先日LINE@に、中2のお子さんのお母さまから、こんな質問をいただきました。
 
部活が忙しくなり、家に帰ってから勉強している時間がありません。
土日も遠征などがあり、まともに勉強時間を確保できるのが、部活が休みになるテスト週間くらいです。
中2の勉強は大切だと聞いているので、この勉強量で大丈夫か不安です。
勉強時間が足りなくてもできる、効率的な勉強法ってありますか?」
 
中2というと、部活でも主軸になってくる学年。さらに学校によっては、強豪チームだと朝練まであったりして、本当に家庭学習の時間が確保できませんよね?
 
でも、そんなことには関係なく、勉強の内容はどんどん難易度が上がっていくので、全く家庭学習をしていないと、「気がついたら分からなくなっていた」ということになりかねません。
 
今回は、「勉強時間が確保できない、部活で忙しい中学生にオススメの勉強法とは?」についてお伝えさせていただきます。
ぜひお子さんと一緒に読んでみてください。
 
 
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勉強時間が取れないことを逆手に取る

 
家で勉強できる時間が少ない、というと一見デメリットのようにも見えますが、実はマイナスのことばかりではありません。
 
私もたくさんの生徒さんを見ていて感じるのですが、部活が忙しいお子さんほど、ここぞというときの集中力がものすごかったり、日頃から効率よく勉強をする癖がついているのです。
 
大人の社会でもよく「仕事は忙しい人に頼め」と言われますが、時間が確保できない、ということは逆にチャンスだと考えて、「質の高い時間を過ごす」ことに集中しましょう。
 
 

効率とは?

 
「効率がいい」というと、「いかにラクをして早く宿題を終わらせるか?」というイメージがありますが、早く終わらせるだけが「効率がいい」わけではないんです。
 
「効率」とは、、
1)機械などの、仕事量と消費されたエネルギーとの比率。
2)使った労力に対する、得られた成果の割合。  (goo国語辞書より)
 
ということなんです。つまり、「効率がいい勉強」とはどういうことかと言うと、
 
1)いつもよりもスムーズに(苦労せず)、たくさんの量を進められた・理解が進んだ
2)勉強にかけた時間の割には、成果が得られた(量が進んだ、理解が深かった、点数が上がった)
 
ということです。
 
 

早く終わらせるだけに焦点を絞らない

 
一言で言うと、ダラダラと長い時間をかけて取り組むのではなく、「いかに必要最小限の時間で、高い成果を得られるか」が勝負になってくるのです。
 
この「高い効果を得る」ということを忘れてしまうと、単に手抜きなだけになります(笑)
解答を丸写ししたりチャラ字で書いたり、とにかく早く終わらせるだけ、ということになってしまいます。
 
まずは、「なんでもいいから、早く宿題を終わらせる」のではなく、「今と同じくらいの時間で(または今よりも少ない時間で)、今よりも高い成果を出す」という考え方に切り替えてくださいね。
 
 

少ない時間で質を高くするには?

 

「中断」はないか?

 
まず最初に見直すことは、勉強している時に「中断」していないか?ということです。
誰かに話しかけられる、テレビをつける、友だちからのLINEに返事をする、ゲームに手が伸びる、などなど。
 
1時間もやってるのに宿題が終わらない・・と自分では思っているけど、実はけっこう「中断」してしまっている、という場合が多いのです。たった5分の中断でも、再スタートする時、脳が元の状態に戻るのには時間がかかります。
 
たった30分でもいいので、「中断しない30分」というのを経験してみてください。
 
まずはここに焦点を絞って取り組んでみましょう。
 
 

どの時間帯が集中できるか?

