6月末〜7月初旬に期末テストがあるという人は多いと思います。
私の生徒さんの中には、中1の中間テストが簡単だったから、まあ次も大丈夫だろう・・と余裕で構えている人もいるのですが(笑)、中1の期末テストの勉強は、ぜひ早めにスタートすべきです。
 
今回は「中1の期末テストで成績を上げるテスト勉強とは?」についてお伝えさせていただきます。
 

 

最低でも10日前からスタート

 
 
たいていの学校は、部活がテスト休みに入るのが、テスト1週間前からだと思いますが、期末テストの勉強は、なるべく早くスタートするべきです。最低でもテスト10日前にはスタートしましょう。
 

中間テストより範囲が広い

 
期末テストは、中間テストよりもだんぜん範囲が広いです。
中学校がスタートしてすぐは、いわば小学校からの移行期間に当たるので、授業のスピードもゆっくりですが、5月末〜6月くらいから、授業のペースが早くなっていると思います。
ということは単純に、習っている量も多くなっているはずです。
 
また、期末テストは、中間テストの範囲はすでに理解済み、という前提で出題されるので、中間テストの範囲でイマイチ理解していないところは、早急に復習する必要があります。
復習すべき範囲も、中間テストと比べると広いので、テスト勉強はなるべく早くスタートすべきなのです。
 

中間テストより難しい

 
また、数学・英語などの「積み上げ型」の教科は特に、中間テストよりも難しい内容になっているはずです。
数学なら、計算が複雑になっているはずですし、文字式の利用(文章題)なども範囲に入ってきて、難易度が上がります。
英語は、be動詞の他に一般動詞も入ってくるので、文法の難易度が上がっているし、単純に覚えるべき英単語の数も多いですよね?
 
それに、中間テストは中学校に入って初めてのテストなので、少し易しく作られていますが、期末テストでは先生たちももう容赦はありません(笑)
 
期末テストは、中間テストよりも2倍難しい!くらいに思って、早めに準備をしておきましょう。
 
 

不明点をピックアップ

 
では、期末テストの勉強は、どのように取り組めばいいのでしょうか?
 
まずするべきことは、テスト範囲の教科書と授業のノートを見直すことです。すべての教科をサッと読み直して、「どんなことを習ったか?」「よく分からないところ・思い出せないところはないか」、チェックしましょう。
 
分からないところは、先生や友だちに聞くなどして、早めに解決しておきましょう。
 
教科書や授業のノートを見直すときに、一緒に、「まだ暗記していない重要事項」を紙に書き出しておくと、その後のテスト勉強が効率的です。
「数学P.50の公式」などのように、メモ書きでも構いません。
 
教科書やノートの読み直しの他に、やったほうがいいことは、数学・英語の中間テストの見直しです。
先ほども書いたように、数学・英語は積み上げの教科なので、中間テストの範囲の上に期末テストの範囲が乗っていきます。
例えば英語だったら、中間テストの範囲のbe動詞をきちんと押さえていないと、今回のテスト範囲の理解は厳しくなります。
 
 

暗記系はコツコツ

 
暗記系は前日にまとめて一気に覚える、という人が多いと思います。そんなに早く暗記しても、テストの時に忘れるから、という理由からだと思いますが、暗記系はできるだけ早くスタートさせて、テスト期間中、コツコツ継続したほうが効果的です。
 
なぜかというと、暗記したものって、実際に問題を解くことで定着するからです。
 
もちろん一夜漬けでなんとかなるのは暗記系ですが、「それを使いこなして問題を解く」という実践ができていないため、「ただ空欄に語句を埋めるだけ」というような問題にしか対応できないことになります。
 
暗記系は、特別に「勉強時間」を設けて取り組まなくても、隙間時間でもできるので、できるだけ毎日取り組みましょう。
もっとも効果的な順序は、「暗記する→それを使って実践問題を解く→解けなかった問題を覚え直す」という順序だということを、覚えておいてください。
 
 

「解き直し」に時間をかける

 
授業の振り返りをする。暗記系をコツコツと取り組む。もう1つテスト勉強で大事なのは、実践問題を解く、ということです。
 
ここで最も時間をかけたほうがいいことは「解き直し」です。
すでに解き終えた学校のワーク・小テスト・プリントの解き直しを、テスト期間の中盤くらいには取り組むようにしましょう。
 
なぜ「解き直し」が重要かというと、「問題」として出題されているということは、その範囲の中で重要だ、ということですよね?
つまり、ワークなどの解けなかった問題というのは、「重要だけど、まだ解けるようになっていない項目」なわけです。
 
だから、「解き直し」はテスト勉強の中でも最も時間をかけて取り組むべきことなのです。
 
理想は、同じ問題を3回解くことです。3回は無理でも、最低2回は解くようにしましょう。これをめんどくさいと思う人は多いと思いますが、どんなことでも、1回やってできるようになる、ということはないのです。
 
なお、こちらの記事でも書きましたが、「間違えた問題」だけ解き直すと、見落とす項目が出てきます。ぜひ、こちらの記事も参考にして、「解き直し」に取り組んでください。
 
 

まとめ

 
たとえ中1の中間テストでいい点数が取れた人でも、油断せず、早めに期末テスト勉強をスタートさせましょう。
中間テストよりも量もレベルも2倍くらいだ、くらいに思って、取り掛かるのがいいと思います。
 
また、中1の中間テストで悔しい思いをした人こそ、反省点を活かして、勉強量を増やしましょう。
 
焦らずに、「習った内容の振り返り→暗記系をコツコツ→解き直し」に取り組んでみてください。
 
 
2学期制の学校の人は、初めての大きいテストがいきなり広範囲から出題されることになります。
量の多さに戸惑うと思いますが、こちらの記事を参考にして、やるべきことをピックアップして、落ち着いて1つ1つ取り組んでいきましょう。
 
 
 
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