ダラダラ勉強するんじゃなくて、集中して勉強しなきゃ、、と頭では分かっているのに、なかなか集中できない。というお子さんは多いですよね。
 
部活も忙しい。宿題もたくさんある。テストも迫ってきている。
なのに、集中力が続かない!!
長時間、机に向かっていたのに、結局勉強した量はほんの少し!
 
 
そういう場合は、まずは集中できない原因をはっきりさせることが優先です。
 
今回は「勉強に集中できない原因をスッキリさせて、集中力を高める方法」についてお伝えさせていただきます。
 

 

集中を妨げている原因を把握する

 
 
たとえ「集中力が高まる音楽」を聴いていたとしても、目の前に「勉強を中断させるもの」があったら、集中できませんよね?
まずは、「集中を妨げているもの」「集中を中断させるもの」をはっきりさせましょう。
 

中断させるものを書き出す

 
勉強をしているときに、集中を妨げているものは何でしょう?白い紙を用意して、率直にそれらを書き出してみましょう。
 
これは人によって違うと思うので、「自分の場合は、これだ」と思うものを自由に書いてください。
 
世の中にはたくさんの「集中できる方法」がありますが、自分自身の「中断の原因」をはっきりさせないと、あまり意味がない方法になってしまいます。
 
スマホ、ゲーム、テレビ、弟の話し声、空腹感、心配事、、、などなど、人によって様々な原因があると思います。
 
 

物理的なことは?

 
書き出した事の中で、スマホ・テレビ・ゲーム・漫画のような物理的なことは、勉強をするときにいったんOFFにしましょう。
 
OFFにする、というのはどういうことかというと、「電源を切る」「目に入らない場所に置く」「別の部屋に移す」など、そのモノへの関わりを絶つのです。
 
友だちからLINEが来るかもしれない、、という理由で、ずっとスマホを離せない人もいるかもしれませんが、最初は、たった10分や20分でいいのです。
お風呂に入っているときも、それくらいの時間はOFFになっているはずなので、思い切って「手の届かないところ」に移しましょう
 
また、家族の話し声で集中できない、ということが最も大きな原因だという人もいると思います。
そういう場合は、夜以外は別の場所(図書室や友だちの家など)で勉強したり、早朝に勉強してみるなど、時間帯を変えてみるのも手です。
 
 

精神的なことは?

 
友だち関係や部活のこと、進路のことなど、いろんな悩みに直面する時期だと思います。
問題を解いているつもりが、いつの間にか頭の中は、その悩みでいっぱいになっていた、という人もいると思います。
 
こういう場合は、いったん、自分が何に悩んでいるのか、何が心配か、を書き出しましょう。
 
悩みって、頭の中にあるから、もやーっと常に不安な感じがするのですが、言葉にして書き出すことで、以外にスッキリします。
書き出した時点で解決してしまう、なんてこともあるくらいです(笑)
 
書き出したら、「自分が変えられるもの」と「自分では変えられないもの」に分類しましょう。
 
例えば、「明日の小テスト、どうしよう」というのは、「変えられるもの」です。今から頑張ればいいですからね(笑)
「昨日の小テスト、多分点数悪いはず、、どうしよう」これは変えられません。しゃあない、です(笑)
 
こんな感じでざっくり分類したら、「自分で変えられるもの」の中で、自分の頭の中に占める割合が最も大きいものを選びましょう。
 
そしてそれを先に解決してしまうのです。もしくは、今解決できなくても、「着手する日」を決めるだけでもOKです。
 
ここまで終わったら、書き出した内容に、取り消し線を引くか、丸めてゴミ箱に捨ててしまいましょう(笑)
文字通り、「手放す」のですw
 
 

集中の型を作る

 

気分に左右されない

 
やる気がある時やテスト直前などは集中できるけど、そうじゃない時は集中できない。というように、気分や条件で査収されずに、「自分から集中状態に入れる」という型を身につけてしまうことが大切です。
 

集中の儀式を作る

 
勉強時間に入る前に、まずは1章でハッキリさせた「自分の集中を妨げるもの・こと」をOFFにしましょう。そして、「よし!今から集中するぞ!」と宣言してみましょう。
 
「集中ゾーン」に入る前に、必ずやることを決めておくのがオススメです。なぜなら、やる気や状況に関係なくこれをすれば集中ゾーンに入れる、という「集中スイッチ」を自分で作っているようなものだからです。
 
深呼吸をする。その場でジャンプをする。頬を2・3回叩く。など、自分に向いている「集中スイッチ」を作ってしまいましょう。
 

タイマーで時間を区切る

 
なかなか集中できない人には、タイマーを使って時間を区切ることがオススメです。
集中の儀式を終えたら、タイマーをセットして、勉強をスタートさせます。
 
最初のうちは、10〜20分くらいの比較的短い時間に設定することがポイントです。まずは「中断のない20分」「集中が妨げられない20分」というのを体験することが大切です。
 
さらに、少し多めの量の勉強を用意しておくと、「集中ゾーン」に入りやすくなります。普段なら1時間くらいかけて、ダラダラ取り組んでいるような内容を、20分で終わらせようとするので、結果的に集中ゾーンに入ることができるのです。
 
少し慣れてきたら時間を少し長くしたり、時間で区切るのではなく「宿題にかかる時間をタイマーで計測して記録する」ようにしたり、という感じで取り組んでみてください。
 
 

まとめ

 
勉強の集中力を高める方法というのは、世の中にたくさんあります。
しかし、自分が何によって集中を中断しているのかを把握していないと、それらの方法が逆効果になる場合もあります。
 
極端に言えば、音楽が集中をいつも中断させているのが原因なのに、「リズムのいい音楽で集中力を高める方法」をやっていたのでは、逆効果ですよね?(笑)
 
まずは、自分自身の「中断の原因」をすっきりさせてから、勉強をスタートさせる、ということをやってみてください。
 
また、その時の気分や状況で、集中できる・できないが決まるのではなく、自分で集中ゾーンに入ることができるような、型を作っておくことは、有効な方法です。
 
ストレッチをして、冷たい水を飲んだら、勉強スタート。というように、自分なりの手順を作ってしまうことで、「結果的に集中できた」のではなくて、「集中しようと思ったから、集中できた」というように、自分主導になることができます。
 
たった10分でも、20分でもいいので、自分で集中ゾーンを作り出す、という経験をぜひしてみてくださいね。
 
 
 
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