 
どの時間帯が、一番気が散らないかは人それぞれです。夜の方が集中しやすい人もいれば、朝の方がはかどる人もいます。が、先ほどお伝えした「中断」を考えると、だんぜん朝の方が誘惑は少ないですね。
 
私は夜型なので、集中して文章を書きたいときなどは夜に時間を確保しますが、そのときは、スマホもテレビも、「自分が中断しそうな要素」は全てOFFにします。
中学生ではなかなかそこまで徹底できないと思うので、そういう人は、「中断のない30分」を朝に確保する方がいいかもしれません。
 

宿題を「重ねる」テクニック

 
今よりも少ない時間で宿題を終わらせ、質もキープする方法があります。それは「宿題を重ねる」という方法です。
 
 どういう意味かというと、、
 
例えば、今日やらなきゃいけない宿題が
・自主学習ノート1ページ
・スペリングテストの勉強
・英語の予習  だとしたら
 
スペリングテストの勉強を自主学習ノートに書き込むと、一度に2つの宿題を終えられるし、単語も覚えられますよね?
こうやって共通できる部分を「重ねる」んです。
 
次は、英語の予習。これはどうやって重ねるか?というと、、
 
英語の予習をしたら、それと同じ範囲の英語のワークを少しだけでもやっておくのです。
今日の宿題には出ていなくても、明日以降で確実に出ますからね(笑)
 
予習したばかりなので、単語の問題や、基本問題などは解けるものもあると思います。
これをすることで、明日の宿題の負担も減るし、ただ予習するだけよりも力がつくので、質も上がりますね。
 
まあ、こんなにうまく重ねられることは少ないかもしれませんが、出された宿題を順番にただただこなしていくよりも、時間も短縮できる上に、質も高くなる方法なので、ぜひ、やってみてください。
 
 
 
 

宿題以外の勉強を絞る

 
中1の頃は、家庭学習が宿題だけで終わっても、授業についていけますが、中2以降は宿題以外の自主勉強を少しでも毎日確保することが望ましいです。
 
しかし、時間が限られているのだから、あれもこれも、、はできません。
この章では、1日10分で最大限の効果が得られる勉強をお伝えします。
 

その日のノートを見直す

 
部活で忙しいから、宿題だけで終了!という人もぜひ、10分だけ取り組んでみて欲しいのが、「その日のノートをさっと見直すこと」です。
 
人間の記憶って、新しいことを覚えてから24時間以内に7割以上が抜けていってしまう、というデータがあります。正確には、24時間以内に74%、1週間以内に77%が忘却していきます。
つまり、24時間以内に、さっとでもいいからもう一度目を通すことが、忘却のスピードの歯止めになるわけです。
 
まだ記憶が新しいうちに、授業のノートに目を通す癖をつけましょう。
赤字で書いてあるところや、枠で囲ってあるところなど、その日習った重要点だけでも、「目で拾っていく」感じで読んでいきます。
 
私の生徒さんの中には、行き帰りのバスの中でこれを終えてしまう、という効率のいい生徒さんもいます。
 
 

明日習う教科書を斜め読み

 
実は「予習」というのは、ものすごく質の高い勉強です。
授業の理解度も断然上がるし、予習をすることで、1つの項目を(復習を入れると)3回も勉強することになるからです。
とはいえ、なかなか予習までは手が回らない人がほとんどだと思います。
 
予習と言っても、大それたことをする必要はありません。宿題で出されている以外の予習のやり方は、「次の日に習う、教科書のページを斜め読みする」たったこれだけでOKです。
 
つまり、「全く知らないことを、当日いきなり習う」という状態でなくさせるのが目的なのです。
「へぇ、明日は、複雑な公式を習うのか、、」「明日は、戦国時代に突入するんだな」これくらいのことを把握しているだけでOKです。
 
その際、もし気になる言葉があったら、印をつけておくと、より効率良く授業に臨むことができます。
 
 
 

まとめ

 
「部活で忙しくて勉強時間が確保できない」というセリフは、私もよく耳にするし、実際、彼らは本当に過密なスケジュールをこなしているので、「宿題すらもままならない」という状況は分かりすぎるほど分かります。
 
しかし、「部活をしている時間」というのは、自分でどうしようもありません。
大切なのは、「部活以外の時間」に目を向けることです。
そして、「部活で忙しいからこそ、集中力や効率を高めることができる」という強みを活かしましょう。
 
「時間がある」ということは、必ずしも良い方向に働くとは限らないのです。
 
今回の記事で書いたように、できるだけ「質の高い勉強」ができるよう、心がけてみましょう。
 
そして、せっかく頑張っている部活なので、「これのせいで自分は勉強できない」「暇な部活の人はズルい」という考えに陥らないようにして欲しいなぁと思います。
 
 
 
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