うので」
「うちの子、やっぱり習い事続かないんですよ、、」
 
 
そんなふうに辞められると、
 
本当に、
自分の力不足が嫌になります。
 
 
ほんの少し、何かのきっかけで
 
その子の可能性が、
大きく大きく開く過程を
たくさん見てきているので、
 
 
それを味わわせてあげれなかったことが、
ただただ悔やまれるんです。
 
 
どんなに飽き性のお子さまでも、
好きなアニメは30分ガン見するじゃないですか?
 
 
なので、
 
入会してくれた以上、
「続けられるかどうか」は、
10割、私にかかっている。と思うのです。
 
 
本人の努力は、
「入会を決意する」というところまで。
 
 
あとは、こちら側の責任。
 
と、思っています。
 
 
 
 

子どもは大人を見ている

 
 
そして、もう一つ思うことは、
 
 
私自身が、
「イキイキと人生を楽しんでいるか?」ということです。
 
 
中学生のテスト前には、
 
「全力を出し切るんだよ!」
 
「結果は問わないから、とにかく
やり切った!と自分で言い切れるくらい、
やり尽くすんだよ」
 
そう伝えていますが、
 
 
私自身が、
毎日毎日を、
真剣勝負で生きているかな?
 
 
全力を出し切って挑戦すること、って
ほんとは、めっちゃ楽しいんだよ!
 
という日々を送っているかな?
 
 
と、自問します。
 
 
 
子どもは、大人を見ています。
 
 
うちの子は何をやっても
長続きしないからダメだわ。。
 
 
ではなく、
 
 
 
大人の側が、
 
超たのしんで、○○に取り組み続けているよ!
 
という姿を見せる、
 
 
ということが、
本当は大切なのかもしれません。
 
 
 
長く継続している仕事に、
イヤイヤ通っている大人だらけの社会で、
 
 
「何かを継続するって、
かっちょいいな!」
と、
子どもは思えないと思うのです。