「勉強をスタートしたけど、いつも、なんだか気持ちが乗らないみたいで、すぐ遊んでしまう」というお子さまは多いのではないでしょうか?
 
私も、これは、保護者の方からよくいただく質問内容です。
宿題は山積みなのに、ダラダラして進まないのを近くで見ると、つい、小言を言いたくなってしまいますよね?(笑)
 
今回は「勉強に気持ちが乗らない子どもに、勉強のやる気を出させる方法とは?」をお伝えさせていただきます。
 

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「負け癖」がついていない?

 
 
人って、「負け癖」がついてしまっていることに対しては、気分も乗らないし、乗らないまま強引に進めたとしても、なかなかやる気にはならないものです。
20戦20敗の野球チームの士気を高めることは、至難の技ですよね(笑)
 
これは、子どもも同じです。
 
「テストを受けるたびに、点数が上がるし、がんばった分だけ結果として反映されるし、授業もだいたい聞いていれば、わかる」という状態であれば、「全くやる気がなくなる」ということはありません。
子どもは特に、「できること」をすることは、好きですからね!
 
どうしてやる気がなくなるのか?
それは、「やってもどうせダメ」という思いを、深く抱えてしまっているからなんです。
 
「どこから分からなくなったのかも、よく分からない」
「毎日、鬼のように出る宿題も、ぜんぜん分からないから、とりあえず怒られないように書いているだけ」
「テストを受けたら、70点、66点、60点、、、と下がっていく一方」
 
「やる気喪失」というのは、いわゆる「負け癖」から来るんです。
 
では、この「負け癖」から抜け出すためには、どうすればいいのでしょうか?
 
 
 

「負け癖」から抜け出すために必要なこと

 
勉強に対して気持ちが乗らない。やる気喪失になっている。このようなことの根本にあるのが、過去にうまくいったことがないから「やってもどうせダメ」という負け癖がついてしまっていることです。
 
そこから抜け出すためには「成功体験」が必要です。
 
「成功体験」を経験することで何が変わるかというと、「やってもどうせダメ」というセルフイメージから、「やったら、少しは変わるんだ」というセルフイメージになることです。
 
どんなに小さな成功体験でも、それが自分の中に残ることで、次に「できない」ことにチャレンジする時に、その成功体験が「足場」となります。
 
つまり、「あのときも、こんなのできないと思ってたけど、少しがんばったらできるようになったから、今回もきっとできるはず」「今回のことも、この前のことと同じことだ」というように、前回の成功体験をもとに取り組むことができるのです。
 
この「成功体験を得る」ということは、子どもにとって大切なことです。
子どもの頃に成功体験を多く積むことによって、「自分はできる」「がんばったらきっと上手くいく」というように、楽観的に自分を信じる力が身についていくのです。
 
 
 

成功体験を得るには?

 
では、どんなふうにしたら、成功体験を得れるのでしょうか? この章ではいくつかの方法をお伝えさせていただきます。
 

得意教科の少し難しい問題に取り組む

 
得意な教科の中の、少しだけ難しい問題に取り組んでもらう、というのは有効な方法です。今の実力よりもちょっとだけ難しい問題にチャレンジしてもらのです。
特異な教科や好きな教科であれば、スタートする時の心理的な抵抗が少ないものです。
「今まで解いてこなかったような難しい問題を自力で解けた!」ということは、強烈な成功体験になります。
 
 

「取り組んだ」ということを褒める

 少しレベルの高い問題を制覇することで、強力な成功体験を得られることは事実ですが、とことんまでやる気を失っている子どもは、難問を目にしただけで、萎え萎えになってしまいますよね?
すでに戦意喪失になってしまっている子どもには、なかなかハードルが高い方法です。
 
そういう時は、まずは「やった」という事実を褒める、ということが大切です。
 
「宿題、全部やったんだ、がんばったね」「勉強しなさい、と言われる前に取り掛かっていたね。えらかったね!」というように、周りと比べたり、自分が望むものと比べるのではなくて、「絶対評価」をしてあげることがポイントです。
 
この「がんばったことを褒める」ということを繰り返していくと、子どもの脳の中には「報酬回路」というものが作られていきます。「がんばったら、何かいいことがあるぞ」という記憶として、脳に刻まれていくわけです。
 
この報酬回路を作ることが、「やってもどうせダメ」という思考パターンから抜け出すための、最初の一歩です。
 
 
 

「やり切った」という体験をさせてあげる

 
勉強に対して「負け癖」が付いている子どもには、「100点を取った」というような「成果に対する成功体験」がもちろん大切なのですが、そこにたどり着くまでには「自分でやり切った」というように「プロセスに対する成功体験」
積み上げていくことも大切です。
 
先ほどお伝えしたように「取り組んだことを褒める」ということで報酬回路をしっかり作り、次に「やり切ったこと」で成功体験をさせるのです。
 
まずは「これくらいならできるかな?」ということに取り組んでもらいましょう。もちろん勉強にこしたことはないのですが、最初の取り掛かりは勉強以外のことでも全然OKです。
 
「自分の部屋のゴミ箱の中をきれいにする」「ベッドの布団を揃える」など、生活に関することでも構わないし、
「習い事に遅刻せずに行く」「毎日10分、家で素振りをする」などでもOKです。
 
また、「1ヶ月やり切った」というように「期間をやり切る」ものでも、「1冊仕上げた」というように「量をやり切る」ものでも構いません。
 
 

やり切ったことを褒める

 
「期間」でも「量」でもいいので、子どもがそれをやりきったら、本気で褒めてあげてください。
たとえそれで点数が上がらなくても、堂々と褒めちぎってあげるのです。
 
「あんたはやりきったんだから、そのことだけで、すごい!」
 
大人が断固として、そう言い切ることで、子どもにとっては、やりきったことが成功体験に変わり、大きな自信につながっていきます。
 
ただし、「やり切っただけで、スゴイんだよ!」と本気で褒めるためには、「負け癖から抜け出して、自分から勉強に向かうようになるまでは、結果は問わない」という大人側の覚悟が必要ですけどね(笑)
 
 
 

まとめ

 
いつも勉強に気持ちが乗らない、やる気を喪失している子どもは、勉強に対して「負け癖」がついてしまっています。
どうせやってもダメ。という思考パターンが身についてしまっているのです。
 
ここを抜け出すには、「やり切った」という成功体験を積むことが大切です。プロセスに対しての成功体験を積むことで、「そのことで点数が上がった」という成果に対しての成功体験を得ることができます。
 
こここそが「やる気」の根本です。
 
私たちは、「子どものやる気をどうやって出させるか?」と考えがちですが、「出させる」ことはできません(笑)
 
「私でもやり切ることができた」「私でも、やったら点数が上がった」
そういう成功体験をどれだけアシストできるか?
 
という視点に切り替えて接していくべきなのです。
 
 
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